流行り病に罹患した話

たかがマッチングアプリなのに返事が滞るとやたらメッセージを送ってくる人とか、直近で遊んだ人間とか、近いうちに遊ぼーねっていう話をしてた人間にはご連絡させていただいたが、絶賛自主隔離中である。
少し体調も落ち着き、どっかにふよふよでかけたり、長時間動き続けるなどしなければ起き上がっても差し支えなくなった。そのため、見舞う品に困らぬよう備忘録として、そして今後の戒めとして書いておこうと思う。
喉元すぎれば熱さ忘れるというが、僕の場合喉の痛み過ぎかけると忘れるである。おろかなり。

病院に行こうに至るまでの話

時間はまあまあ遡るが、9日の金曜日に、会社で忘年会があった。人数およそ30人。まあまあな人数である。
全員が元気、体調良好であり、羽目を滅茶苦茶外すこともなく楽しく年を忘れた。忘れるの早くないか、あと2週間頑張ってくれ。
1次会が終わり、2次会で少し人が減り、日が変わらないくらいの3次会はバラけていたが。僕が参加した3次会は、上司の家で総勢8名。一人は1次会が終わったときから上司の家で寝ていた。日本酒ひと瓶飲み干した人間が、4次会は誰々さんの家でやりましょうよ〜などと言って聞かなかったので、誰々さんの家に4名で移動。時刻は日も変わり午前3時。最早4次会ではなく、酔っぱらいを寝かしつけみんなで寝る会である。金曜日の18時半から始まった長い長い宴会が終わった。

土曜日はろくに睡眠も取っていなかったので、リモートでの研修は余裕で寝潰した。非常に勿体ないことをしたと思うが、長くなるので割愛。

雲行きが怪しくなるのはここからで、土曜日の夜は当然非常に眠かったので、風呂もそこそこに、喉が乾いたと言いながら、お茶も作らずウォーターサーバーの水も空にしたまま、飲料がまったくないまま無理やり就寝。
翌日の日曜日、喉が痛かったがまあ、喉が乾いたまま寝ればそうなるだろうと納得。
日中は前々から約束していたお昼ごはんとお買い物を楽しんだ。時々咳き込んでいたが、前日のことがあったので、本当に喉を痛めただけだと思っていた。
夜になって、部屋が尋常じゃないほど寒かったが、元々寒冷地であると聞いており、引っ越して一年足らずなのでこの地の冬の寒さはこうなのだろうと思い就寝。後日気が向けば紹介するが、最近とあるVtuberのおすすめで購入した入浴剤、ツイッターにて仲良くしていただいている方おすすめの着る毛布をもってしても改善しない寒さには、もう寝るしかない。

月曜日。出勤を躊躇うくらいにはうっすらと体調は良くなかったが、ぼんやりだるいのは毎朝毎朝眠いからだろうし、自覚しているとして挙げられるのが喉の痛みだけだった。
辞世的に欠席しても良かったが、3次会のあとに羽目をはずしていたから風邪でも引いたのでは?などと言われれば末代までの恥なので、意地で出勤。
来てみると、事務所の人数30人程度のうち、10人近くが発熱により欠勤。どう見てもクラスターです本当にありがとうございました。行かなければよかった。
暖房もついている事務所の自席で、流石寒冷地…などと寒さにふるえていたが、その時事務所で震えていたのは自分だけだったようで、どう見ても体調不良です本当にありがとうございました。
欠席者のあまりの多さに、一度その日出席している人間の中にも感染者がいないか、抗原検査キットにて調べたところ、誰が見ても陽性です本当にありがとうございました。
その時使用した検査キットが「研究用」だったのと、風邪薬がまったくないまま寝込んでいるのも辛いので、病院へ。
綿棒を思いっきり鼻に突っ込まれたがあれはなんとかならんのかね。

主な症状

こちらはわかっていると思うが、本当に人によるところが大きいと思う。まず基礎疾患の有無で重症化リスクが変わってくるし、症状の重さも変わってくるだろう。重症化するリスクがなくとも症状が重度であったり軽度であったり、個人差が大きいと思う。
以下にある、「あってよかったもの」「なくてよかったもの」を書くにあたり、こういう症状だったからどうだよ、という話をしたいがために書くのであり、決してそれ以上でも以下でもないことを予めご理解いただきたい。

まず、喉が痛い。これがすべての始まりである。ひっどい喉風邪かと思うくらいの痛みである。次に痰。これは発症2日目がピークで、あとは空咳である。喉が痛い。そして発熱。上がったり下がったりを繰り返して、3日目には微熱を行ったり来たりしている。最後に鼻水。自分は人間ではなく鼻水製造機だったのではと勘違いしそうになる。
以上である。日曜日に発症したと考えて、水曜日にはこうして布団の上に座り込んでキーボードを叩けているのだから、かなり軽度だったのではと考える。だからこそ、個人差があるし、たまたまネットで見たどこぞの馬の骨かもわからない寒冷地だから寒いのではピーポーの言うことをあまり信用しないでほしい。あくまでも自分の記録用である。

自主隔離あってよかったもの

体温計

なんというか、最早自主隔離以前のものである。例えば、出勤前にほんのり行く気がしないときに、体温計があれば、「お熱がなかったら行く、あればおやすみの連絡を入れる」という行く行かないゲームができたのである。気持ちが云々ではない、熱っぽい?体温は体温計が教えてくれる

