寒さが寂しさを膨張させる。
なんとなく、全てを手放してしまいたくなるのも全部寒さのせいだね。

それでも、街にマライア・キャリーが流れているだけで心なしかウキウキしてしまうし、冬の朝は大嫌いだけど、布団の中のぬくもりを独り占めできる贅沢は好き。猫を追いかけて家の一番暖かいところを探すのも悪くないし、それが私の膝の上だった時の愛おしさを味わえるだけで冬にありがたさまで感じる。

冬が好きだ。
意味もなく誰かと鍋でも囲みたい。
それぞれの暖かさを持ち寄って鼻水出ちゃうねって笑い合いたい。

冬はどことなくいつも寂しい。
できれば誰かの温かさに触れていたい。
ほんの少し、温もりが消えたら独りぼっちだと錯覚してしまうし、少しの温もりに縋りつきたくもなる。

最近、SNSをしていると、自分の吐き出した言葉に反応がつくことに安心感を覚えることがある。共感は嬉しいし、数字は誰の目にもよく見える。そのまま数字に踊らされて、蝕まれていることにも気付けない。

多くの言葉を知っていたら格好良いし、格好良いものは真似したくなる。
たくさん数字がつく言葉は正しいと思ってしまうし、無意識にも引っ張られてしまう。

いや、正しいも可愛いも格好良いも、全部自分で決めなさい。迎合するな、全部あんたのものでしょう。

好きなものも同じ。みんなが好きでも、私だけが好きでも、好きなところも見えるものも感じることも一緒じゃないんだから、周りと比べて落ち込まなくても大丈夫。好きだけ分かればそれで良し。言葉が見つからなかったらまた明日探せばいいよ。焦らず行こ〜

誰かの言葉を種にして、自分の言葉をつくるとき、それは私が生み出した種ではないということを覚えておかないといけない。自分の言葉が数字を気にして形を変えるとき、それは私の言葉ではないと、私が分かっていてあげてほしい。正直難しい。褒められるの好きだし。
自戒とかいいながらnoteに書いている時点で矛盾してますよ、とか言われたら何にも言えない。

けど、私がホシくんに、せぶんてぃ〜んに会う前に整理しておきたかったこと。
あなたの愛はあなたの愛で、私の愛は私の愛です。