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プロモーションビデオ撮影の日のこと

みなさまこんにちは、イトウでございます。

長野県も明けました、梅雨。
避暑地のイメージの強い長野県ですが、私たちのいる県北部に位置する千曲市はしっかりきっちり暑いです。本日の最高気温は35度です。逆にこの熱を利用して何かできないものでしょうか。

さてさて、今月の初めに公開になったモンクバッグと陶器リングのプロモーションビデオ、既にご覧いただけたでしょうか?
もしまだであれば、、、どうぞこちらから、、!

↓素晴らしい制作陣についてはサクライのnoteでご紹介がありますので是非チェックしてみてください。

本日はそんな撮影の裏側をお届けしようかと思っております。
Behind the sceneです。

雨と晴れ間が交互するような、5月某日。
「降水確率0%」という潔いアナウンスとはいかない天気予報に、本番の数日前から晴れるよう心の中で祈っておりました。

今回のプロモーションビデオの背景となるのは、初夏の信州。新緑が鮮やかに茂り、風が潤い始めた優しくてワクワクする季節です。

対して第一弾の半纏のプロモーションビデオに収められているのは、12月の信州。ひと昔前には大変な賑わいを見せたという、千曲市の戸倉上山田温泉。乾いた冬の空気、今やもの悲しくも感じられるノスタルジックな街並みに、現代版半纏が凛と映し出されます。

そんな信州の季節のコントラストにも目を向けていただけたらまた一興かと存じます。いずれも私たちのいるフレックスジャパンから10数キロ圏内の景色なのです。

▼善行寺

撮影当日は、朝9時に善行寺集合。

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待ち合わせの善行寺山門(三門)、幸いにも天候に恵まれたスタートです。

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撮影隊、モデルさん、我々co:doメンバーでよろしくお願いします!とご挨拶、モデルさんにモンクバッグを纏っていただき、いよいよ撮影スタートです。

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まずは、一人ずつの撮影です。こちらでビデオを撮影している傍らで、このまま首を右に捻ると、、

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こちらはこちらでスチールの撮影中。
同時進行で、あっちでもこっちでもテンポよく撮影が行われ善行寺の裏手、石垣、、と場所を移しながら撮影は進んでいきます。

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撮影した映像を階段に腰掛けみんなでチェックするこの和やかな感じが好きです。今回モデルをお願いした、たいらさんは実は普段はプロのカメラマンさんなんです。撮る側なので「やっぱり撮られる側は慣れないなあ」なんて言いながら、めちゃくちゃかっこよくカメラに収められてらっしゃいました。

さあ時刻は11時半。太陽がほとんど真上に差し掛かり、落ちる影はこんなに短く。頭のてっぺんにじりじりと太陽の光が注ぎ込みます。それでも滞りなく撮影は進みます。

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ここで一旦ランチタイム。
いただくのは善行寺近くのフルーツ&ブレッド サンチのサンドイッチ。美味しいね~と頬張っていると、雨が降り出してきました。実は、天気予報では午後から雨だったのです。予報覆らず。

しかし、案ずるなかれ。キム監督は、天候を加味し屋根のある山門内での撮影をこの時間帯に組み込んでいたのです。

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PVの特徴的なぐるりとコマ撮りで一周するカット。雨が降ったことでむしろ静穏な雰囲気を醸し出しています。カメラの画角に映り込んでしまわないように、カメラマンの斜め後ろをストーキングしてゆきます。

さあこれで善行寺から、次の撮影場所に移ります。

▼遊歴書房

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善行寺からも歩いて行ける距離にある遊歴書房さん。
その雰囲気もさることながら、旅するように世界各地の事柄について書かれた人文書が、天井までの高さの本棚にみっちり並んだワクワクするお店です。

お邪魔にならないように、外から眺めていましたがまさにここでしか撮れないワンシーンになっています。もっとお店のことを知りたい!という方はこちらから↓

撮影を終えて外に出ると、おお、雨が止んでいます。各自、日頃の行いが良いおかげですね。

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▼フレックスジャパン

そして最後の撮影地は私たちのホームグラウンド、フレックスジャパン。更埴インターから見える会社というと「ああ!あそこね!」となるかた多数の会社です。

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本社工場の外壁にはこんなレンガ貼りのところがあるんです。ここでもビデオ撮影の傍らでスチールの撮影が。スチール担当の小川さんは、いつもススススーとどこかに行き写真を撮っていたのですが、出来上がりの写真をみてびっくり。あのススススーの先にはこんな美しい瞬間があったのですね、と。

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ぐるりとまわって会社の裏側でも撮影を。
フレックスに勤めて5年になりますが、わたくしここまでの裏側に来るのは初めてでした。
「この配管、この撮影のためにあるようなものだね!」というお墨付きの配管ショットもございます。ぜひ探してみてくださいね。

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こちらもフレックスジャパン裏側の歩道橋下。三人がどこを見ているのかと言いますと、長野県のローカル線しなの鉄道を待っているところです。都市部のように数分おきに電車が走っているわけではないので、時刻表を見てあと〇分!とその時を逃さぬように今か今かと待ちわびています。

見慣れた電車も、ピンクの歩道橋も新たな視点とレンズを通すと煌めいて見えるものですね。(そういえば、初めてこちらに来た時はしなの鉄道のロイヤルブルーのボックス席が懐かしくって感動したものです。それが当たり前になってしまった今、再びそんな興奮を思い出させてくれました。)

そしてここで再び雨が降り始めます。
撮影隊の向かう先は、本社屋上。

五階建ての屋上にのぼるとかなり視界が開けた景色が見えるんです。ただ、なかなかの雨が降る中、機材を濡らさないように傘でガードしていたため景色の写真はございません、申し訳ありません、、

何より、屋上の屋根はかなり凹凸の大きいトタン屋根で足場が悪いんです。溝に足をはめながら一歩一歩進む感じなのですが、その足場でモデルを中心に360度の撮影をしていたカメラマンの阿部さん。しかも定点についたら、しゃがんだ視点から撮影をするので、最悪の足場にスクワット、しかも大切な機材に雨というハードなコンディションでした。終盤は「もうちょっと、がんばれー!」と部活のようなテンションでこの最終カットは撮影されました。

そんな様々なひとときが合わさってこのPVが出来ました。個人的な好きポイントは、クルクル回るカット。基本180度と180度の組み合わせで360度になるのですが、ワンカット90度と270度の組み合わせのところがあるのです。なんのこっちゃ?な方、そんなことも踏まえて、もう一度見てみてください。

最後になりますが、撮影にご協力いただいた全ての方々にこの場をお借りして改めて感謝申し上げます。


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