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「美しい」から始まるPRをしたい。

24年間、私は生きてきた。

ピラミッドを見たとき、川上未映子さんの「すべて真夜中の恋人たち」を読み終えたとき、初めてGUCCIのパフュームをつけたとき、好きなひとと抱き合ったとき、生きていることが嬉しくって、嬉しくってたまらなる瞬間が、24年間の中に幾度とあった。

そのときに感じる、香りか潤みかなにかを、「美しい」と思って、ひとつひとつ心にしまっては揺蕩わせながら、1日1日と歩いてきて、辿り着いたのが今日。

しかし、ときどき、私は「美しい」と思うものを「美しい」と言えない日があった。

2019年3月、社会人2年目が終わろうとしている。

私は新卒で、とある旅行会社に入社して、今はマーケティング部門で、広報を担当している。業務内容は面白いことばかりで、いろいろな種類のものがある。なかでもメインの業務は、航空会社や各国の観光局とのタイアッププロモーション。おかげさまで行ったことがないけれど、行ったことがあるように思えるほど知識と愛着がある国がたくさんできた。

公式Twitterを運用していたり、Twitterユーザー向けのオウンドメディアの編集長をしていることもあり、プロモーションの相談では、主にSNSを絡めたものを多くいただいている。また、振り返れば、かなりの数のプロモーションを実施させていただいてきた。

どんなプロモーションが、良いプロモーションなのか。というのは、その時々で変わるものだと思っている。私はとにかく目標達成が好きなので、目標達成ができたとき、そのプロモーションは良いプロモーションだと言えるのではないかと思っている。

なぜ、目標達成が好きかというと、クライアントも別部署の社員も同じ部署の上司も私も、全員が分かりやすく喜べるからだ。

というところまで書いて、あえて書き直すことにする。

2019年3月、社会人2年目が終わろうとしている。

私は新卒で、とある旅行会社に入社して、今はマーケティング部門で、広報を担当している。プロモーションを考えるときはいつも、「これだ」と確信できるアイディアが浮かぶ。だけど、なかなか企画書に落とせない。落とせたとしても、なかなか社内にも社外にも伝えられない。それは、私が企画書を作るのが下手だからかもしれない、また、私の営業が下手だからかもしれない。もちろん、そのことは重々承知していて、だけどそれ以上に「社会人1.2年目の素人が前例にないことを言っている」というのが大きな原因だったんじゃないかと思ってしまう。

どんなプロモーションが、良いプロモーションなのか。というのは、SNSの場合、人の心を動かせたか、もっと言えば、文化をつくることができたか、というところだと思う。ただ一方で、私はたしかに、目標達成が好きだ。

なぜ、目標達成が好きかというと、クライアントも別部署の社員も同じ部署の上司も私も、全員が分かりやすく喜べるからだ。

だけど、SNSの場合、数字とユーザーの心の温度に決まった関数がない。数字の目標を達成していても、温度が全然足りないときだってある。SNSの中で生きている人だけが、そのことに気がついている。

もちろん、数字の目標も分かりやすくプロモーションを見ていくためには必要な指標であって、目標達成を喜ぶことは間違っていない。

だけど、それと同時に、温度を感じなければいけない。

「美しい」から始まるPRをしたい。

ユーザーの心を動かすことは、文化をつくることは、つまり、本当の意味で良いSNSプロモーションをするということは、簡単なことじゃない。

ただ、私のなかには24年間分の「美しい」が揺蕩っている。これを使って、ユーザーの心を動かしてみたい。誰かの毎日をよりよくする文化をつくってみたい。「これだ」と確信できるアイディアを、形にしていきたい。

そして、実際に「これだ」と確信できるアイディアを形にしたものは、なかなか熱くヒットする。

#韓国愛を叫べ #モロッコ10days それぞれのハッシュタグをぜひ追ってみてください。あっつあつです。

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2019年3月、もうすぐ社会人3年目になる。

これからは、もっと「美しい」から始まるPRをしていきたい。私ももっとロジカルに、温度や文化を紐解いて説明できるようにならなければと思っている。

一方で、この平山さんのツイートも私にはまだ大切だったりする。ここ、Twitterで心を動かされる体験。SNSプロモーションに携わる人なら、ぜひしてみてほしいです。




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