『アントマン&ワスプ クアントマニア』感想

ようやく本格的に新しいシーズンのMCUが始まりました。

エンド・ゲームのときからの続きで、舞台は「量子の世界」であり、「多次元宇宙」へ。

正直多次元宇宙の話は時系列こんがらがるのでついていけるかが不安だ。


クアントマニアでは「カーン」がヴィランとして登場するけど、「カーン」は多次元宇宙に複数存在する。
『ロキ』で登場し、刺殺されたカーンはタイムキーパーとして、パラレルワールドを消し続けていた。
正確には、神聖時間軸となるルートから大きく異なる次元が発生しないように枝を刈り取り続けていた。

多次元宇宙戦争が勃発することを未然に防いでいたとも言えるし、数多ある異次元の世界で大虐殺をし続けた結果とも言える。

そういうわけで、神聖時間軸を守っていたカーンはある意味では善良な意思を持っていたかもしれないけど、『ロキ』で死んでしまった。

そういうわけで、「カーン達」の封印は解き放たれたわけだけど。。。


今回のクアントマニアに登場するカーンはカーンたちによって封印されていたと言った。
それは『ロキ』で死んだカーンのことではなく、他の「カーン」たちのことなんだろうか?

うーん、ここらへんは何度も色んな作品を見ないとわからないので、誰かがまとめた情報を見るほうが早そうだな


ってわけで、クアントマニアの感想。

量子の世界を冒険するので、現実世界はほぼ映らず、結構暗い雰囲気なのが気になった。
まあ、アントマンたちのキャラがギャグテイストなのでそこまで暗くなりすぎずに見やすい。
ところどころ、前作までの話を忘れている人向けに映像付きで振り返ってくれたのもありがたい。

カーンをラスボスとする最初の話だからか、謎になっている部分が多い。
というか、なかなか核心となる話をしてくれないのが気になる。
「今は話している時間がないの」みたいに言っているキャラ、どう考えても飛行船での移動中とかに全部話せただろと思う。
好意的に解釈すれば、罪の意識が重くて話す気になれないという感じなのかも。

カーン自身はそんなに強くなさそう。
サノス以上の強敵とのことだけど、もっと絶望的な感じな強さを誇るのかと思えば、結構ふつう。
まあサノスもストーンがなければそこまで大きな戦闘能力を持たないことを考えれば、そんな変わらないけど。

それよりも、このレベルの強さを持ったカーンが多次元宇宙にそれこそ無数に存在して、それらが敵になるという方が絶望的な演出なんだろうけど、それと同時にアベンジャーズも多次元宇宙に無数に存在するでしょ?とも思う。
カーンいわく、「アベンジャーズは何度も殺してきた」とも言っていたし、そんなに脅威に感じてないだろうけど、じゃあアリにやられることなくね???っていう。


一番好きなシーンはコアの中心部に近づいた時に大量のスコット・ラングの可能性たちが現れるシーン。
これは平行世界の様々な環境で様々な選択肢を選んだスコット・ラングが大量に現れて混乱するというシーンだけど、1億なのか100億なのかというレベルだ大量にいるスコット・ラングのほぼ全てが「アントマン」なのは良いよね。
スコット・ラングはアントマンになるべくしてなった人物なんだな、と。

まあ、もしかしたら「アントマン」となったスコット・ラングの分岐なのかもしれないけど。
ただ、その中に一人だけサーティーワンアイスクリームの店員をやってるスコット・ラングがいて、こんだけ無数に可能性があってサーティーワンをクビにならなかったのは一人だけなのかよって笑った。

いや、サーティーワンで働き続けているアントマンもいるかもしれないな。


あと、スコット・ラングの娘が可愛かった。
前作までから役者代わったみたい。
ヒーローとして格上げするにあたって有名キャストへの変更なのかな?


まとめ

クアントマニア、面白かった。
ところどころ、もうちょっと端折って良いような気もするし、全体的に話が浅いな~という感じだけども、スコット・ラングという人物がとても好きなので満足。

一作目の『アントマン』をもう一度見たくなったな~

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