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おそらく、自信がある日は一生やってこない

新入社員の時に、憧れていた部長や副部長でさえも、この歳になると、程度の差はあれテキトーな人がテキトーに仕事をこなしていてもなんとかなれるものだと知る。
口さえ達者だったら、いろんなことを無視してぶ厚い顔で会社ではなんとか誤魔化してやっていけるものなのだと。

若い時は、「これができれば一人前になれる」とか「役職がついたら一人前」だとか「こういう案件を何件こなしたらすごい」とか、勝手に自分で妄想を膨らませていた時がある。
誰にそんなことを言われたわけじゃないのに、自信のない自分が自信をつけるために、そんなことで自己評価を上げようとしていたのだ。

でもそれって、本当は全部自分のための自己満である。なのに評価を周りや外側に求めてる。不思議な話だ。
正直、そんなんじゃいつまで経っても自分には自信がつかない。

おそらくなんだけど、どんなに有名なアーティストでも、世界的に有名なロックスターでも、ノーベル賞を取った人でも、自信満々でずっといれるなんてほとんどないんじゃないだろうか。なったことがないから想像だけど。

そして自信があるっていうのは、行き過ぎると過信の場合があるから、実は自分の外側の人に不安要素が常について回るってことでもあると思う。
いつの間にか不安を振りまいている迷惑な存在にもなりうる。

私の場合、おそらく、人生で安定して自信があるっていうフェーズはほぼほぼこないんじゃないかと思う。
でもだから慎重になれるし、自分にも人にもなるべく優しくあれたらいいと願うことができるんじゃないか。

その日暮らしになっても、自信なんかあんまりいらないかもしれない。
楽しんでやる、わからないけどやってみせる、人生ってこういうもんなんだという新しい喜びに胸をときめかせて、知らないサバンナをサバイブするかのような毎日に本能が疼く。それでいいんだと思う。

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