3Dみた

座・高円寺にて、
3/24と26!



前情報なしで、尊敬している人たちが「観た方がいい」と言っていたので観劇。

純粋にシンプルにめちゃくちゃ楽しかった。女児になった。キャッキャ!

24(金)の夜は、初日であり、大人が多かったこともあり、双方向で探り探り、緊張感のある空間だった。26(日)昼は、最終日と言うこともあり、何割かのリピーターによるところもあり、慣れちゃってる感はあった。でも、子供が多くて、素直な反応や聞こえてくる言葉により金曜日にはなかった新鮮な楽しみ方ができた。

すごく細やかな動作で、観客とコミュニケーションを取り、行動させられてしまう。かと思えば大胆な動きに、わくわくどきどきさせられてしまう。なんか、二人のキャラクターがとてもよくって、ね!大好きになってしまうの。

公演が始まってすぐ、観客同士で握手をさせるシーンがある。初日は会場にいた全員、最終日は最前列のみ。最終日の公演終わった後、複数の人から「初日より短く感じた!」「体感時間秒じゃなかった!?」と言われた。同感だった。握手の時間が短かったのもあるかもしれないけど、なんだろ?

わたしは「観客全員が一切の記憶をなくした状態で、加納真実さんの仮面舞踏会が見たい」という叶いっこない欲望を抱えている。誰ひとり何も知らない状態で、観客全員で戸惑いと緊張感を共有したいと思っていた。この作品にはそれがあったと感じて嬉しかった。つまるところ、初日の空気感の方が好きだった。特に、観客の音に合わせて身体を動かすところ。初日は、咳払いや紙のこすれる音、ものが落ちる音などに合わせて身体が動くところから始まった。「観客の音に合わせている」と気づくまでの時間に個人差があった。気づいた人から、恐る恐る手を叩いてみたり、足を踏み鳴らしてみたり。私は指を鳴らしてそれに確信をした後、持っていたペットボトルを思いっきり振った。めっちゃ楽しかった。最終日は、事情を知っている人が早々にネタをばらしたことと笑、観客に子供が多かったこともあり、手拍子の音が飛びかいひとつひとつの音は引き立たなかった。わたしの中の女児が「もっと遊びたかった。」と言っている。それから、初日の方が客席の一体感があったと感じるけど、それは全員が握手をしたからだと思う。最終日は収拾がつかなくなりそうなので、個人的には前列の最後の人が握手を演者に返したのはナイス!と思ったけど。

あの、謎のDの形をした道具、面白かったなー!迫力もあって、いろんな使われ方をして、お客さんにも触らせてくれて。
それから、わたしの見ている界隈では、「物の音を録音して再生したり重ねたりする機械(名前わからん)」が出てくるのをよく見るのだけど、この人たちは、その音の出し方がすごくかっこよかった。わくわくしたー。わくわくした。


初日が終わった時、「この世にこんな楽しいものがあるなんて!」とめちゃくちゃ高揚した。おおはしゃぎだった。また観たいーぜったいまた来てほしいー座・高円寺ありがとう。あとアンリファーブル美味しかったありがとう。


プジンとチャイ
きみどり
ラザニアと苦いサラダ
かんばん
りんごのタルト、たぶん

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