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奇跡

子どもができてから、ここにいるみんながちゃんと生きていることは奇跡だと思うようになった。当たり前のことだし前から思っていたけれど、ちょっと違う風に感じるようになった。

昔、東日本大震災のドキュメンタリーで、生徒と同じ年頃の子どもを亡くした中学校の先生が言っていた。「子どもを亡くした今、生徒たちが人間である以前に"命"にみえる」と。

そういう感覚をなんとなく伴うようになった。優しい人、無口な人、気の短い人。道徳的によい行いをする人、悪いことばかりする人。そういう性格やそれを裏付ける行動を通して、私たちは人を見ている。けれどそれ以前に、みんな一つの命なのだ。生まれて、ここまで命を落とさず無事に生きている。それを支えてきた人が周りにいる。すごいことだと思う。

こういう風に感じるのは、きっと生まれる前の子どもが、人間らしさをまとっていないからなんだろうなと思う。情とか、欲とか。無事に生まれて、成長して、反抗期とか迎えたら憎たらしいと思っちゃうんだろうな。そう思っても、こういう感覚は底の方で忘れずに持っていたいと思う。

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今週は鹿児島と熊本と少しだけ長崎へ行ってきた。

警報出てけっこうメインに据えてた尚古集成館閉まるし、始終カツカツのスケジュールでなんだかもう笑ってしまった。でもこういうの笑って過ごせる相手で良かったと思う。

紙の日記には旅のまとめを書いた。気が向いたらこの日記にも載せる予定。

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来週はまとまった時間がとれるので、そこで今書いている小説を仕上げたいと思っている。さて何文字になるだろう。あと天気の子も観にいきたいな。

それではまた来週。

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