週末
結婚式を控えている友人に誘われてマティス展に行った。マティスの絵は元気があっていい。ありがたい。マティスが使っていた絵の具パレットも展示されていたのだけど、そのパレット自体も絵みたいで面白かった。
マティスはおじいさんになって具合が悪くなったらしく、ベッドの上で寝ながら棒を使って描いている写真があった。それを見て、なんか良い人だなーと思った。
でも実際2人で話すってなったら、マジで何話せばいいかわかんないな。会社の人としか喋ってないから、人との仲良くなり方が分からない。電車で隣に座った人となら地元の話とかはできるんだけど。未来がないから。
ツイッターのアカウントを削除しても30日間であれば復活できるのだけど、例えば「10日後」と言われてそれが今日を含むのか含まないのかがいつもよく分かってなくて、数を数え間違えていたみたいでそのまま消えた。
アカウントを削除した理由になった会社の人は、激務のせいで体調を崩していてそれどころじゃなさそう。その人を特別、とかではなく、会社の大半の人間についてどうでも良いが、私と同じ日々がその人にもあり、奪われたことはわかる。
今まで出会ってきたいろんな人が「みんなそんなに他人に興味ないよ」と言っていて、そうとも思うし、そうじゃないとも思う。人が言った言葉のなかで本当なのは「時と場合による」だけ。
「化合物」のアカウントは高校の修学旅行の翌日に作った。空港から学校に戻るまでの高速バス、私はクラスに友人がほとんどいなかった。そのため隣同士で座る相手もいなくて、微妙な間柄の女の子と隣に座って、頑張って話そうとしたら「疲れてるから静かにして」と言われ、黙り、やることがないので携帯を見ていたら、具合が悪くなり、その子が「担任に言おう」と言ってくれて停まる予定のないPAにクラス全員を巻き込んで停車し、担任の教師に「とりあえず吐いてこい」と言われ、身障者トイレに行ったが、えずいたものの吐くのが怖く、唾だけ吐いて出てきた。その翌日だった。
私は結構、私が言うことが好きだった、少なくとも会社の人より。そして私じゃない何人かにも好きでいてもらえて、それがとてもありがたかったです。
今はあんまり死にたくなくなった。歳は本当にとるものだと思う。
最近バリー・コーガンという俳優が好きで、今日は『アメリカン・アニマルズ』を観ようかなと思っている。でもお腹がちょっと痛いので多分観ない。確定申告を頑張ってやろうと思うが、これもどうするかは分からない。
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