22

本日、LUCKY TAPESのメジャー1st EP『22』がついにリリース!そんな新作について少しだけ…

1. 22
2. NUDE
3. EASY
4. MOOD
5. ENCORE (Voice Space)

「22」は、夜の幕が開ける22時と社会へ飛び込む22歳、 何かが始まることへの期待と不安に胸が高鳴るその瞬間を描いた一曲。

22歳というと、一般的には日本だと大学を卒業して社会へ出るタイミング。自分の場合は、LUCKY TAPESを結成した年齢でもあって。前作の「Virtual Gravity」でバック・トゥ・ルーツして、今作で新たなスタート地点に立った事を意味していたりもする。人生戻ってやり直す事は出来ないけど、自分次第で何度でもスタート地点に立てるのって面白いよね。

「好きなようにdescrive yourself / I wanna be the one / 誰も真似できない言葉で語って / 誰のフリでもない」という歌詞にあるように、当時は、他の何者でもない自分だけのアイデンティティを確立するのに必死だった。周りに合わせたり空気を読むって行為が大嫌いで、ある意味捻くれ者だったけど、自分は他人とは違うんだという根拠のない確信がずっとあった。

最近は日本でも、他人と違うことや個性あることが良しとされる広告表現や記事が目につくようになってきたけど、それでもやはり小さい頃からディスカッションの授業なんかで自分の考えをストレートに発言することに慣れている欧米なんかと比べるとまだまだ日本人は同調性の強い生き物だと思う。やりたいことがわからなくても... 何を愛して、何を作って、何を求めるのかを考えたら案外見えてくるかもしれない。

そんな始まりの数字"22"を歌った「22」から一つ年を重ねた「NUDE」。大人の艶やかな世界を知り快楽に溺れていく23歳と、何も身に纏わない裸同然の音楽という表現に塗れ生きる23歳を歌ったこの曲では、トリプレットでテンポチェンジして展開するシーンがお気に入り。

そして、そこからさらに年を重ねた「EASY」では、肩の力を抜いて、要らないものは全部捨てて気楽に生きていこうと歌う。「22」では「幻想だらけのこの狭い世界で」と歌っていたのが、そこから様々な世界を知りたくさんの人と出会った24歳の「EASY」では、「この世界は僕一人には少し大きすぎて」とこの世界がまだまだ限りない事を知ると同時に、自分一人には大きすぎるから誰かと共有したり共存することを望み始める。

それから1歳年を重ねた25歳の「MOOD」では、「ここまでは上手く生きてきたんだし / 金も名誉もないけどさ / 好きなことばっか追い掛け回して死にたい」とこれまでの四半世紀を回想するところから始まる。個人的にこのEPの中で一番好きな曲で、弱いくせにプライドばかり高くてなかなか素直になれない人たちへ向けて書いた曲。2番の歌詞は、ちょうど自分が25歳の時にリリースした「TONIGHT!」の歌詞を引用している。

そして、最後の「ENCORE (Voice Space)」では、今年2月に初めて訪れたタイ・バンコク公演での約1,500人ものお客さんの実際のアンコール時の歓声を使い、ピアノの独奏でカーテンコールとなり、再び舞台へと上がり次のステージへと向かっていく様を表現している。4曲目と1曲目を繋ぐ役割をしているのもポイント。EPの時間軸が、タイの人々と出会った年齢、このEPを制作した今現在の26歳という年齢に追いついて今作は幕を閉じる。

LUCKY TAPESを始動させた22歳から今現在の26歳に至るまでを、一曲ごとに収めた『22』。何かを感じたり何も感じないを感じたり、楽しみ方は自由。ここから何かが始まる予感を感じずにはいられない!

Enjoy your music, Enjoy your life!

本日、LUCKY TAPESメジャーデビューです。


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Kai Takahashi

コメント1件

アルバムに込められている想いがよく伝わりました、聴き込みます
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