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子宮筋腫2

子宮筋腫を取るには、2つの手術があるとのことだった。

1つは、腹腔鏡手術。お腹に4カ所穴を開けて、腹腔鏡で確認しながら筋腫を取る。小さな穴を開けるだけなので、身体への負担は少ない。ただし、その穴から筋腫を取り出すので、一定程度まで筋腫を小さくしなければならない。そのためには、半年間服薬するホルモン治療が欠かせない。

もう1つは、帝王切開のような開腹手術。お腹をバッサリ切るので、身体への負担は大きい。ただし、筋腫を小さくする治療は必要ないので、すぐ手術できる。

いずれにせよ、術後は子宮も傷ついているので、半年ほど妊娠はできない。そして、出産は必ず帝王切開となる。

まあ、二通りあるんだけども、基本は前者の腹腔鏡手術だと思う。私もそれにした。

ホルモン治療

まず、筋腫を小さくする。

筋腫の栄養はホルモンなので、手術日半年前からホルモンを抑える薬を飲む。生理がこなくなり、一時的に「上がった」状態を作り出す。

まず私の場合、コレがなかなかハードだった。ホットフラッシュがひどくて、何もしてないのに突然、カーッと火照り、動悸が激しくなる。汗もダラダラかいて、困りものだった。

しかし、この薬により、最初は5センチ近くあった2つの筋腫はかなり小さくなった。

入院準備

事前に病院であれこれ検査を受ける。

腹腔鏡手術も全身麻酔。術後に筋力の衰えなどが起きていないか(高齢者向けの検査かと思うが)などを測るため、身長体重だけでなく、インボディ測定も行った。筋力が「平均」分あったので、「何かスポーツされてます?」と聞かれた。平均値とはいえ、それ未満が「普通」なようだ。

歯科の診察もあった。口から呼吸の管を入れるため、歯の状態が悪いとその菌が感染症を起こすのだとのこと。幸い、治療は終わっていたので問題なし。ただ、「毎日フロスした方が良いですよ」と言われた。歯ブラシだけでは6割くらいの汚れしか落とせないそう。

大事なのは限度額適用認定証の申請。以下が「協会けんぽ」の説明だ。

高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。

大事なのは後半部分。限度額適用認定証を発行していれば、請求そのものが減額された額になるため、多額を支払わなくても良いというもの。手続きも面倒ではなく、オススメだ。

あとは、手術の同意書やパジャマなどを揃えていざ入院。初日は暇で、ストレッチをしたり筋トレをしたりして過ごした。手術後しばらくは運動もできないだろうから、それまでの間に十分身体を作っておこうと、この間少し頑張っていた。


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