連続
仕事がめちゃくちゃ忙しい会社に転職したので、仕事がめちゃくちゃ忙しい。
私はひどく要領が悪いので、毎日3〜4時間残業して仕事量がちょっと減る程度、それでも終わらないから、夜2時に寝て朝6時に起きてまた出勤している。
私が忙しいことを知っていてもその会社に入ったのは、前の恋人と別れるタイミングで、色々余計なことを考えなくて良さそうだったから。
キャリーを引く後ろ姿に、元気でね、と叫んだ。
思い出すべきじゃないことを思い出すことは本当に減った。自分が大切にされなかったこと、自分が見くびられたこと、自分が大切にしなかったこと、自分が見くびってきたこと。
私はずっと最悪な人間で、幸せで穏やかな場所にずっといたいだけ。本当は何を書いても何を言っても、「そんな最悪なのに何で偉そうに話しているの?」と尋ねられて、黙っているべきだった。
怒られたくないから拗ねて謝ってるような、自分のことが一番大切などうしようもない人間。
「環境だよ」
「環境が悪いだけ。どうしようもなくないよ」
すこし泣きそうだった。やさしすぎて物も言えなかった。
高校のころ、大好きな友だちがいて、その子と仲がいい別の女の子の悪口を言ったんだよ。
その子どもと連続して、陸橋があった。西陽が差す道を東に向かって歩いた。2人だった。とても暑かった。紫陽花が咲いていた。多摩川。こんなところにいるべきじゃない足で、誰もいない住宅街を歩いた。
幸せを知った。
ありがとう!
私がしてきた最悪なことも、それでも起こった幸せなことも、何もかもを覚えていたい。
そして、生きていたい
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