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haru9精神疾患20年選手。幼女期、側溝で頭を殴打し、生死の境からリターンしてきまし…

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haru9精神疾患20年選手。幼女期、側溝で頭を殴打し、生死の境からリターンしてきました。

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  • みんなのギャラリー用イラスト集

  • 作ってみた料理日記集

    一切料理をした事ない人間が料理をちゃんと作れるようになれたらいいな、の日記集です。

  • 短編小説集

    自分の短い私的なそして詩的な小説をまとめてみようかと思いとりあえずやってみます。

最近の記事

たまに思い出す「渡りきるなら渡りきれ!」の話。

こんにちはー、普通に書き出す遠山ハルです、精神疾患ありです。 個展の準備などを色々しつつ、くんちの「絵なんて描いてりゃ上手くなるよ」という呟くようにおっしゃってたことが、ほんのちょっとわかった今日この頃です。 毎日、ちょっとずつ、丁寧に描いていたら、なんか上手くなってきたような気がします。 昨年の正月あたり、(約1年前くらい?)に描いていた絵とは何かが違うなと。。 その1年前に、小さなキャンバスに男の子を描いてたんです。でも、自分的に背景も上手く描けなくて、失敗だなと

    • 個展のお知らせの話

      ヤッホーnoteのみなさん遠山ハルです、出だしからKTちゃんのパクリです。精神疾患ありです。 今回だけ、ずっと遠山ハル名義でやってきました、このnoteで、とうとう(ようやく?)本名を晒していこうかな?と思いました。 というのも、もうすぐ個展なのです。それもなんかよくわからんけど本気で頑張った絵達を描いたのです。 メンヘラの絵?と思うかもしれませんが、そして私もまだまだ絵描き人生も途中ですが、ここが一旦ターニングポイントだなというくらい頑張って描いてきた絵です。 しか

      • 晴天の下のうさぎの穴の話。

        真っ逆さまです。 たくさんの良いことあっても、脳がばぐるとビックウェーブのような鬱状態がやってきます。 おはようございます、今泣きながら布団の中で、これを書いております、遠山ハルです精神疾患ありです〜。 休んでおれやって感じですが、こうやって文章におこすと、客観的になれるので、書いてます。 昨夜から謎に発生したこの状態。どうした自分。 苦しいんですよ。呼吸が上手く出来なかったり、もう嫌だ〜って歯を食いしばりながら、泣いてたんです昨日。 明日病院だから、今日中に実家に

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          みんなのギャラリー用イラスト集

        たまに思い出す「渡りきるなら渡りきれ!」の話。

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          28本
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          3本
        • 短編小説集
          6本

        記事

          作ってみた、その③

          寒い!ような、あったかい?ような、微妙なお正月、いかがお過ごしでしょうか? どうも明けましておめでとうございます遠山ハルです、精神疾患ありです。 最近上京して、あまりにも低いその生活能力をなんとかすべく、まず、スーパーへ行って、何がどこにあるのか、探す、というミッションを年末はやっておりました。 いやぁ、果物、高いねぇ…ほんと、高いねぇ。 なのに、正月実家でりんごが毎日切られててできて、ありがたみ、というか、ああ、母は元高校教師、稼いだ額が人生レベルで私と違うんだな、と

          作ってみた、その③

          作ってみた②

          どうも、おはようございます遠山ハルです、精神疾患ありです。 いや〜大晦日。大安だよ、絶対嫌なこと起こるから静かにしてよう。と、なんでか大安を勝手にディスってしまう大晦日。 まあ、大体嫌なことあると大安日だったりするので、一種のトラウマですね。ごめんよ、大安。 今回は、水から作る、チキンラーメン野菜ときのこ入りです。 まず水を規定量いれて、野菜ときのこいれて、チキンラーメンをぶち込みます。 そして、火をかけて約10分煮る。 チキンラーメンのめんの溶け具合がドロドロになるくら

          作ってみた②

          作ってみた、その①

          どうもこんにちは、遠山ハルです。精神疾患ありです! 引越したやさきに、自炊、という壁にぶつかっております。 近所に住んでる友達なぞから、「じゃあお前はもう自炊をしろ!」とアドバイス?をもらいました。 あと、これから独りでも食べたいものを作れるようになった方がいいよーって。 私はその辺の感覚が狂っているので、特に食べたいものないんですが、さすがにカップラーメンの残り汁で餅を食べてみて、あ、これはだめだな、と。なんでも食えりゃいいってもんじゃないことに気づきました。 しかしス

          作ってみた、その①

          終われ23年よ、の話。

          久しぶりに日記です。遠山ハルです、精神疾患ありです。 もう年末ですね、友達の少ない私ですら忘年会に誘われて、師走な感じを味わってます。 …ということで (え?どういうこと?)引越しました。上京です。なんと一人暮らし。 いつかは独りで暮らそうとは思っておりました。 でも、なんで急に?…というと、最初は母からの提案でした。 まだ両親が元気なうちに、独りでやっていける力をつけとけ、ということです。 なんか、ありがとう、MOTHER! お金を父のゾンから借金して、部屋を探し

