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理系大学院学位留学への挑戦〜決め手となったもの

みなさん、こんにちは!
今回は、どうして私が学位留学をしようと決意したのかについて書いていきたいと思います。

前回のnoteをご覧になっていない方は、ぜひ目を通していただくことをおすすめします。

はじめに

最初からズバリ書きますが、「自分より能力の高い人が大勢いる環境で、もっとバリバリ研究・勉強がしたい」と感じたこと + 「自分の価値を最大化するためには?」と考えたことが、結果として学位留学を決意するに至りました。

もちろん、当初は日本の大学院進学も視野に入れて考えていましたが、海外の大学院と比較・検討した結果、私の場合は日本に留まる必要性をあまり感じなくなってしまいました。以下では、簡単に3点ほどその理由を書いていこうと思います。

1. 研究分野のスケールの違い

日本では研究室単位で行われている研究が、欧米系の大学院では専攻単位で行われているケースがしばしばあります。(逆もまた然りだと思いますが。少なくとも、私の専門分野ではそうでした。)

研究室単位と専攻単位では、当然ある分野についての研究者の在籍数や学生数も段違いに違ってきます。興味のある研究分野について、たくさんの近しい志を持った人と共に学び、研究ができるというのは、幸せなことこの上ないと思います。

さらに、同じ興味を持つ人が大勢いることで、より切磋琢磨できる競争的な環境が得られる可能性が高くなると思います。個人的には、適度な競争環境は自身の成長に不可欠と思っているので、これもプラス要素として働きました。

2. 講義スタイルの違い

講義のスタイルの違いも挙げられます。

日本では基本的に、各個人がレポートを提出したり、筆記試験を受験することで評価されることが多いように思います。

一方で、欧米系の大学では、プロジェクトありきの授業となっていることが多く、基本的にグループ単位での成果が重視された評価になっているように感じます。

プロジェクトのメリットとしては、実践力・応用力が鍛えられる点が真っ先に挙げられると思います。また、プロジェクトのメンバーが全員で協力し、既存の技術を組み合わせて、何か1つの成果物を作り上げる過程を経験しておくことは、社会に出てかなり役に立つはずです。

しかしながら、グループワークは各人の能力が高く、かつ協力して作り上げていくという意欲がないと成立しない欠点もありますが、ある程度のレベルが担保されている修士課程において、この懸念は杞憂でしょう。

3. その他

他にも、

・講義の質が高いこと
・専門分野の講義の種類が豊富で細分化されていること
・大学と企業間の連携がより進んでいること
・世界中から来た学生・研究者と日常的に交流でき、ネットワークを構築できること

などなどが、挙げられます。

学位留学のデメリットは?

学位留学のデメリットは何と言っても、「お金の問題」でしょう。

授業料は立地や大学に強く影響を受けますが、大抵数百万円はくだりません。(ただし、そのリターンは日本で研究・勉強する以上のものが得られる可能性は高くなると思います。)

多額の留学費用を支弁する上で、鍵となってくるのが奨学金です。ただし、実績の少ない無名の大学生が、給付奨学金を獲得するのはかなり困難です。今後のnoteでは、こうした奨学金の話題にも触れていければと思います。

まとめ

今回は、どうして学位留学をしようと決意したのかについて、つらつらと書いていきました!

次回以降は、出願の苦労話や英語の勉強、奨学金の話題に触れていければと考えています。

いただいたサポートは、留学資金の足しにさせていただきます。また、今後のnote投稿のモチベーション向上に繋げていきます。