見出し画像

初心者向け Valorant ジェット解説

韓国人の女の子。

フェニックスとはダブル主人公のような立ち位置で、いわゆる看板娘。パッケージの子
ツンデレって感じ。


役割:デュエリスト

「機動性」を重視したスキルを持っていて、突撃性能や離脱性能に長けている。

良い意味でValorantらしくない動きができるため、操作難易度が高い。

攻撃側ではエントリーフラッガー(敵陣地への切り込み役)を担い、
防衛側ではファーストブラッド(ラウンド内初キル)での有利状況形成を行う。

移動系スキルが2つ、スモークスキルが1つで、フラッシュは持っていない。

フラッシュを使えないため、イニシエーターと連携した行動が必要になる。

テイルウィンドを利用したオペレーター所持を期待されるエージェントで、攻守ともに強力な戦闘能力を持つため人気が高い。


スキル


クラウドバースト

ストック:2
コスト:200
効果時間:4.5秒

簡易的なスモーク。全スモークの中で最も持続時間が短い。発動速度は全スモーク中最速で、キーを押したら即発動できる。キーを長押ししている間は視点移動でスモークの発動位置をコントロールできる。

主に自衛目的で使うことが多く、下記のような利用方法が考えられる。

  • 足元に展開して離脱用の煙幕にする

  • サイト内にスモークを展開し、テイルウィンドで中に入り込む(スモークイン

  • 味方コントローラーのスモークが張られるまでの時間稼ぎ

  • 即席のワンウェイスモーク


アップドラフト

ストック:2
コスト:150

ハイジャンプ。高台に乗ることができる。
パッシブスキルのドリフトと組み合わせると空中で長く滞空できるほか、他のキャラでは移動できないような高所に移動可能。


テイルウィンド

ストック:1
コスト:無料(2キルでチャージ)

ブリンク。超短距離の高速移動。ほぼ瞬間移動に見える。
事前に準備動作が必要だけど、発動すると短距離を一瞬で移動するので、敵から逃げたり敵陣地に突っ込むのに使える。
アップドラフトと組み合わせて空中高速移動したり、クラウドバーストを敵陣地の中央に展開して中に突っ込んだりする
最も重要なスキルであり、オペレーターの後隙を無効化できることからオペレーターを持つエージェントとして活用される。
このスキルによって多くの遅延スキルを無効化することができる。セージのスロウオーブや各種モロトフ、グレネードなど。
サイファーのワイヤーは避けることができず、ワイヤーにテイルウィンドで突っ込むとプロレスのロープのように押し戻される。



ブレードストーム(ULT)

投げナイフ(クナイ?)を5本投げれる。ヘッドショットなら一撃でキルできる。
走っててもジャンプしてても真っ直ぐ飛ぶので、アップドラフトやドリフトと組み合わせて空中浮遊しながら射撃することも可能。
右クリックで残弾をすべて同時発射できるが、精度が悪いので近距離用。
左クリックの通常射撃で敵を倒した場合、残弾が5まで復活するのでキルさえできれば永遠に続く。
エコラウンドでワンチャンスを作るために使われることが多い。


ドリフト

パッシブスキル

Valorantで唯一ちゃんと名前有りのパッシブスキルを持っている。
ジャンプキーを押しっぱなしにすると空中で緩やかに下降するようになる。


MAP相性

VCT 2023 LOCK//INでの現時点(2023/3/2 Best4まで)での使用率は以下の通り

VLR.gg

アセントでは驚異の100%ピック。

オペレーターが強いMAPやエントリー時のスモークインが有用なMAPでは使用率が高くなっている。主に空間の開けたエリアの多いMAPなどがこれにあたる

ロータスではピック率が低いのは、代わりにロータスで100%ピックされるレイズの方が優先されるため。レイズのグレネードとブームボットはエリアが狭ければ狭いほど実力を発揮する。

スプリット、フラクチャーも同じくピック率は低く、代わりにレイズが使われている。これらのMAPではサイファーのピック率が比較的高いので、よりレイズの優先度が上がる。

間違いなくトップメタで、デュエリストの中では2位のレイズ(26%)に倍近い使用率の差をつけている。


雑感

Valorantの開発当初から存在していたということもあって、本当の意味で看板キャラクター。

リリース当初からあまりにも強すぎる性能で競技シーンではほぼ必須であり、ジェットを専門にピックするプレイヤーも数多くいた。

昔はテイルウィンドに予備動作が不要でいつでも即座にブリンク可能だった上に、スモークがストック3で効果時間も長かったので生存能力が高すぎた。どんなスキルやULTからも生き延びることができてしまうので、今はかなり弱体化された。

さらに言えばサイファーのワイヤーも以前はテイルウィンドで切ることができたのでサイファーに対して強く、今とは強弱の関係が逆だった。

度重なる弱体化後も、オペレーターを有効活用できるエージェントがジェットだけだったために使用率はさほど下がらなかったが、チェンバーの登場によってトップメタではなくなった。

防衛側に関してだけはジェットよりチェンバーの方が圧倒的に優位だったので、オペレーターを持つ役割を譲るほかになかった。

攻撃側はまだチェンバーとは違う役割を持つことができたが、オペレーターを持たないジェットよりも便利なスキルが多いレイズやイニシエーターの有用性が高く、採用率が落ちていった。


現在では、またトップメタ入りしているが、その要因は以下だと思う。

チェンバーが大幅弱体化された
性能がガタ落ちしたのでチェンバーを必ず採用しなければならない環境ではなくなった。オペレーターを持たせるなら攻守ともに強力なジェットの方が採用しやすい

イニシエーターの単騎戦闘能力が落ちた
具体的にはフラッシュ後の後隙が増えたため、イニシエーターをデュエリストのように運用しづらくなった。

キルジョイが大幅強化された
チェンバーがいなくなった枠にサイファーやキルジョイを採用しやすくなったが、キルジョイのロックダウン強化の影響でキルジョイが増え、相対的にサイファーが少なくなったためにジェットが使いやすくなった。


競技シーンではまだ反映されていないが、直近のパッチでレイズが弱体化されたのでより採用率が上がると思う。

今のジェットのピック率の高さはジェット自体の強さというより、キルジョイトップメタの影響でサイファーチェンバーの使用率低下によるジェットの採用しやすさにあると思う。

キルジョイが大幅に弱体化されるか、キルジョイのロックダウンへの有力な対抗策が出てくるまでは現状はほぼ変わらず、サイファーの出て来ないMAPではピックされ続けるはず。



まとめ

Valorantの看板であり、花であり。
力に自信のあるプレイヤーに好まれるキャラ。
他のキャラとは違う操作テクニックが求められるため、初心者向けとは言いにくい。
けど、エントリーフラッガーという役割を体験するためには一度は触ってほしい。そんな感じ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?