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きみへと続く道は花道となって

ホシくんのことを考えているととても切なくなるときがある。
たとえば夜、この時間も鏡に向かっているあなたを想うとき、あなたがパフォーマンスチームのリーダーという肩書を守りながらどれだけの期待に押し潰されそうになりながら練習をしているか、想像するだけで怖くなる。
たとえば家族と過ごしているとき、あなたも家族がだいすきなのに忙殺される毎日のなかで家族に会える時間はあるのかと想像するだけで切なくなる。

ホシくんを見ているときはずっととてもしあわせなのに、ホシくんのことを考えていると切なくなる。とても不思議だけれど、そう感じるたびに思うことはあなたがステージの上で、カメラの前で、わたしたちの前で、どれだけ完璧なアイドルでいてくれるか、ということです。
わたしたちの想像のなかですら苦しいのに、きっとその想像をも軽々と超えるくらい苦しいことの連続で、そのなかで毎日を過ごしながらわたしたちにしあわせを届けてくれるホシくん。ホシくんを見ながら悪い感情を感じたことは、少なくともわたしは一度もない。
楽しくて、うれしくて、うつくしくて。
色々な感情はあるけれどすべて良い感情に変換される。
それはきっとホシくんがわたしたちにしあわせだけを与えられるようにつくりあげた「ホシというアイドル」を魅せ続けているからだと思う。演じるとはまた違う、「生まれたときからアイドルでした〜!」みたいな顔で仮面を付け替えている。
あなたの衣装が揺れるたび、あなたの声がステージに響くたびに、ああ、ここが世界だと思った。冗談ではなく。
いつでもステージでは自分が世界で一番だと思いながら、あまりにもうまく苦しさや悲しさ、さみしさを隠して笑顔でステージに立っている。それを見ているときにはその熱量に負けないくらいホシくんの一瞬一瞬を大切に感じることに必死で、でもふとホシくんのことを考えるときにほんの少し滲み出ているその切なさや悲しみを感じてしまうんだと思う。あなたのあたたかいやさしさに守られていることに気づいてしまって、わたしよりしあわせになってほしいと祈らずにはいられないのだと思う。
それくらい、ホシくんのことが大切です。

それでもわたしは毎日のようにホシくんのことを考えます。
わたしにとっては切なさもかなしさも、あなたをだいすきな理由だから。
あなたがアイドルのホシという時間を楽しんで、想像を超えるほどのしあわせを感じて、そしてその大きな王冠を下ろすときに、この道を振り返ってしあわせだったと笑ってくれたら、どんな終わりでも納得するんだろうなと思います。
だからどんなに遠くにいても、届かないとわかっていてもあなたのしあわせばかりを願います。

どうか怪我などせずに、たのしんで、たくさんの歓声のまんなかで輝くしあわせそうなホシくんを見ることのできるワールドツアーになりますように。いってらっしゃい。

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