比較対象にちゃんと自分の要素をプラスする
まさに昨日私も考えていたことだったので、今日はこちらのご質問にお答えしてみたいと思います。
「人と比べてもいいことなんてないのに」とわかっていながら、私も結構人と自分を比較するタイプです。
「あの人より自分はこうだ」と比較することで、自分を優位にも劣位にも判断することがあります。
では今回は、以下の3点に焦点を絞って書いていきます。
1. なぜ、人と自分を比べてしまうのか?
ググってみると、人と自分を比べてしまう理由には、以下の二つがあるようです。
たしかに、自分より劣位にある人と自分を比べる場合、「自分の方があの人よりも上だ」と安心したい。そんな動機があるような気がします。
ということは、自分で自分を認めることができれば、人と比べる必要なんてなくなるんですよね。
ここに、「人と自分を比較するのを辞める方法」を見出すことができます。それは至ってシンプルで、自分を自分で認めてあげる=自信をもつことです。
しかしそれができたら今頃困ってないのであり、こんなソリューション、活用できるわけがありません…。
2. 比較することは、そもそも悪いことなのか?
冒頭に書いたように、大抵の人は「人と自分を比べるのはよくないことだ」と思っています。
たしかに世間では、「人と比べない方がいい」という言葉をよく耳にします。だけど考えてみれば、その理由がなんなのかはあまり説明されないですよね。
人と比べることは、たしかに悪いことかもしれません。
だって、上には上がいるからです。自分より劣位にある人と自分を比べるならまだしも、自分より優位にある人との背比べにはキリがないです。
Aに勝っても、Bには負ける。
やっとBに勝てるようになっても、今度はさらに勝てないCが現れます。うう…..と苦しくなってきたところで、次は比較がもたらすメリットにも目を向けてみたいと思います。
3. 比較することのメリットに着目してみる
実は私には、憧れの人がいます。
何度も何度も「ほんとすごい!」と尊敬できて、どんなに努力しても「私はこの人のようにはなれないのではないか」と思うほどです。
なのに、憧れだからこそ、
その人と自分を比較してしまう。
「自分はあんなふうになれない」と思う人と自分を比較するとは、なんて非合理的なんだろうと、自分でも思います。
しかし、比較する度「すごすぎる…きっとあの人にはなれない…」と絶望しつつも、やっぱり憧れの念は消えません。
だから大切なのは、「あの人にはなれなくても、あの人に近づくことはできるかも」というように、比較対象にちゃんと自分の要素をプラスしてあげることなのではないかと思います。
はっきり言って、自分が100%赤の他人になれるわけないです。しかもそれでは、自分の「個性」が消えてしまいます。“自分を消さないこと” がきっと大切です。
なので具体的な目標をたてる際には、「自分」と「あの人」を数直線上において、少しずつ「あの人」の方にスライドさせるようなイメージをもつといいのだと思います。
たとえば、TOEIC900点をもつ先輩に憧れているのなら、500点の自分をまずは700点にしてみる。仮にそんなふうに活かすことができれば、これが “比較がもたらすメリット” だといえるのではないでしょうか。
何より人と自分を比較するということは、少なくとも相手になんらかの「よさ」を感じているということです。
そうやって、“人のいいところを見出すスキルを持っている” という意味では、あなた自身も誰かから比較され、尊敬されるに値する人なのだと思います。
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私自身も、人と自分を比較して自信をなくす日々に悩まされる身ではありますが、それってみんなやってしまうことで、もしかすると万人の悩みなのかもしれません。
特に最近はSNSの普及によって、自分とかけ離れた人の生活さえ透けて見えるようになり、ますます自分と誰かを比較することが容易になりました。
そんな現代社会では、比較することを無理にやめようとするのではなく、“比較することのメリット” を上手に活かしていくことが、きっと得策なのではないかと思います。
本日もご質問への回答をするなかで、いろいろと整理することができました。
ステキなご質問、ありがとうございました。
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