風邪薬

体温計と似たような雰囲気ではあるけど、風邪っぽいなと思ったら早めに頼ろうな

ゼリー

風邪のとき、「何を食べたい?」と訊かれても答えられなかったときに貰ったゼリーが非常に美味しくて、以来風邪のときにはなんとなく外せずにいる。
今回これが大変重宝した。
まず、飲み物を飲むと喉が刺されるように痛い。それがゼリーだと優しく喉を通って全く痛くない。水分も摂れるので、飲み物を飲めないときにはゼリーで水分を補おうとしていた。
個人的には果物の入ったゼリーがこれぞという感じなのだが、一日分のビタミンのような、パウチゼリーも寝ながら飲めるのでポイントが高い。
お相手がゼリー嫌いでなければ、お見舞いの品としては欠かせない。

龍角散ののどすっきり飴

アマゾンでおかゆとどん兵衛は用意したものの、頼んですぐ届くわけでもないので仕事の先輩にゼリーとお茶をお願いしたら一緒に頂いたのがこちら。
お願いしたとき頭になかったのだが、買って頂いて本当にありがたい。僕が今こうして呼吸をしているのも龍角散ののど飴のおかげである。
まず、鼻が詰まる。そうすると口呼吸せざるを得ないが、そうすると喉が死ぬ。この負の連鎖を断ち切ってくれるのがこののど飴である。あの独特の風味を作り出しているハーブのおかげで鼻が通り、鼻呼吸ができる。そして、もちろん傷んだ喉も癒やしてくれる。こうして僕は今日も呼吸をしている。
そして、喉が痛い時と一段と痛いときと咳が止まらない痛さの時があるのだが、そのときにのど飴を舐めると、ある程度痛みと咽るような咳が治まる。
ただ、これは僕の飴の食べ方が悪いのもあるだろうが、あんまり飴を舐めていると口の中がヒリヒリしてくるので龍角散ダイレクトとの併用もおすすめしたい。
こちらは人を選ぶが、相手が苦手と言っていてもなんとかぜひお見舞いのシナとしてお渡ししたいアイテムである。

おかゆ

喉が痛いときは固形物を食べる気が一切しない。そんなときはおかゆが助けてくれる。
レトルトの、梅粥や卵粥であればその限りでもないが、僕がよくわからず買ったおかゆは、純度100%混じりけのないご飯をおかゆにしたもので、味付けが一切されていない。食べづらくてたまったものではないので、僕は韓国のりと一緒に食べたり、お茶漬けの素をぶっかけて食べたりしている。

お茶

いただいたのがほうじ茶しかないのでほうじ茶で話をするが、経口補水液やスポーツドリンクに比べて喉への刺激が圧倒的に少ない。見舞うときにお茶を差し入れようとはあまり思ったことがないが、今回、見舞うときに絶対お渡ししたいリストの中に入れた。作るとなるとお茶を沸かす手間ができてしまうが、ペットボトルであれば飲んで捨てるだけなので手軽である。お見舞いに、急な体調不良に、非常時に。置いておいて損はない。これがペットボトルのお茶である。値段を気にしないならラベルレスのものがアマゾンにあるので、分別のしやすさを考えておすすめしたい。

ぬいぐるみ

孤独をあいする独居人間だが、咳をしても一人というのは寂しいものである。そんなとき、おふとんの周りのぬいぐるみたちは言ってくれる。
「大丈夫、僕達がいるよ」
ありがとう、ぬいぐるみたち。

自主隔離 なくてもよかったもの

これは本当に人によるところが大きいのでご理解いただきたい。

熱冷まシート

単に僕が苦手というのも大いにある。が、発熱中今回は寒さに震えて体温が上がったり下がったりするのを見守っていたので、僕は買ったものの使わなかった。せっかく買ったので夏にうだるような暑さのときにでも使おうと思う。
発熱時、寒いときには温めて、暑くなってきた頃に活躍するアイテムなので、熱にうなされる方がいたらお渡ししたいと思う。

経口補水液

こちらも似たような理由である。以前猛暑日に差し入れていただいたとき美味しいかったんだよなーとスポドリと同じ感覚で購入したが、非常に美味しくなかった。当時体調やばかったんだな。
あとは、自主隔離中摂取したものといえば、ゼリー、お茶、ポカリ、おかゆ、どん兵衛であるが、ダントツで喉にしみる。めちゃくちゃ痛い。なんなんだこれ。
しかし、以前、ひどい下痢と発熱で病院に行ったところ、脱水症状で点滴をしていただいたことがあったので、必ずしもいらないとは言えない。お見舞いの際には相手の症状次第で差し入れたいと思うが、まあ、うん。

スポドリ

これはもう本当に今回は、の話である。そもそも部屋が極寒なのが悪い。
お風呂に浸かるのが毎日の楽しみで、特に夏場はポカリをお風呂に持ち込むのが本当に大好きだ。程々に発汗し、乾いた喉に染み渡るポカリ。水分と塩分が足りないときこそ美味しいのがポカリ。いつだったかにめちゃくちゃのどが渇いているときにたまたまポカリを飲んだらものすごく美味しくて、喉の乾き具合によって味が変わると聞いて以来、水飲み忘れバロメーターとしてポカリを愛飲しているので、アクエリを飲まなくなって数年経つ。そのためポカリとして話をさせていただく。
まず今回は汗をさっぱりかかず、ポカリの恩恵を全く受けなかった、その上、経口補水液ほどではないが傷んだ喉にまあまあチクチクと刺さる。もしかすると塩分が辛いのかもしれない。
熱にうなされているひとへのお見舞いにはいいかもしれないが、僕はお茶かなぁーといった気分である。

飽きたのでこのへんで。


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