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新潟の地域と人の魅力を「写真」で伝えたい|永島実樹の言葉

週末インタビューの企画第4弾は
カメラマンチーム「うちとソト」代表の
永島実樹さんにお話を聞きました!

うちとソトは三条市を拠点に
写真を撮ったり展示会をしている
カメラマンチームです。

永島 実樹(ながしま みき)
Twitterinstagram
1994年生まれ。新潟県三条市出身。本業は保育士。カメラを通して三条の魅力を伝える「うちとソト」というカメラマンチームを結成。好きな食べ物は梅干しとお味噌汁。好きな男性のタイプは歯がいい具合にガチャついてる人。

①「単焦点レンズみたいな人になりたい」人や物の魅力を最大限に引き出すカメラマンに

とにかく写真が大好きで、
毎日カメラを持ち歩いているみきさん。

その人らしい表情やその場の温度感が伝わる
みきさんの写真にはファンが多く、
Twitterとinstagramを合わせれば
フォロワー数は2000人超えです。

そんなみきさんが初めて
カメラを持ったのは4年前のこと。
最初はカメラを首から下げてたらおしゃれ!
という理由でカメラを始めたのだそう。

カメラ好きの先輩から教わりながら
どんどん写真を撮ることにのめりこみ、
いつしかレンズにも
興味を持つようになりました。

最初は「思い出を綺麗に残せる」ことが
楽しくて写真を撮っていたそうですが、
あるレンズに出会ってから、
劇的に「写真」にハマりだしたといいます。

それが、単焦点レンズ

単焦点レンズとは、
焦点がひとつに絞られることで
ピントを合わせた物や人が
普通のレンズで撮る以上に際立ち、
背景がボケるレンズのことです。
(iPhoneのポートレート機能のようなレンズ)

みきさんはその単焦点レンズを
初めて使った時、
肉眼で見てもなんてことのない看板や電柱が
このレンズひとつを使うことで
見違えるようにきれいに、かっこよく
写ることに心底感激した
んだそうです。

そんな単焦点レンズを使ううちに
みきさんが思ったことは・・・

「どんな人も物も輝かせることができる、単焦点レンズみたいな人になりたい。」

カメラを通して人や物の魅力を
最大限に引き出し、伝えたい。
そんな思いでみきさんは
日々写真を撮っています。

②「きっとこの人たちはこんな感じなんだろうな〜って思ってもらえたら」人柄や雰囲気が伝わる一枚を

みきさんのinstagramを見ていると
被写体は「物」ではなく、
圧倒的に「人」が多いのがわかります。

みきさんいわく、
「物」を撮る時は自分の技術次第。
でも「人」を撮る時は、
ただ上手に撮る技術だけじゃなくて
「その人らしい表情を引き出せるか」も重要。

自分の投げかけ次第で
相手の表情が変わるからこそ、
人を撮ることは難しくもやりがいがあります。

そんなみきさん、
いまではSNSを通じて多くの人から
カップルフォトや家族写真など
様々なシーンの撮影依頼が舞い込んでいます。

中でも多いのが、カップルフォト
「結婚式で使う二人の写真を
事前に撮ってほしい」という依頼です。

「わたしの写真を見て『きっとこのふたりってこんな感じなんだろうな』って思ってもらえるような、ふたりの雰囲気や温度感が伝わる写真を撮りたいんです。」

そのためにみきさんが大切にしているのは
たくさん会話をすることです。

撮影前には、
ふたりにしっかり話を聞くことで
どんな時にどんな表情をするのか
インプットし、
その表情を撮影中にも引き出せるように
絶対に会話は途切らせず、
リラックスした自然体なふたりの姿
収められるように心がけています。

③「三条をうち(出身者)とソト(市外出身者)の視点から切り取ることで地元を盛り上げたい!」写真で地域を活性化

みきさんは2年前から
カメラのイベントも企画しています。

それは、地元三条で
カメラを片手に町歩き
しようというもの。
今までに2回開催されていて、
昨年末に行われたイベントでは
総勢30人のカメラ好きが集まりました。

イベントのコンセプトは
「つながる、ひろがる、【わ】」

みきさんのイベントは、カメラマンみんなが
撮影するだけでなく被写体にもなります。
最後は全員の写真を飾る展示会も開催。

「撮る」だけを目的とせず、
時に「撮られて」最後は「共有する」ことで
カメラマン同士の繋がりも
深めていきたいと考えています。

また、みきさんのイベントには
三条市内外から参加者が集まります。

「三条出身者(うち)と市外出身者(ソト)両方の目線で三条を撮ることで、より多くの地域の魅力を発見できると思う。市外の人にとっては、これが三条を好きになるきっかけになるかもしれない。」

みきさんは、カメラを通じて
三条の良さを引き出すだけでなく、
三条という地域のファンも増やして
地元を盛り上げたいと考えています。

これからは三条だけでなく、
新潟のいろんな地域でイベントを開催
していくということです。

④「写真だから伝えられることがある」頑張る人の姿を写し、伝えていく

写真を通じて、人を幸せにできたら。
写真を通じて、地域を元気にできたら。

そんな風にみきさんが
「自分も地域や人のためになることがしたい」
と思えたのは、
やってみたいことに果敢に挑戦している
先輩たちが周りにいたからです。

これからみきさんは、
そうした自分の周りにいる
頑張っている人たちの姿を
写真で伝えていきたい
と話していました。

「写真だから伝えられることってあると思うんです。頑張ってる人たちの『いつもは見せない部分』とか『何かに熱中してる姿』とか。そういうシーンを撮って伝えることで、その人に興味を持ったり好きになる人が増えたらいいなと思います。」

「その人にしかない表情」を切り取ることに
いつも一生懸命なみきさん。

そんなみきさんだからこそ、きっと、
言葉や文字よりも伝わる一枚
撮れるのだと思います。


うちとソト代表、永島実樹。
これからも新潟の「人」や「地域」の魅力を
カメラと写真で掘り起こし、伝えていきます。


〜あとがき〜

みきちゃんとの出会いは、上記にも述べた「わ」のイベントでした。初めて会った時の第一声は「髙林さんですよね!?待ってました!」で、会ったことないのにわたしの顔と名前を把握しておいてくれたのがすごく嬉しかった。わたしだけじゃなくてみんなにもそうでした。そういったみきちゃんの明るくて思いやりのある人柄が、30人もの参加者を集められる理由なんだろうなと思いました。みきちゃんって本当に太陽みたいな子です。みきちゃんがいるだけでその場がパッと明るくなるし、みきちゃんの周りはいつも笑顔で溢れています。みきちゃんは写真のファンが多いだけじゃなくて「みきちゃん」というカメラマンのファンも相当多いと思うんです。
この取材の日「こずちゃん!写真撮りにいこう!」って誘ってくれて海と公園に行きました。わたし、動画は撮られても写真を撮られる機会ってそんなにないからカメラを向けられると結構緊張しちゃうんです。「どんな表情したらいいんだろう」「自然に笑えてるかな?」とか考えちゃう。でも、不思議とみきちゃんに撮ってもらう時ってすごくリラックスして笑ってる自分がいました。みきちゃんだったらどんなわたしでも受け入れてくれるんだろうな、楽しんで撮ってくれるよね、っていう安心感があるんです。だからみきちゃんに撮ってもらう写真って大爆笑してる瞬間ばかり!笑 本当に、その場の楽しい思い出までぜんぶ一枚の写真に詰め込んでくれるようなカメラマンです。そんなみきちゃんのあたたかい写真、ぜひみなさんも見に行ってみてください。

2019/03/06

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