星をみにいった話
実家に帰省している。大変な田舎なので星がよく見える。なのにわざわざ天文台へ星をみに行った。帰省したときの恒例行事になりつつある。
街で暮らしていると、上にポツリと星が見えるぐらいだから、空と地は平行なんだと思ってしまう。けれどここの空には上から下まで星が散らばっているので、地はまるく、空もまたまるく、まるい地をまるい空が覆っているのだと、そんなことを思い出したりする。
星をみながらいろんな人がいろんなことを話していた。星はただそこにあるだけなのに、人はそこに意味を見つけたりする。それって小説を書くことと似ていると思った。けどそんな大層な考え方をしたら書けなくなってしまうので、あまり考えないようにした。
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いつでも最高はネクストワンでありたいと前回の記事で書いたけれど、そうやって気負うと手も足もでなくなってしまったので、次の作品が最高になれなくてもそれは仕方ないことだから、何かひとつその作品の中で新しいことをやってみようと思った。
今書いているものはいつか書きたいと思っていたやつなのだけど、今までの作品とテーマと印象が似通っていて、書き終えるとこまでいくか悩んでいる。できれば最後まで書きたいけど。
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体調は相変わらずで令和を迎えるタイミングもオエオエいっていた。気持ち悪くて眠れないこともある。こんなこともあるんだなと思う。布団の中での空想ごっこが捗る。でもほんとはちゃんと寝たい。
時が過ぎるのを待っている。
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