Kamil Galeev 氏投稿を訳した記事一覧は、こちら

彼らはおそらくできないだろう。中国は精密な製造ツールを十分に生産していない。ミサイル産業を含むロシアの軍事産業は、ドイツのツール、ドイツの切削液、ドイツのソフトウェア(Siemens&Heidenhain)を使用している。私は後者が接続されていないという証拠はない

ほんの一例だ。これはロシアの潜水艦発射弾道ミサイルR-29RMUシヌヴァだ。これはプーチン時代の新しい兵器だ。ソ連崩壊後に生産され、完全に輸入に依存している。クラスマッシュ(クラスノヤルスク機械製造工場)で生産されている。

理論的には、弾道ミサイルの製造は秘密である。しかし、オープンソースから多くのものを得ることができる。クラスマッシュのファクトリーの雑誌https://krasm.com/Files/3053-Sineva_1-2017.pdfのように。多くの新しいイノベーションの中で、彼らがZET-Chemie社による切削液について議論している5ページを見てほしい。

クラスマッシュの雑誌Sinevaは、同社が使用している工具や器具などの生産者の名前をすべて挙げているわけではない。しかし、新しい切削液は明らかにドイツのZET-Chemie社によって供給されたものであり、それは2017年、クリミア半島のかなり後のことであった。

2017年の次の記事を見てみよう。
「ドイツとチェコは、ロシアが核弾頭を発射できる弾道ミサイルSarmatとSinevaを製造するのを支援する」
以前はこのような記事がもっとあり、ほとんどが見ることが出来なくなった。これは数少ない残りの1つだ
訳注：RUCOMPROMAT 協する図書館の百科事典 より、機械翻訳で日本語で読める

この記事の匿名の著者は、ロシアのテレビ番組の自慢話から、ロシアの技術輸入について多くの情報を引き出すことができた。弾道ミサイル製造工場にあるVLC 4000 ATC+C1が映っている。

0:07を見てほしい。

VLC 4000 ATC+C1は、シーメンスのパートナーであるチェコのTDZ Turn社が生産している

TDZ Turnはウェブサイトで、「中欧、ロシアでのシェアが高い」と主張している。

チェコの機械がどのようにしてロシアの弾道ミサイル製造工場であるクラスマッシュの手に渡ったのか、正確な追跡は難しいかもしれないが、推測することは可能であろう。

同社のウェブサイトには、パートナーとして「КР Пром」社が掲載されている。

そして、КР Пром社は弾道ミサイル生産工場であるクラスマッシュのサプライヤーである。

おそらくTDZ Turn社は、КР Пром社の代理店を通して、Krasmashを含むロシアの軍事工場に工作機械を販売するのだろう。

ロシアの軍事産業を理解するための重要な事実:
1)そのほとんどは二重利用である。民生品と軍需物資の両方を生産することができる。それはスターリンによってこのように設計されたものだ
2)ソ連の技術チェーンは1990年代に死滅し、復活させることができなかった
3)プーチンの再軍備は全面的に輸入に依存している。

どの輸入だったのだろうか?まあ、部品の輸入に関しては複雑だ。かなり多くの国から輸入している。2014年、一部の国(アメリカ)がその輸入を減らそうとし、他の国(フランス)がそれを増やすために一生懸命努力したときに、ある程度の乖離が起こった。

しかし、工作機械の輸入の状況はもっと単純で（非常に地理的に集中した産業である）、ソフトウェアについては、最も単純である。ソフトウエアは、ドイツの2つの会社によって提供されているようだ。そして、それが切り離された形跡はない。スレッド🧵終了

追記：ロシアの軍需産業にソフトウェアを供給しているドイツ企業は、シーメンスとハイデンハインの2社

更に追記：軍事産業におけるソ連のサプライチェーンが崩れたのは、2014年以降のことだ。クリミア後、ロシアはユジマッシュとモーターシッヒの生産を代替輸入しようと努力したが、部分的な成功にとどまった。ロシアがドニプロとザポロジエを掌握すれば、その軍事力は格段に強くなる