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自分の欲望を舐めてはいけない

春だというのに、なかなか晴れない。
爽やかな青空に桜という構図が見れずに肩透かしをくらって、体は少し眠くて重だるい。
週末なのに、歯医者に行く道すがら心が鉛のように重くなっていることに気づく。

「人生っていうのはそんなにうまくはいかないものだ。」
当たり前なのに、そんなことをまたジトっと感じてしまう。

昨日は晴れ晴れとしていた気持ちが、また少し時間が経つと「でもな…」と雲がかかっていることに気づく。

誰かと比べてるつもりでもないけど。
いや、もしかしたら無意識で比べてるのかもしれないけど。

私がもっと天晴れな人間だったらいいのに。
こんなに変われた!自分はうまくいっている!って思いを新たに、誰かにパワーを与えられるような人間にできていればいいのに。

仕方ない、自分ってこういう人間なんだなあと思う。
昨日の鍋の底を見て、雑炊にするには日中外に出しすぎたから流石にまずいかなあとか考えながら、今夜と明日の段取りを考えている。

特段自分がコレ!という才能もないことも、
特段に今、心をときめかせるものがないことも、
仕方がないな…なんて思いながらYouTubeを眺めている。

だけど、普段は人を褒めない、ちょっと不器用な人の「あなたならできます」という一言の言葉で、じわっと目元が熱くなった。
40歳くらい離れた方が、純粋に人を思い応援する姿に心を打たれた。
未亡人になって、年金暮らしでゆっくりできるはずなのに、
しっかり仕事を作って一人で暮らしている。
誰かに何かを言われても、しっかり自分の信じることを守っている。

まだまだ眠っている自分の欲望を、見限っていたなと気づいた。
もっと自分が「生きている!」と感じるために、ヒリヒリしながらさまざまなチャレンジができるけど、避けている。
疲れるから?傷つくから?
おそらくは自分の欲望を無かったものにしたい、舐めているからだと思う。

37歳、まだ欲望はある。
何かを成し遂げたいし、好きなことをしてお金を稼ぎたい。
自分で生きていると実感したい。
好きな人と生きる喜びも知りたい。
知らなかったことに胸をときめかせ、新しいものを作ってみたい。
蓋をしているのは自分。
蓋が閉まったなら、誰かに開けて貰えばいい。今日みたいに。

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