見出し画像

不安なとき、どうやって一歩踏み出すのか

今日はこちらのご質問にお答えしていきたいと思います。(回答が遅くなってごめんなさい!)

まず前提として、先のことを不安に思ったり、挑戦に物怖じしてしまったりすることは、進化論的に考えると人間としてごく自然なことです。

古代の人々は、敵から襲われるかもしれない危険性と常に隣り合わせだったために、将来の不安視したり、危機察知する能力が人間には備わっています。

一方で豊かな時代となった今は、明日の食にありつけないかもとか、明日敵に襲われるかもしれない、みたいな状況ではなくなったものの、たとえばカバンを引ったくられないかとか、詐欺に合わないかとか、一定の警戒心をもって生きる力はなお必要だといえます。

なので、「挑戦してみたいけど上手くいくか不安だ」などと、リスクヘッジする能力って決して悪いものではなくて、むしろ生きていくうえですごく大切な力なのだと思います。

しかしそうやってリスクヘッジすることが得意な人もいれば、逆にどんどんリスクテイクしていく方が得意な人もいて、人は大体その二種類にわけられるような気がします。日本人はたぶん、文化的に前者の方が多いです。逆にアメリカに行けば後者が多いかもですね。

私は純ジャパのくせしてどちらかというと後者なのですが、そんな私でも大学院進学を決めるまでには、半年以上という長い時間がかかりました。

じゃあどうやって最終的に決断したのかというと、私の場合は悩み過ぎて身心に支障をきたしてしまい、それがきっかけで踏み切ることができました。

この例から言えることなんてわずかですが、「身体を壊す」といったネガティブなことにしろ、「誰かの言葉に背中を押された」といったポジティブなことにしろ、人はなにかきっかけがあればスッと一歩を踏み出せたりします。

悩み続けていたとき、どうすることが最善なのか自分でもわからなかった私は、友人や先生に思いや考えを話し、たくさん相談していました。しかしある時、「相談してるうちは決断しないんじゃない?」とある人から言われ、この言葉でかなりハッとさせられました。

「人に相談する」ことの意図ってなんなのかと考えてみると、きっと背中を押してほしいからですよね。自分一人では尻込みしてしまって踏み切れないから、自分の行動になるだけ説得力をもたせるために、誰か信頼できる人の言葉がほしい。

なんだけど、友だちって優しいので、「うんうん」と聞いてくれるだけで意外とこうしろともああしろとも言ってくれません(笑)。

そして逆に、私たちの世代より20年も30年も長く生きている人生の先輩方は、大抵「石の上にも3年論」をふっかけてきます。今は3年以内に転職する人が3割の時代ですが、時代に合わせて思考も変化するとは限らないのですよね。「それでも私はやる!」という自分の意志の固さを確認できるという意味では、「石の上にも3年論」を浴びてみるのもいいかもしれません(笑)。私はそういう意味で、当時いろんな年齢層の方とお話ししてみてよかったなと、今では思っています。

ーー話がだいぶ逸れてしまってますが、私の答えはタイトルにもある通り、究極は「これをやらずに死ねるか?」で決めちゃえばいいと思います。

これについて、いくつかポイントを提示しながらお話ししていきます。


1. 20代はまだ行動に起こしやすい年齢

40代より20代の方が、就職とか結婚といったライフイベントの選択をする機会が多い分、悩むことも多いと思いますが、行動に起こしやすいのはきっと圧倒的に20代です。20代でやりたいことを保留にして30代、40代を迎えたとき、挑戦することはさらに難しくなっているかもしれません。

2. 「いつか」を先送りにしている

思うのは、転職でも進学でも結婚でも、本当にやりたいことなら「いつかはやらなければならないこと」になりますよね。

やりたいと思っていることを “今はやらない” ということは、その「いつか」を先送りにすることだと思います。そう考えると、やりたいと心が燃えているうちに早く始めて、やりたいことをやれる時間を長くすることの方が、得策のようにも思えます。

3. 「やりたい」と思えている時間は有限

そして、今やりたいと思っていることは、いつまでも自分にとって「やりたいこと」であるかはわかりません。

20代の今は「ヨガ教室を始めたい」と思っていても、30代の自分はそう思っていないかもしれません。ただ、30代の自分にはまた新しい「やりたいこと」ができている可能性もあります。

しかし思うのは、せっかくやりたいことがあるのにそのまま行動に起こすことなく気持ちが消えてしまうのは、シンプルにもったいないと思います。私の体感的には「やりたいことをやれずに悩んでいる人」よりも、「やりたいことがなくて悩んでいる人」の方が圧倒的に多いような気がするからです。

4. 逆に「一時の情熱なのでは?」と悩んでしまったりもする

私はたしかに毎日考えてしまうくらい大学院に進学したかったけど、

「この熱量は、一年後も続いてるのかな?」
「急な思いつきなだけで、すぐに熱が冷めてしまうんじゃないか」

そう思って、進学を決めるまでに時間をあえてかけていた部分もあります。

だけど、実際に選択と行動をしてみて思うのは、やればやるほど熱量はきっと大きくなっていきます。

やればやるほど、もっとやりたいと思うし、もっと楽しくなってきます。

5. 行動するのは何より自分のため

自分の心に素直になって、従ってあげることは、何より自分のためであり、自分を幸せにする行為だと捉えることができると思います。

そして、前述のように周りの人に相談することで、他人から背中を押す言葉をかけてもらうことはできても、実際に行動を起こすことができるのは自分しかいません。

だけど周りの援助なしにスッと行動を起こせる、そんな強い人はいないんじゃないかと思います。それは私もそうなので、オススメなのは勇気の出る言葉をたくさん浴びることです。私は岡本太郎さんの言葉とかをネットで調べて、iPhoneのメモに入れていました(笑)。

では、このnoteが一歩踏み出す一助となれば嬉しいです。応援しています!

− – − ✂︎ − – −

今日はかなり長くなってしまいました…🥹
お読みいただきありがとうございました!

引き続き私のnoteでは、皆様からのご質問を募集しています。
ジャンルは問わないので、なんでもどうぞ!
こちらからよろしくお願いします😌⇩


この記事が参加している募集

スキしてみて

振り返りnote

いつもお読みいただきありがとうございます。よろしければフォローやサポートもぜひお願いします😌💐