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「2023年6月の名前のない珈琲 Tanzania:わたしが帰る場所」

綴っても、なんだかまとまりのない文章になってしまいそう。

❏❏❏

6月の名前のない珈琲:Tanzania

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6月は新旧交々入り乱れて、まだ整理しきれていない。
そんな気がする。

いつか、この思いたちをほぐし、ひとつひとつを珈琲にしたい。
だから、今は、一部分だけを切り取って、6月の名前のない珈琲に名付けようと思う。

2023年6月の名前のない珈琲「わたしが帰る場所」
空港に向かうバスが速度を上げた
窓に張りついた雨粒がナナメに間伸びした点線を描く
始点から現在地を超え、終点へとつながる点線
確かにわたしはここで生きていた
昔と今が交錯したおかげで気がつけた未来
ここはわたしが帰ってきてもいいところ
やっと、受け入れられたことに涙がにじんだ

6月の名前のない珈琲のまろやかで柔らかな深いコクは「わたしが帰る場所」そのものだった。

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