自分を開示することは、かなり自分を助けてくれる気がする
私は幼い頃からよく「マイペースだね」「自分の芯がある」と言われる。
「マイペース」「芯がある」は肯定・否定どちらの意味にも捉えられるが、私は少なくとも友人からは悪い意味で使われていないのではないかと思っている。
一方で私は自己主張が苦手だ。相手の気持ちを先に考えてしまうと、自分の気持ちを押し殺してまでも意見を譲ってしまうことがある。
だから「自分のキャラを作ってしまうこと」を自然にしていた。
上記は私が実際に周りの人に伝えている自分の「トリセツ(取扱説明書)」である。もちろんそれを共有したから周りに配慮しないということでもないし、ただ予防線を張っているようにしか見えないけれど、この「トリセツ」に助けられることもしばしばあると感じる。
最近部署異動があり、自分の上司が変わった。
その上司は私に「(私がやった仕事)は(その上司の理想形)じゃなくない?」「これって非効率じゃない?」「これもやったほうが良いのになぜうやってない?」と言う。最初は自分が良かれと思ってやったことが丸ごと否定されているような気がして苦手だった。
ただ、上司と色々話す中で、上司の仕事のモチベーションは「マイナスなものをプラスにすることに喜びを感じる」という話を聞いた。もちろん最初に自分がやったことを認めて欲しいな、という気持ちは残りつつではあるし、それは私の「トリセツ」として共有するけれど、知っているだけで、これまでの上司の発言は私を否定したいという気持ちから来た発言ではなくて(その上司だから)そう考えたんだ、とモヤモヤが少し晴れた。
お互いの「トリセツ」を共有できていると、相手に対して感情的になることも少なくなる気がする。お互いの「トリセツ」を知っていれば、この人はこういう思考で考えやすいからこういう行動を取ったんだろうな、と相手を理解しやすくなる。(全部型にはめて判断するのはそれはそれで良くないと思うけど)結果的に「この人とは分かり合えない」と悲観的になりづらくなるかなと思う。
これからも上司とお互いの「トリセツ」を開示しながら関係を深める必要があるけど、最終的に良きビジネスパートナーになりたいなと思う、社会人2年目の冬。自分が部下を持つようになったら「トリセツ」の捉え方は変わるんだろうか。
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