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THE BEST ALBUM/EP OF 2017

毎年恒例の年間ベスト、今年はアルバム/EPと楽曲を別々に選出しました!
それぞれの作品にそれぞれの良さがあるので順位付けするのは難しかったけど、感覚的により多く聴いた、思い入れの強さなどで並べてみました。

新たな音楽との出会いのきっかけになれば!

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〈THE BEST ALBUM/EP OF 2017〉

10. Moonchild / Voyager

The Internet、Hiatus Kaiyote、WONKらと共鳴するLAの新世代ネオ・ソウルバンド。囁くようなウィスパー・ヴォイスが特徴的で独特の浮遊感が心地良い。Blue Note JAZZ FESTIVALで観る予定だったので開催中止は残念だった。

9. Bruno Major / A Song for Every Moon

まだ日本のメディアではほとんど取り上げられていないロンドンのSSW。Moses SumneyやDaniel Caesarなんかのシンプルな楽器構成で魅せるアーティストのうちの一人。Raelee NikoleというSSWのインスタで知ったんだけど、彼女の歌声も素晴らしいので合わせてチェックを。

8. Nao Kawamura / RESCUE - EP

同世代でいま一番ヤバいアーティスト。Instagramのフォロワーもまだ1KちょっとでYouTubeにまだMVもあがっていないのに、これほどの歌唱力と名曲を持ち合わせているのは脅威でしかない。SuchmosやWONKのコーラスも務めていて、年明けにはJ-WAVE主催のイベントで、Suchmos、ペト、ソイルという最強ラインナップのO.A.に抜擢されている。2018年の動きが楽しみ。

7. Mura Masa / Mura Masa

現在21歳、ロンドンのプロデューサー。Charli XCX、Bonzai、Naoなどの参加アーティストもさることながら、エスニックで実験的なトラックメイキングとポップなメロディセンスのバランスが絶妙で、大衆とコア層どちらも虜にする魅力がある。James Blakeなんかのように、Mura Masa以前/以降といった時代の区切り方をされそうなくらい革新的。来月の来日が楽しみ。

6. SIRUP / SIRUP EP

向井太一の繋がりで今年知り合ったKYOtaroの新プロジェクトSIRUP。個人的にも今年のトレンドである韓国の音楽シーンを上手く取り入れた楽曲とビジュアルイメージはやられたとしか言いようがない。それでもって、その歌唱力の高さとバックに付けているsoulflex bandの演奏力の高さでライブも最高!

5. Julien Baker / Turn Out The Lights

現在22歳、USテネシー州のSSW。弾語りを中心としたデビュー作の時点で高い評価を獲得し、今作ではより壮大な音像で、LGBT(Q)である彼女自身のアイデンティティーや喪失感や孤独感といった誰もが抱える寂しさや儚さを美しく柔らかに描いている。傑作。

4. PJ Morton / Gumbo

Maroon 5のキーボーディストとしても活躍するPJ Mortonの新作。まるでStevie Wonderが新世代に生まれ変わったかのようなソウルフルで温かな歌声とセクシーな鍵盤で繰り広げられる彼の音世界に1音目から恋に落ちた。アルバム通して捨て曲がない。

3. offonoff / boy.

OOHYOと仕事をしてから韓国の音楽シーンに興味を持った本年、DPR LIVEやZion.Tなど豊作な1年だったように思うけど、何より大好きなclubeskimoのDeanやMISOが参加しているこの1枚は死ぬほど聴いた。Tom Mischともリンクする"춤"や、Nonameとリンクする"gold"やアートワークは嫌いなわけがない。

2. FKJ / French Kiwi Juice

フランス・パリのマルチプレイヤーFKJ初のフルアルバム。昨年Facebookで流れてきたRed Bull Studiosでのセッション映像を見て一瞬で虜に。ヴォイスサンプルの使い方と音の動かし方が非常に巧みで、彼の主催するレーベルRoche Musiqueからリリースされている作品も大抵が当たり。

1. Daniel Caesar / Freudian

カナダ・トロント出身のR&BシンガーDaniel Caesarのデビュー作。HONNEやSampha以降のオルタナティブR&B期待の大型新人で、時代を感じさせる音作りやゴスペルを取り入れたハーモニーは美しく神聖な魅力が宿る。毎回楽曲の流れが素晴らしく、今作では"Looser"〜"Blessed"の流れが個人的に好き。間違いなく今年1番聴いた。

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如何でしたでしょうか。

今年はOOHYOとの仕事をきっかけに韓国の音楽シーンにどっぷりハマった1年でした。次回は単曲での年間ベストをご紹介します。お楽しみに!

bye

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