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THE BEST SONG OF 2017

毎年恒例の年間ベスト、今年はアルバム/EPと楽曲を別々に選出しました!
それぞれの作品にそれぞれの良さがあるので順位付けするのは難しかったけど、感覚的により多く聴いた、思い入れの強さなどで並べてみました。

新たな音楽との出会いのきっかけになれば!

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〈THE BEST SONG OF 2017〉

10. Jamila Woods - Holy

Chance The RapperやNonameの参加で注目を集めるシカゴのR&Bシンガー。元々M&O (Milo & Otis)というデュオで活動していて、その後ソロに転向。社会的なリリックを操るシルキーな歌声は一度聴いたら頭から離れない。来月ビルボードに初来日するので何としてでも行きたい!

9. Zack Villere - Cool

今年一番衝撃を受けたトラック。チープでローファイな宅録感満載のプロダクションなんだけど、メインリフを歌うシンセのぽわぽわとした音色やフレーズがユニークで新しい。それに加えてMVや歌詞に映し出されている彼のナードな人間性も愛らしい。

8. DADARAY - イキツクシ (Remix)、誰かがキスをした

「取られても取られても 生き尽くした気がするのよ 私は大丈夫だからもう終わりにしない?」「流石だわ流石だわって 声が聞こえたけれど そんなたいそうな人生じゃなかったわ 笑って」。indigo la End "まなざしの予感"からの引用で始まる「私の言葉で誰かがキスをした」。天才すぎる。

7. 吉澤嘉代子 - 残ってる

3月に共演した吉澤嘉代子さんの中で一番好きな曲が音源化。夏最後の夜に朝帰りをした女の子の歌。朝になると街は肌寒い秋へと季節が変わり、着替えのない彼女はゆうべの服のまま一人昨日を生きている、というストーリーと情景描写が美しくリアルに描かれていて、胸がぎゅっと締め付けられるような吉澤節の詰まった名曲。

6. Kehlani - Honey

USオークランドのR&Bシンガー。今年リリースのアルバムも良かったけど、その後に公開されたこのシングルが良すぎてリリース前にずっとSoundCloudで聴いてた。ゴージャスなサウンドプロダクションのアルバムに対して、アコースティックギター1本で弾き語る"Honey"は、彼女のハスキーな歌声の魅力をより引き立てている。

5. Tyler, the Creator - See You Again (feat. Kali Uchis)

Okay, okay, okay, okay Okay, okay, oh... LAのラッパー、プロデューサーであり、The InternetやFrank Oceanなどを輩出するヒップホップ・コレクティヴOdd Futureのリーダー。LIQUIDROOMでの来日公演は行けなかったけど、先日公開されたNPR MusicのTiny Desk Concertでのパフォーマンスが素晴らしく、もう何度観たかわからない。

4. Nao Kawamura - Can't go back

アルバムの年間ベストにもランクインしたNao Kawamuraの"RESCUE - EP"に収録されているこの曲は、ライブ前に士気を高めるためによく楽屋で聴いてる。何十年後も聴かれるべき名曲だと思うので、MV作るべき。

3. 唾奇 - Soda Water

ここ数年盛り上がりを見せる日本語ラップの中でも注目している唾奇と、LUCKY TAPESでもリミックスをお願いするくらい大好きなプロデューサーAvec Avecとのコラボ作。拓久真氏の手掛けるトラックはどれもハズレがなく、複雑だけどポップなコード進行とどこか懐かしい歌謡曲感は相変わらず健全。今年唯一iTunesで購入した楽曲。

2. Tom Misch - Movie

すでに海外メディアを中心に大きな注目を集めているUKロンドンのSSW/プロデューサー。この曲が収録されているアルバム"Geography"は来年4月リリースとなっているので入れるか迷ったけど、MVも公開されていたので選出。彼のアルバムを楽しみに2018年を生きれる。きっと来年のベストにもすんなり上位ランクインしてくるだろう...

1. Lorde - Liability

2017年といったら絶対にこの曲。現在21歳、ニュージーランド出身のSSW・Lordeが今年リリースしたアルバム"Melodrama"の中でも異色を放っているこの"Liability"。シンプルなカノン進行のピアノ伴奏に乗せられた美しすぎるメロディと自身のことを綴った歌詞は、10年に1度の名曲ではないだろうか。感情を剥き出しに歌い、語りかけるOutside Lands Music & Arts Festival 2017でのパフォーマンスには心を打たれた。

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2017年は去年なんかと比べると豊作で、ここでは紹介しきれないくらい名曲/名盤がリリースされた1年だったような気がする。

おまけ. LUCKY TAPES - Gravity

自分の曲をこの場で紹介するのはどうかと思うけど、9月にリリースしたLUCKY TAPESの"Gravity"も今年のベストに入ってもおかしくないくらいの作品に仕上がったと思ってる。曲も歌詞も映像も初めて納得のいくものが出来たので、もっと広がったらいいな。

来年はビクターからメジャーデビューも決まってるし、この年末にかけてたたみかけるように個人仕事入ってきて現在8本進行しているので、来年は作った音をよりたくさん届けられるかと!年末年始は引きこもって制作の日々です...

2018年も素晴らしい音楽で溢れていますように!

bye

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