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いまは昔、竹取りの翁と言うものありけり

   職場の先輩が知人の竹林を管理していると聞き、お手伝いに行ってきました。

   職場(半農半Xの「X」の方)の先輩は、ひょんなことから農家と仲良くなって、鬱蒼としていた竹林を独力で整備しています。

   コロナでどこにも行けなかった時、「ここで竹を切ったり、下草を苅って、コーヒー沸かしたりして、キャンプのようにしていたから、楽しく過ごせたよ」と話していました。

   そうなんです。私もコロナの時期に畑で過ごせたから、ずいぶん助かりました。
   そういう環境があるって幸せですね。

サヤエンドウの支柱が欲しい

   先週サヤエンドウとスナップエンドウの種まきをしました。これまでも、ご近所や知人から竹を分けていただいて、支柱として利用していたのですが、先輩がどんなところで竹林整備をしているのか興味もあり、また労働力として期待されたので、両者の思惑が一致したと言うわけです。

整備の進む竹林

   支柱はホームセンターなどで売っている金属にプラスチックのイボイボが着いているものが、耐久性もあり使いやすいのですが、本数が増えると経済的な問題もあります。SDGsの観点からもなるべく自然素材のものを使いたいのです。

   竹製の支柱は2年位で枯れてしまうのですが、菌ちゃん農法を始めたこともあって、枯れた竹の使い道もできたことから、継続的に竹を確保出来ないかと考えていました。

  特にサヤエンドウなどは、竹の先の葉が着いた笹状の部分も欲しいのです。笹状の竹は、芽が出たばかりのエンドウを霜から護ってくれたり、弦が伸びたときに掴まりやすく、利用価値が高いです。

枝を切り落とした真っ直ぐな竹は支柱に
葉の着いた部分はエンドウ用

   支柱用の竹をいただいた後は、もちろん下草苅のお手伝い。かなり急勾配の斜面の為、これは重労働でした。還暦をかなり過ぎている先輩がスタスタ登っていくのを横目で見ながら、私はエッチラオッチラ這うように作業をしました。

竹林の頂上から
竹の花が咲いた跡

竹林の地主さんはかなりユニーク

  お昼は竹林の地主さんの直売所でご馳走になりました。畑で採れた新鮮な野菜をふんだんに使ったとても温かな味のする美味しいご飯でした。
   地主さんの直売所。販売しているものがとってもユニーク

直売所の看板
青パパイヤ?
相模川沿いの幹線道路にある直売所

    直売所の目玉商品は「青パパイヤ!」
   地球温暖化もここまで進んだか!?とおもいましたが、黄色く完熟することはないそうです。

   非常に栄養価も高く、漬物、酢の物、炒め物、煮物などなんにでもつかえるそうです。
   また、葉は乾燥させてパパイヤ茶として販売もしていて、癖もなく美味しかったです。

   でも、相模原でパパイヤはちょっと驚きでした。

青パパイヤ
パパイヤの木(夏に撮影)

お土産もユニーク

   竹をいただいた上にお土産もいただきました。こちらも初めて見るものでした。

四方竹(シホウチク)

   秋に収穫する珍しい筍です。四国ではポピュラーなようですが、私の住む地域では珍しいのではないでしょうか。

柚子の木に接ぎ木したレモン

   竹林の脇にあったレモン。柚子の木に接ぎ木してあり、写真のレモンの奥に柚子も見えます。
   形もイメージするレモンに比べるとやや丸みをおびています。きっと味もレモンと柚子の中間くらいなのではないでしょうか。

   もちろん、青パパイヤも頂戴し、今夜は珍味三昧になりそうです。


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