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わたしの下北沢にて'21

ただいま下北沢。
今年2度目の下北沢。
12/4、ダイスキな日、下北沢にて'21が無事に開催されました。下北沢にてのチケットを買ったのは2回目で、1回目参加したのは2018年の冬のことです。ドキドキ緊張しながらはじめて1人で東京に行ったのがソレだった。

その時の気持ちを思い出しながら、けれど確実に、その時とは下北沢や下北沢にてへ親しみや愛情は大きくなっていて。地元でもなんでもないけど、下北沢ただいま〜!と思いながら井の頭線の改札を出ました。

1日中、下北沢全体が会場となって行われるサーキットイベント。その説明だけでワクワクする。心が躍る。
そしてこの最悪な2年を乗り越えたいま、無事に開催されたことが尊くて愛しくて嬉しかった!

長い列に並んで参加の証のリストバンドを受け取った。いよいよ。

私のシモニテは、まず、カレーを食べるところから始まった。下北沢といえばカレーだし、空腹ではライブに集中できない。SNSやGoogleマップを駆使して、行きたいお店を決めて、周囲をキョロキョロしながらお店に向かう。
まとめサイトを流し見してたら一目惚れしてしまったので、胡粋というお店のスパイスカレーを食べに行きました!3種のあいがけカレーとビール。スパイスで汗かいて、ビールで流し込んで、これからライブを見に行くぞ!と、自分と向き合う時間。心から美味しかったし、店主さんが優しかった。良い時間。

そしていよいよライブを見る。

見たいバンドまで時間があったので、タイムテーブルを見て気になったところに向かう。サーキットイベントはこういう過ごし方が出来るのが良い!そうして、1バンド目は東京快速。途中からしか見れなかったけど、"俺たちを序盤に選んだことを後悔させてやる、今始まったけどここで終わりだ"ってボーカルが叫んでて思わず拳をあげた。超格好良かった。

そして次にセカイイチ。大学の頃のサークルにコピーバンドがあってずっと気になってたバンド。見れる機会があるのなら、と足を運ぶ。大人の魅力と余裕と正確さ。特にリズム隊が好きだった。

セカイイチが3〜4曲ほど演奏し終えた後、後ろ髪引かれながら途中で抜け出してmotherへ向かう。このわたしのシモニテの本命のうちの1つ。ずっと見たかったし、この日はmotherのグッズのパーカーを着てきたし、気合いは十分で。
演奏が始まった瞬間に音圧と世界観に圧倒されて鳥肌が立った。やっと、見たかったものが、聴きたかったものが、目の前にある!と思ったのと同時に、本当に今目の前にあるのだろうかと不安になった。けど、生きてて良かったなって強く思った。絶対忘れないし忘れたくない。
(はじめは3列目あたりで見てたんだけど、途中周りのファンの方が気づいてくれて最前列にいれて下さいました。優しい音楽と優しいファンの方、改めて本当にありがとうございました。届け。)

motherの後は本命の2つ目、トリプルファイヤーを見に!プラカップのビールを飲みながら、ゆらゆら何にも考えずに好きな音楽を聴けるというのは大変贅沢なことだな〜と他人事のように思いました。
リズム隊あってこそのボーカルだし、ボーカルあってこそのリズム隊だし、客席あってこそのトリプルファイヤーのライブだし。イヤホンで1人ずっと聴いてたトリプルファイヤーももちろん超好きだけど、ライブで見るトリプルファイヤーも本当に最高で幸せで満たされた。ひとつひとつ大事に抱えながら、何にも考えない、をすることができた。

トリプルファイヤーの余韻を抱えて、そのまま同じ会場で愛はズボーンを見る。東京・下北沢という非日常が、いつもの関西・大阪・アメリカ村に一瞬で変わる。これだよ〜!となった。最前列でがむしゃらに楽しんだ。
改めて、愛はズボーンの格好良さに気づく。どこで見ても心から格好良い!関西に戻ってもまたライブ見に行こうと思いました。

次は続けて関西勢のシンガロンパレード。幸福のスリーピース!安定感がすごくて安心感がすごくて、超楽しかった!
昔はバンドマンは不良扱いだったけど、今は陰キャの集まり。けど、そんなみんながしっかりルールやマナーを守ってきたから、今この下北沢にてがある!みんなが1番格好良いぞ!って言ってたみっちーさんが1番格好良かったな!

関西2バンドに癒された後はラッキーオールドサンで締めくくり。なんとも不思議な空気感の男女2人組。ライブじゃなくて、2人の秘密の日常を覗き見してる気分になった。いけないことしてる気持ち。
途中、聴いたことある曲が流れる。大学の時の先輩2人がカバーしてたミッドナイトバスだった。その瞬間少しだけ目頭が熱くなった。2人に会いたいなと思った。

これにて私のシモニテはおしまい。クロークに預けていたキャリーケースを受け取って、渋谷のホテルに向かうためにまた井の頭線に乗る。
ホテルについても、よるごはんを食べていても、お風呂に入っていても、寝て起きても。未だに余韻びたびたで、しばらく生きていけそうだなと思った。

大好きな街、下北沢。大好きなイベント、下北沢にて。
これからもずっとずっと続きますように。
そしてずっとずっとわたしも、音楽を好きで居られますように。

(次回の東京は、ライブをしにいきます!っていう理由がいいな。)

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