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収入が不安定な起業家が老後資金を作るための4つの方法

以前、
キャリコンの立場から
「転機」についてお伝えしましたが、

今回は、
FP技能士の立場から、
老後資金を作る方法として、

①新NISA、
②iDeCo、
③国民年金基金、
④小規模企業共済
の4つについてお伝えします。



①新NISA


金融機関では、
資産形成のために、
1推しされるのが、
新NISA(2024.1月スタート)です。

NISAの正式名称は、
少額投資非課税制度です。

現行制度と新制度との違いは、
年間投資額が
合計360万円に増え、
非課税保有限度額も
1,800万円に増えた点です。

ちなみに
限度額は、
簿価残高方式という
投資時の金額で計算されます。

しかも、
途中で
教育資金などで資産を売却しても、
翌年以降また投資を再開したら、
1,800万円までは
繰り返し非課税投資ができる
仕組みになっています。


と書くと
良いこと尽くめのようですが、
あくまでも「投資」。

売却損が出ること、
NISA口座で生じた損失は
損益通算できない
と言うデメリットをしっかり
押さえておく必要があります。

老後資金づくりが目的なら、
次の
iDeCoの方が良いかもしれません。

②1DeCo


iDeCoの正式名称は、
個人型確定拠出年金です。

②と③は、
国民年金の上乗せ制度です。

iDeCoは
自分で運用できる点で
自由度はありますが、
運用を間違うと元本割れの可能性もあります。

また、
年金を受け取れる期間も
5年〜20年までの有期になります。

掛け金は、
小規模企業共済等掛金控除
の対象になります。

③国民年金基金

国民年金基金のメリットは、
終身支払われる点です。

掛け金は
全額、生命保険控除の対象になります。

なお、
掛け金の上限は、
②と③を合わせて
68,000円/月になります。

④小規模企業共済


これは、
小規模自営業者の退職金制度です。

1,000円から70,000円まで、
自分で月々の掛け金を決定でき、
掛け金の途中増減も、
一時停止も解約も可能です。

掛け金は、
小規模企業共済等掛金控除
の対象になります。

ただし、
一定月数以下で解約すると
掛け捨てになったり、
20年未満で解約すると
元本割れの危険もあります。


資産運用は、


・いくら確保したいか、
・現在の貯蓄額、
・月々に支払い可能な額、
・家族のライフプランの変化、
・ローン金額、
・リスクをどう考えるか、

などによって、
最適な組み合わせは、
一人一人違ってきます。

©️2023 ようてんとなーたん

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