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「よく頑張ったね、もう頑張らなくていいよ。」

あなたは、頑張り屋さんですか?

「よく頑張ってるね。」と自分で自分に声をかけていますか?

たまには
「もう頑張らなくていいよ。」って、言ってあげてますか?


今日はちょっと
私の話を書こうと思います。

(強い言葉も出てくるので、無理には読まないでくださいね。)

私は、
18歳の時、メキシコに留学中にパニック障害が発症しました。
一度少しマシになって就職したのですが、
20か21歳くらいでひどくなり、
そのせいで体重がどんどん落ちました。
(どうも、パニック障害がきっかけで摂食障害と鬱も発症したようです。)

21歳の時に
会社から「休みなさい。」と言われて初めて病院に行きました。

パニック障害という名前も、世間で全然、認知されてなくて、
初めて行ったのは脳神経科でした。
精神科か心療内科に行かないといけなかったのに、間違って脳神経科に行ったけど、先生もわけが分かってなくて、しばらくそこでお薬だけもらう、という謎の期間を過ごしました。(今思えば、なんの薬を飲んでいたんだろう。。)
それくらいパニック障害が知られてなかったんですね。

脳神経科に行って半年ほどして、先生がやっとおかしいと気がついて
心療内科を紹介してくれました。

心療内科に行くと、もう、すぐに入院です。
拒食症でよくある「このままじゃ心臓止まりますよ。」というやつです。

入院、退院しましたが、摂食障害もパニック障害も良くならず。
薬の副作用で生理も止まり、毎日引きこもってました。

とてもじゃないけど『普通の』社会生活は送れなくなりました。
予期不安、発作、広場恐怖、色々。
近所にお買い物に行くのも、ゴミ捨てさえも無理でした。

毎日引きこもって、何をしていたかというと

毎日同じ時間(何時何分何秒まで同じじゃないと気が済まない)に、同じものを食べ、(食べるといっても飴とかです。)
ずっとパニック発作が起きないかだけを心配し、
夜になるとリストカットをする。
夜は夜で、入眠時発作と夜驚症(夜中に不安感で飛び起きる)でろくに眠れない。

そんな毎日でした。

そのまま5、6年経って、
「病院変えてみたら?」と言ってくれた人がいて、
素直に、その人の勧めてくれた先生に会いに行きました。

その先生が最初に言ってくれた言葉が

「今までよく頑張りましたね。」

だったんですね。本当にほっとしたのを覚えています。

その先生に出会ったおかげで
そこからは年単位で、どんどん良くなっていきました。

だけど、引っかかることがありました。
「よく頑張りましたね。」という言葉は飲み込めるけれど
「もう頑張らなくていいんですよ。」と言ってくれる先生の言葉が
飲み込めなかったんです。

頑張り屋さんの人は、この感覚がわかると思うのだけど
『頑張らなくていい』という状況が想像できないんです。

今思えば、想像できないんじゃなくて
『頑張らない自分』になるのは怖かったんだと思います。

本当は、頑張ってない自分も、もう頑張れない自分も
誰かに許して欲しいとずっと思っていたけど、
そうなったら自分が自分を許せない。という感覚。

パニック障害になって、体重は35キロを切って、
社会からはブラックアウトして、もうとっくに張り詰めていた糸は切れているのに
それでも「頑張らなくていいよ。」と言われても飲み込めない。


このnoteでも、コミュニティでも、

”願いが叶う”には、叶うことを自分に許可してください。とお伝えしてきたけれど
『自分を許す』というのは難しいことなんですね。

本当は、簡単に許していいんです。
だけど信念が強固な場合はとっても難しい時もある。
私の場合は、『頑張らないといけない』という信念でした。

だから、がんばるシチュエーションが次々と起きる。
引き寄せですね。

叶わないことがある時だけじゃなく、
いろんなことが叶って、もう十分幸せな時でも、

自分に優しくするのに、しすぎることはないです。

自分を大切にする。
自分の心の声をよく聞く。
自分の体感をしっかり掴む。
自分を愛する。
自分をねぎらう。

自分を許す。

幸せになるための前提たちです。

誰かを許せないと思ったり
頑張らないといけないと思ったり
自分を責めたりする時は

もしかしたら
誰よりも自分に”自分を許してほしい”って思っているのかもしれません。

自分を許すことに不器用な人たちが
自分を愛し、許していくことが難しいと
私にはよくわかります。
そう言われてもできないんだよ。という人の気持ちもよくわかります。


だけどもうそろそろ、いいんじゃないかな。

本当に、生きているだけで
よく頑張ってるし、もうそんなに頑張らなくてもいい。

私はあなたのことが大好きです。

愛をこめて
elly

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