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下げ調子でいこう!


小学生の6年間ずっと
似たような事を通信欄に書かれる。

「若さがない」


中学時代も教師から
「何処ぞのさんの青春は何処ですか?」
と書かれるし。
高校時代も先生の寄せ書きが
「60点合格でも100点を目指せ」
なんて書かれるし。

恐ろしくめんどくさがりなんだよね。

決して繊細さん?とか言われる人達じゃないのはなんとなくここを読んでいて既にお分かりかと思うけど。兎に角めんどくさい。でもね、全部が面倒じゃないし、もっと詰めて言えば別の理由かもしれない。

こんなダラダラな自分の何処が良いのか、
友達付き合いや、彼氏前提のお付き合いをしてくれたりする人がいた。いるじゃないのはお察し。



とある資格があって、その業界の人はノーマル試験無しで取れてしまうというものがあった。自分は仕事は歯抜けが多いからきちんと資格を取りたいから試験を受けたいと勉強し始めてた。

その当時、彼氏前提のその人は隙間で勉強したい自分が時間をどんどん試験勉強に費やすので遊びにも行けない事にイライラしていた。

試験日の前の週、日帰りと言えども朝から晩まで使う旅行を予約を入れてくる。翌日疲れてしまうのが嫌だった。断りを入れると

「試験無くて取れるんでしょ?やる必要無いじゃん!」と言う。「チケットもあるんだよ?」

もう動けない自分がいた。


会社を辞めて程なく休むものの、流石に働くかと思うが、やめた時期がバブル後遺症やらリーマンショックやらがまだまだしっかりあった頃。ある意味のんべんだらりと過ごしながら求人情報誌なんか買ってみて、面倒だからと会社を調べるのが容易い上場企業ばかり狙うが、当たり前だが受からない。適当にアルバイトや派遣なんてのんびりしながら同じような企業を狙う。

今位のある日、友達がお茶をしようと言うから、まあ気分転換にいいかと出かける。会話の途中で彼女が仕事は?と聞くから「んー決まらないねぇ」なんて言うと「最近はどこを受けたの?」って聞いてくるから「〇〇とか△△とか?」どこも誰もが知っている会社だった。彼女が渋いと言うか、なんとも言えない顔をして言う。

「何処ぞのちゃんさぁ、現実見ようよ?」
「新卒も受からないんだよ?」

「身の程をいい加減知りなよ」
「本気でそんな企業がとるわけ無いから」


自分は「そうだね」とだけ言う。
そのあと適当に雑談して終わる。


その年の春に就職は決まる。
そう言う事で。

夏過ぎにそんな彼女から連絡が入る。
就職したのと聞くからまあ。とだけ答える。
勤め先をしつこく聞くから答えると
「ふーん」だけだった。

電話帳からそっと消す。


頑張ると頑張るなと言われ
頑張らないと頑張れと言われる。
どうしてもyesをいただけない。


何故か親兄弟も自分の頑張るを応援しない謎があったので、他人なら尚更か。


上げ調子で行けば面倒ばかりなので
今日も下げ調子でいこう。





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