          終われ23年よ、の話。

          超短編詩的小説「空っぽの世界」

          眼を開ける。 い、い、じ、ま… 鍵盤楽器のための、練習曲が、轟音の隙間に、聴こえる。 せ、き、す、い、ハイム… 闇が流れる光で照らされていく。 に、く、の、万世… 小さな森の中の灯りに、人が、これまたちいさくみえては消えていく。 85.9…85.6…85.2… blue brack の色した森。 ど、う、ぶつに、注意… いま、べつに、生きてることに疑問をもったって、それは罪ではない。 で、ぐち、まで、2キロ… 自由を持て余していたの? 誰にも、答え合

          超短編詩的小説「空っぽの世界」

          短編詩的小説「ひとふさの髪の世界」

          触れることなく そよぐその髪をただみていた 深い深い眠りを仕舞おうとして 指を使って土を引っ掻くこと3日 その横には大きな蟻塚のようなものができた しかし3日目の夜半にはもう その髪のひとふさも残っていなかった 何も知らせのなかったその裏切りに ただ沈黙することにした 裏切りだ裏切りだと眼球の裏側が 苦しい暑い冷たい怖い 何をみても 沢山の世界があろうと 横たわる闇の隣には誰もいなくなった からっぽの墓穴だけが そこに残った 哀しいなんてものじ

          短編詩的小説「ひとふさの髪の世界」

          短編詩的小説「レモンの世界」

          手のひらで、檸檬を、もてあそんで、戻す。 その人はそれから席をたっていった。 動きに眼が離せなかった。 浮かびあがるその香は、ほそい螺旋を描いて消える。 もう他の誰のこともみえないのだ、と心臓が高鳴る。 氷がまるく、傷つけられてグラスに収まった。 ひとくちだけなめて、帰りたい。 でもこの高鳴りは身体に重く重く圧をかけ、 小さく開いた窓からみた月が、大きくて、怖いのだ。 ところが檸檬には、急にナイフがはいり、レモンの輪切りになって、冷たい紅茶へ添えられた。 止

          短編詩的小説「レモンの世界」

          短編詩的小説「11本目の指の世界」

          電話する。 男がでた。 待つのは嫌いだというと、切れた。 月あかりのもと、バルコニーでシガレットをふかしながら、いち、に、さん、4、 5、6で、見えない最後の足の指を数えた。 冷たくて誰もいない夜の牧場を夢想して、昔は祈るように眠って。 今はベッドに戻って眼をこれ以上ないくらいひらいて、身体中の水が乾くのを待ってる。 愛しい指。 光はきらりと滑って堕ちた。 もうない。わたしの愛しい指。 11本目の、みえなくなった、最後の指。 愛と共に、さよならを。 さよな

          短編詩的小説「11本目の指の世界」

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          みんなのギャラリー用イラスト集

          みんなのギャラリー用イラスト集

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          「静香の世界」

          静香は最初、何を言われているのか、把握できなかった。 わいわい、がやがや。 そして静香は静香という名前からして、本当に静かな女子だった。 (何せ丑年だもんね、遅いよねぇ、が母の口癖なくらいだ) そこは夜の混沌とした、同窓会という名の飲み会の席でのことだったのだ。 わいわい、がやがや。 「お前その歳で彼氏もいねーのかよ笑」 そう、静香の脳内にやっとその意味が届いた時には遅かりし、なんちゃらやで、当の発言者は他のグループのもとで子供の可愛さを語り合っていた。冷静にい

          「静香の世界」

          くんちの仕事場の再訪の話。

          お久しぶりです。遠山ハルです、精神疾患ありです。 昨日は、くんちの仕事場図々しくもお邪魔させていただきました。 いゃ〜楽しかったです、私はね。くんちはどうだったのかはわかりません。仕事なぞ邪魔されてる、とか思われてたらどうしよう〜(汗) なにせ、実は、くんちとかあだ名でこのnoteでは呼ばせて頂いてますが、くんち、すごい人間なのです。そう、実はすごい人間なのですよ。(強調) 理路整然、嘘はつかない、大物イラストレーターさんなのです。私がちょっと重い気持ちを精神疾患を告白

          くんちの仕事場の再訪の話。

          短編詩的小説、「小さな世界」

           泣き出しそうな夕日が私をみてる。  私はどこにいるのだろう。 そこは病院、いつもの時間。もう余命とかなんとか疑わしい医者の発言で元気のない妹がベッドで泣いてる。説得力だけは定評のある私の「大丈夫」を繰り返す。 そこは私の家、いつもの時間。父が夕刊を読み、バッハを聴きながらそれ以外何も関心ないかのように、そこにいる。座ってる。 そこは学校のアトリエ、いつもの時間。友達がシャツの袖から、ほんの少しの油断でみせた、リストカットの跡、笑いながら気がついてない。 そこは公園、

          短編詩的小説、「小さな世界」