テラスハウスと人付き合い



  地上波メインで放送していたときからテラスハウスが大好きで、ネットフリックスに移行した今でも新シーズンは勿論のことかつてのシーズンもゆっくり大事にしながら鑑賞してる。

  テレビで毎週放送を楽しみにしていた中学生のじぶんは、てっちゃんの恋がどうこうとか、りなてぃの歌がいい!だとか、とにかく純粋に、ドラマを観るのと変わらない気持ちでただ眺めていたな。今思えば、

  その後、高校、大学といろいろ抱えながら大っきくなってきて、いま、テラスハウスを観ながら感じること。

  テラスハウスって、人間同士の道の重なり合いを客観的に観て、考えて、分析できるコンテンツで、実際に自分たちの日常生活でもよく起こり得るような人の気持ちのすれ違いだったり、頭の中ではこう考えているのに言語化するときの言葉の選び方や構成の仕方が上手くいかなかったせいで相手には本来の意図とは別のように伝わってしまったり、そういう現象がとてもよく分析しやすい。

  もちろん台本はごりごりにあると思う、だけど実際に出演者たちは自分がその時感じたことを自分自身の言葉で伝えている気がするんだな。その人が今まで育ってきた環境、影響を受けた本や人や言葉、そういったバックグラウンドがその人独自の考え方、その人独自の言葉を造り上げていると思う。

  今まで生きてきた人生って、当たり前にひとりひとり違って、だから考え方が違うのもその考えの伝え方が違うのも当たり前。

  その人たちの背景の違いが、その人たちのすれ違いを生む原因になっているんだと感じるな。

  もしも頭の中をそのままそっくりさらけ出せて、その人の考えが100パーセントそっくりそのまま相手に伝えられたとしたら丸く収まっているはずなのに、その人の言葉のチョイス、そもそも持ち合わせている言葉のバリエーションの限界、相手の受け取り方、いろいろな要因が重なって衝突してしまうっていう例をテラスハウスで何度か見かけた。

  そういったその人なりの考え、言葉、伝える手段や受け取る手段は世界中どこを探してもその人しか持っていないひとつの個性。( 生きてきた人生が人によって違うから )

  わたしは、できる限り関わった人間の言葉のバイアス抜きで、頭の中深くの考えを汲み取り理解できるような人間になりたいな。


  うーーーん、なかなか自分の頭の中をだれが読んでも伝わるようにアウトプットすることって難しい。

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