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iPhone13Proで映像を作ってみた感想と、これから動画を始める方へ向けての人柱的感想(アウトドア志向アリ)

本文で実際に作った動画も出てきますので、よかったら参考に見てみてください。文章はまだまだ書き慣れないですが、ありのまま感じたことを書いています。

写真を撮りたくて使い始めたミラーレス

僕が数年間使っていたカメラは、趣味で写真を撮るのが好きだったこともあってα7RⅡを使っていました。Rなので高画素シリーズです。
今では動画撮影がかなりのマジョリティになっていますので、動画でソニーのRシリーズを選ぶ人はそんなにいないかと思いますが、僕の場合は先行して写真を撮るのが好きだったこともありRシリーズを選んだのが始まりです。それからしばらくして動画を始めるにあたって、このRシリーズにメリットがあまりなさそうだということで若干凹んだわけですが、まずは持っているものでどこまでのことができるのかなと思ってこRⅡを使って動画を撮り始めました。
これを使って思うのは、動画を撮ることで使っても、自分の求めるある一定以上の表現ならぶっちゃけ全然これで十分だということがわかりました。(例外は高感度と色表現の狭さ)
なんでもケチをつける前に試してみるもんですね。

そんな調子でずっと無頓着に同じカメラを使い続けてきたのですが、さすがに時代の流れを感じて新しいカメラが欲しいなーなんて思うことも増えましたし、やっぱり映像が上質なものってそれだけで見惚れてしまうこともあります。

α7RⅡは長年使い続けてきて、突然止まったりとか、バッテリーが全然持たなくなってきて、さすがに買い替えようかなあなんて思っていたのですが、いざ調べる時に、少し浅知恵がついた自分は、どうせ買うならと思って自分が条件をつけて調べて欲しくなるものはまじで高いんですよね。

それに加えて、レンズ沼にハマると悲惨なことになりそうだった。

ということで、僕は今の段階ではそんなものに手を出すと後々生きるのがしんどくなるのではないかという葛藤がありました。
そのタイミングで出てきたのがスマホです。

沼へ落ちるのを防いでくれた

毎年行われるAppleのWWDCを見てしまったのが運の尽きでした。いや、言い換えれば沼地獄にハマらなくて済んだのかもしれませんね。

今年のAppleは映画制作者に向けての進化をはかってきました。
これまでスマホよりも他のクリエイティブ機材に投資してきた自分としてはとりあえずみるかと思ってWWDCを見ました。
去年とほとんど変わっていないと言われるiphoneですが、映像を考えていた僕に撮っては大違いで、これが僕には久々に突き刺さったのでした。

一線を越えたと感じる今年。本当にすごいのは、これからの数年かもしれない

よかったら実際に今のiPhoneで現実どの程度のものが取れるのだろうというのを知るためにも、実際に撮影してきましたので参考になりましたら幸いです。

このくらいの映像で満足できない方だったらミラーレス以上を購入する理由が生まれると思います。

この映像を見て、まぁそれなりにいいやん?って直感で思っていただけた方には、スマホで撮影してみるという選択肢も入れていいのではないでしょうか。

特に映像を始める方にとっては、「実際に映像を撮る」というところまでいかに面倒くさがらずに持っていけるかはかなり重要なことだと思います。
たくさんの作品を作らないことには上達はないし、上達が実感できなければモチベーションは続かないと思うからです。

ポケットに入るものでここまでできるようになったんだ、、、という気持ちです。今年、iPhoneがついに一線を越えてきたと。
今の段階ですと、シネマティックモードのボケ感は被写体によってはまだ不自然で、髪の毛や無造作な植物といった複雑な部分をうまくボカすことができないわけですけれども、それも時間の問題でしょう。しかも不自然さが気になるなら、F値を後から調整できるので、不自然さが消えるラインまでF値を絞ることだってきます。

自分のようなアウトドア志向の人にこそハマるアクションカムとミラーレスの間にある存在

たとえば、アウトドアが好きな方で登山にいくとしたら、ミラーレスとスマホどちらを持っていくか?おそらく毎回、撮りたい画と、身軽さを天秤にかける日々が待っているでしょう。
僕の一番の趣味はボルダリングで、マットやクライミングシューズ、食料や調理器具、防寒具や寝袋(基本的に寒い季節がメインのアクティビティ)などの一式に合わせて、ミラーレスとレンズと三脚、おまけにジンバルなどの機材合わせて持っていくのはけっこー憂鬱な気持ちになります笑(撮ったものを見返す時は、めっちゃ綺麗で最高の気分です)
人によってはドローンも使いますもんね。

本当に、一回一回に行くまでに気持ちをグッと入れる必要があります。

その苦痛を受け入れてでも機材を持っていくのは、撮りたい画のレベルの画が撮れる選択肢としての仕方なさ意外にありません。(あくまでこれは動画の話です)

登山の場合を考えますと、たとえば山の頂上からの景色とかって基本的にはボカすより鮮明に見えてる方が壮大感があって美しい場合が多いと思いますし、鮮明な映像においてはミラーレスでもF8~11あたりで撮ることが多いのではないでしょうか。それと同じようにiPhone13の場合はシネマティックモードではなく通常の4Kモードなどを使い分けることができます。

個人的に思うのは、下手に手持ちでブレブレのミラーレス使ってVLOG 撮るくらいなら手ブレも少なくて小さいゆえにいろんな面白い角度から取れるスマホを使った方が面白い作品が撮れるんじゃないかなと思う最近です。

現時点での気になるところ

すでに上がっている部分ではありますが

・シネマティックモードがHDのみであること
・ボケの処理がまだ荒い場面が多々あること
・望遠の画質がちょっと物足りないこと

ボケの感じの不自然さはまだ気になります。特に人物の輪郭や、髪の毛とか森の中の生い茂る葉っぱの複雑なものなどで怪しい感じです。
この画の不自然さは見る側の方がどのような端末で見るかによって変わってきます。
個人的にはスマホ〜ラップトップくらいまでなら気になりにくいと思うのですが、僕が最近27インチの4Kモニターを購入したことで画質の良いもの悪いものがダイレクトに感じやすくなったんですね。

このモニターを通して動画を見返してみると、ボケの不自然さがそれなりに認識できてしまうかなと思いました。なので、シネマティックモードをどのような被写体で使うのかでこの辺りは満足できるかどうかが分かれると思います。
僕の場合はロッククライミングで使うことが多いのですが、実験したところ、岩を移すのには結構問題なかったです。荷物も大幅に軽くなるので買って正解だったと思っています。

ボケ感はミラーレスのレンズのように絞りの操作できるため、ある程度のラインまでならF値を絞れば緩和されます。つまりめっちゃぼかしたいなら複雑なものは不自然になるよ、という感じですね。
でもこのあたりは時間の問題で、Appleのソフトウェアの進化はきっと毎年上がっていくのは容易に想像のいくことだと思っています。

レンズについても、小型なものしか積めないのがスマホの弱点ではありますが、例えば液体レンズといった人間の目のように一つのレンズでピントをより自在に狙えるようなものも出てきているように、小型でも思った以上に進化がある可能性も秘めているので、スマホに投資することでその未来のテクノロジーに貢献できるんだという自分への散財の言い訳と、このワクワク感が大事だと思った今日でした。

読んでいただきありがとうございました。

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