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2年経った今、改めて振り返る「未経験からエンジニアになった理由」

経歴

現在、エンジニアとして自社プロダクトのWeb全般に関わっているエンジニア歴2年2ヶ月の27歳です。

私文大学生兼旅人を経て、新卒で就職したメガ損保入社。そして、半年で退職。半年間のプログラミング学習後、2019年2月に未経験からロボットベンチャーへエンジニア転職、2020年3月 スタートアップ創業メンバーとして参画。建設DX関連のプロダクト開発に関わっています。

この記事の対象者

巷で「エンジニア転職」という言葉を聞くけど、本当にそんな話あるのだろうか?と疑問を持っている人

「エンジニア転職」に成功したけど、他の人はどのような状況だったのだろうか?と気になっている人。

今回は、筆者がどのような経緯でエンジニアになったのか、詳しく書いていこうと思います。今、人生のターニングポイントに来ている方に、少しでも参考になれれば幸いです。

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エンジニアになる前の筆者(大学時代 - 新卒入社)

都内私立文系大学に入学後、大学時代は1年間の休学期間を取得し、留学、旅人、ゲストハウスでのアルバイトと、海外に関わることに積極的に取り組んでいました

その経験から、ビジネスマンとして駐在をしたいと考え、その事を実現できそうな日系大手にエントリーし、メガ損保への入社が決まりました。

しかし、入社後に待っていたのは「本当にこの会社でキャリアを進めていって良いのか?」という大きな葛藤でした。

会社としてIT化を推進していましたが、実際にIT事業を推進していたのは外部から来たIT畑の人。また、会社としてITを進めていても、自分の居た部署は紙とメールが横行するのアナログな状況

そして、半年経ったタイミングで、退職する事を決意。理由は大きく2つありました。

①ITの流れに乗らなくてはという焦り

会社としてIT化を進めているが、自身の行っている業務はアナログ。すでにこの解離が発生していることが、今後のこの会社での自分のキャリアの先が不安定なものであると感じました。

②給料が上がる前に辞める必要を感じた

メガ損保の給与水準は、サラリーマンとしてはかなり高いです。総合職で入社すると30歳半ばで1000万円に到達するのが一般的。20代でも同年代の中ではかなりもらえるでしょう。だからこそ、その旨味を味ってしまう前に辞める必要性を感じました

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エンジニアになる前の筆者(新卒入社 - 退職)

ITに関わる必要を感じた中の退職決意でしたが、最初はIT企業に入るということしか頭にありませんでした。そして、漠然と転職先を探していた中、「エンジニア転職」の広告を目にするようになった。

その頃は(2018年)、大手プログラミングスクールが広告を出し始め、エンジニア転職がちょうど流行り始め時期でした。現在のプログラミングスクールの状況はここでは触れませんが、当時は比較的と情報感度が高い人が集まっていたという印象でした。

調べていくと、文系未経験からエンジニア転職に成功したという話がそこにはあり、IT企業に入るという目的に対して、エンジニアになるという手段が選択肢の中に加わりました

ではなぜ、セールスでも企画でもなく、エンジニアになったのか。それは、ITについて仕組みから理解したいと考えたからです。もちろん、エンジニアでなくてもITに対して深い理解を持っている人は世の中にたくさんいます。しかし、筆者の不器用な性格上、腹落ちしことしか脳内にインプットができない。なので、エンジニアなるという選択肢が、最有力候補となりました。

そこからは、「エンジニア転職」についてひたすらに調べました。やったことは大きく2つです。

①ネットで調べられるだけの事をリサーチ

②エンジニアをしている友人へのヒアリング

この時、やらなくて良かったこととして今でも感じるのは、「エンジニアでない人の意見を聞く」です。会社の上司、親、友人など、エンジニアでない人には徹底的に相談をしませんでした。なぜなら、当事者でない人からは、「辞めておけ」と言われるのが目に見えていたらです。

文系なんだし、大手にいるんだし、入社してまだ1年どころか半年も経っていない、全く関わったことがないIT、さらにはエンジニアへの転職など、誰が聞いても反対するのは目に見えていました。後悔しないためにも、無関係な人の意見は完全にシャットダウンするという作戦は今考えても良かったと思います。

エンジニアになる前の筆者(退職 - プログラミング学習

IT業界のこと、エンジニアの事を徹底的に調べ、新卒で入社したメガ損保を半年で退職しました。もちろん、会社の上司、親には事後報告です。全員から「考え直せ」と言われました。しかし、もう決めてしまったのだから、後戻りはできません。タイミングでプログラミングスクールへの入学を決めており、一部入金も済んでいる状況を作っていました。

プログラミングスクールは高額です、2年前今の100万円弱に状況と比べるとは半額程度でした。しかし、新卒半年の当時の筆者にとっては、人生で自分が払うと決めた一番大きな買い物になりました。

大金を払い、後戻りできない状況を作った作戦は、悪く無かったと感じています。

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エンジニアになる前の筆者(プログラミング学習 - エンジニア転職

結果的に、半年間のプログラミング学習を経て、小規模ベンチャー企業へ転職することに成功しました。ここについては、今回は触りだけにします。今後、どのようのエンジニア転職に成功したかは記事にしようと思います。

当時は、友人からの誘いも全て断り、毎日16時間はプログラミング学習をしていた。移動中、食事中、風呂の中、睡眠以外の全ての時間を使い、晴れてエンジニアになることができました。途中から、夢の中でもプログラミングをしていたので24時間といっても過言ではないかもしれません。

最後に

ゴリゴリの私立文系からエンジニア転職をすることは可能です。そして 、エンジニアになって良かったと心から感じています。

20代の今、スタートアップという世界に身をおき、爆速で成長できる環境にいること。キャリアの構築がしやすい、エンジニアというポジションを取れていること。ITという、最低でも今後10年は成長し続けるだろう産業に関われていること。

エンジニア転職にはかなりの苦労があります。「周りからの反対」、「過酷なプログラミング学習」など。エンジニアにならなくても、満足のいく環境でキャリアを構築することはできるかもしれません。しかし、筆者のように自分には特別な才能がないと感じているのなら、努力だけでポジションを取れるエンジニアという仕事を選ぶ選択肢もあるという事をお伝えし、今回は終わろうと思います。

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