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ラーメンの誘惑に負けても人生には差し支えない



今年もあと約2週間。年明けに書いたアンサーnote(恒例にしたい)は、年末も年末に書こうと思っているから、今回は今年夢中になった、とても良かった物事(ワンちゃん)について語る!noteです。(少しネタバレ注意…)



違国日記

何回かちょこっとこの漫画について語ったりしているけど、本当に出会えたこと、読めたことを凄く感謝している。

自他を線引きして考えることは冷たいことではないこと、自分と他人の幸せ或いは辛さを相対的に考えないこと、人には人の孤独があること、幸せばかりを願うだけでなく時に辛くてもいいと相手を尊重してあげること、衛星が適正な距離を保って回っているように人間関係も相手によって適正な距離感があるということ、少し離れていても繋がっていたい関係があるということ。

人間関係を優しく長く紡ぐことは、何の努力もせず成り立つものではなく、歳を重ねていくにつれて他人と関係を構築することに面倒くささを感じてくるけれど、私も久しぶりに心を砕くような気持ちになりたいな〜と思えた。死ぬまで手元に置き続けたい漫画。



きのう何食べた?

ずっとNetflixのマイリストに入れたままだったこの作品。観たら夢中になり、シーズン1・お正月スペシャル・映画・そして今放映中のシーズン2までしっかり駆け抜けた。そしてついに、漫画も全巻購入してしまうほどハマってしまった。

同性カップルの毎日の暮らし、美味しそうなご飯、取り巻く周りの人たち。フラットな人もいれば、無意識のバイアスを持っている人もいて、ある意味リアル。だけど、そんな中でも「ふたりで美味しいご飯を食べて、慎ましく暮らしていければ」と言うただそれだけの気持ちが少し切なく、知らぬまに心から2人の生活の継続を願っている自分がいることに気づく。

改めて「結婚」という制度や「家族のつながり」について考えてみる。いろいろな形があるけれど、自分がするしないしたいしたくない、子どもを産む産まない産める産めない関係なく、誰もが平等に「結婚」できる状況にないのは、やっぱり変だな〜とこの作品を通して改めて思った。



メロが体質

韓国ドラマの歴代TOP5が覆った「メロが体質」。30歳の3人の女性が、あるきっかけでルームシェアするようになって、仕事に恋愛に奮闘するっていう話で、軽やかでユーモアたっぷりなんだけど、台詞が哲学的で考えさせられる。このドラマの邦題は「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫〜」といういかにもな題名に改変されてしまったんだけど、私はこのドラマを観てから30歳になるのが物凄く楽しみになった。

『ただきちんとしている人が、優しい人だなと思います』
『相手のことより自分を知らないほうが、より破壊的に感じる。自分に対して本心を隠したら、どこを探せばいいかわからなくなる。隠した本心を自分で見つけるのは辛いことのような気がする』
『愛が続くかどうかは大した問題じゃないわ、一生愛するつもりでも体がついていかないから、迷っている暇はない』
『結婚はハッピーエンドじゃない、生涯独身を宣言するほうがハッピーよ』

30歳、誰もが通過する年齢。新しく何かを始めるには適度に経験値があって、フットワークも軽い。若くて賢い。過去を振り返ったり未来を心配する必要はなく、ただ今目の前にある危機に対処すればいい。深夜にインスタントラーメンを食べたって挽回できる。ひとまず美味しく食べる。ラーメンの誘惑に負けても人生には差し支えないのだから。



light house

ラジオ好きな私にとって、神のような番組だった。Netflixの「light house」。周りのことは明るく照らしているのに、自分の足元は暗いという絶妙な宛書きには少し笑ってしまったけれど。

若林が「みんなでバーベキューやっているとき、肉切ってくるわ!って言って一人で離れている時間が好き」っていうのには凄く頷いてしまったし、星野源の「人からイメージを押し付けられて、ふざけんなよ!って剥がすのを繰り返している」っていうのは、少し前の自分の靄がかかり隠れていた気持ちを言語化してくれたかのようだった。あまりに負のオーラが出すぎていて、面白くて笑っちゃったこともあったけど、2人の言葉の節々から底を知ってるからこそわかる優しさや温かさが伝わってきて心に沁みた。

似たもの同士が語り強制的に自分を見つめる中で、カタルシスが生まれていくっていう瞬間を見て、私も最近会社の先輩との会話でそういうことが起きているな〜と思ったことがあったから、凄く大事な行いなのかもしれないと実感した。

そしていつも最後に源さんが作った、その回をベースに作った歌が、またすごくよかった。「orange」の若林のリリックもかっこよかったな〜阿佐ヶ谷、高円寺、夕方、オレンジって思わず口ずさんでしまう。



ララチューン

お笑いコンビラランドのYouTubeにまんまとハマった。ラランドのサーヤとニシダ。そしてマネージャーのマネたく、放送作家のライプ。全員賢くて面白い。あと私は賢い人の会話ややり取りを聞くのが好きなんだな〜と実感した。

ボードゲームをただやっているだけなのに、賢さが滲み出てくる。

ただ飲んで喋っているだけでも、賢さが滲み出てくる。

特にサーヤの頭のキレの良さや、正しい知識を持ち合わせた上の皮肉とかは、聞いていてとてもスッキリする。登場する全員がインプットも豊かで、触れたコンテンツとかも結構面白かったりする。YouTubeをほぼ見ない私が、ハマったチャンネル。



番外編:ムーチョくん

全く知らない人が飼っているワンちゃんに、こんなに心を掴まれるとは…SNSでたまたま見かけてから、本当に心の治癒のお世話になっている。白ペキニーズのムーチョくん。見るだけで笑顔になってしまう。TwitterもInstagramもYouTubeも全てフォローし、毎日更新を待ち構えている。モチモチフワフワのワンちゃん。来年も再来年も、、健やかに生きてください。




今年はとても豊作でした。来年はどんなコンテンツに出会えるか、今から凄くワクワクしている。私はやっぱり自分を楽しませる術をたくさん知っていたい。30歳になった時の自分がどんなことを考え、どんなものを好きでいるのだろう。








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