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マーケティングの世界の冒険

現代は、とかくSNSが重要視される世界だ。山籠りしているか、世界とのつながりを断絶しているという場合を除いては、個人がSNSを複数使いこなすのは当たり前。そして、そこからビジネスが成り立っている。

そうすると、一生懸命SNSでセルフマーケティングを頑張ることになる。私自身ももれなくそのひとり。

どんなことを言ったら自分に興味を持ってもらえるのか、毎日投稿をすればいいのか、それだけでは足りないのか。そんなことで頭はいっぱいになる。
フリーランスの方々からよく聞く声も、「SNSが苦手で…」というものが多い。
「SNSが苦手」という言葉の本質は、マーケティングをするということが、宣伝文句でいっぱいで、まるで本当の自分ではないことを言ってしまって違う自分みたいになってしまうのが怖い、他の人から「あの人変わったね」と言われるのが怖いということなんじゃないか、と私自身を思い返してみて思う。

でもどうだろうか、私は普段から本当に嘘のない人間なのだろうか。そもそも自分自身を「こんな人間」と認識できているかさえも怪しい。

会社員として、ネット広告を作る側だった時も広告を打つ側だった時もあったので、その時に感じたマーケティングというのは、限りなくロジカルでストイックな世界だった。
予算の中でどれだけ効果が効率的に得られるか、感情抜きでやれるところまで試してみる、ということ。そこで感情的になると、どこかで自分を奪われる感覚さえあったので、痛覚をなくして、ロボットのようにひたすら制作して数字を見て改善を繰り返すということを行なっていた。
すると、3ヶ月後くらいには明らかな結果が出て傾向がわかるようになる。
ある意味、自分のものではないから、そんなふうに振る舞えたのではないか、とも思う。

今は、「マーケティングをしている自分=嘘の自分」という思い込みがあったなら、それは取り外せるものかもしれないと思う。
実際は、嘘も本当もない世界だから。
そして行動してみて初めて見える世界でもある。まわりの反応を見て、「こんなことが求められる世界なのか」と新しい知見をもらったり、制作の過程で「私ってこんなこと思っていたのか…」と自分に気付いたりする。

有名人がSNSで誹謗中傷をされたり、アンチコメントで潰されそうな姿を見て、自分もそうなってしまうのではないか…と心配されていたら、まず確実にすぐはそうならないから安心していいと思う。
1億総SNS時代で、自分の影響力というのは本当に微々たるものだから。
それよりも大事なことは、新しい自分に出会ってみる、という冒険心を持って取り組んでみることなんじゃないかと思う。

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