論理的思考マスター⑥ビールを飲んだ翌日にラーメンを必ず食べる人

ノンアルコールビールを飲んだ自分が明日ラーメンを食べることになるのかどうか。

なぜそんなことに葛藤しなければならないのか、彼はまだその本当の理由に気づいていなかった。

とにかく、ノンアルコールビールがビールにあたるかどうか、その真偽が不明であった。

仮に、ノンアルコールビールがビールでないと判断し飲んだとしても、「ビールを飲んだ翌日にラーメンを必ず食べる」という前提からは論理的に明日のラーメンについて判断することができないことには気がついてしまった。

また、飲まなければ何もわからないままとなることが確定する。

結局、ここでいう「ビール」とは何か?

この問いに対する考察や実験が必要なのです。

ビールとは、HASEKATSUが飲むと翌日にラーメンを必ず食べることになる作用をもつアルコール飲料(お酒)である。

ノンアルコールビールを買ったときのビールに対するHASEKATSUの認識・解釈はこうだったわけです。

この前提であれば、ノンアルコールビールはビールにはあたりません。

なぜなら、ビールとは、「HASEKATSUが飲むと翌日にラーメンを必ず食べることになる作用をもつアルコール飲料(お酒)である」とすれば、ノンアルコールビールはアルコール飲料ではなく、ビールにあたらないからです。

しかし、ノンアルコールビールを飲もうとしたとき、HASEKATSUが動きを止めたのは、ビールは好きだけど飲むと必ず翌日にラーメンを食べざるを得なくなってしまうことを回避するためにせめて味と雰囲気だけでもとノンアルコールビールを買ったのに、結局、翌日にラーメンを食べることになってしまったらノンアルコールビールにした意味がない(ノンアルコールビールもビールであるという結論になりかねない)可能性に気づいたからです。

この状況(ラーメンを翌日に必ず食べないようにしたいという前提)で、ビールであるか否かの判断基準において、アルコール飲料であるかというよりも、飲むと翌日にラーメンを必ず食べることになる作用をもつかどうかが重要となっています。

ビールをこのように解釈した場合、HASEKATSUビール翌日ラーメン説において、意味をもつのは、「HASEKATSUがノンアルコールビールを飲んだ翌日、ラーメンを食べない」という結果を得た場合です。

この場合は、ノンアルコールビールはビールに当たらない、という命題が真となります。

さて、実際にどうなるでしょうか?

・・・・

彼は、結局、ノンアルコールビールを飲んだ。

ここでノンアルコールビールがビールにあたるか(翌日にラーメンを食べさせる性質をもつ飲料か)どうか悩んでいても、答えは出ないし、どうせならノンアルコールビールを飲んでラーメンを食べずに済むかどうか試したほうが得られる情報の価値が大きいと考えたのだ。

そして、、、

彼は翌日、ラーメンを食べなかった。食べようという気すら起こらなかった。

ノンアルコールビールはビールではなかったのだ。酒類の分類においても彼にとっても。

HASEKATSUは喜んだ。

ラーメンを食べずにすんだということと、自分のビールに対する認識が今のところ正しさを保っているということを。

やっぱり、

ノンアルコールビールはビールではない。

どうやら、この命題が真となることは、HASEKATSUのアイデンティティにとって大きな意味をもっていたようだ。

(続く)

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HASEKATSU

1987年7月生まれ獅子座B型。『相談できる人がいない』と思った時の人(https://www.hasekatsu.jp)。行政書士/キャリアコンサルタント/プログラマー
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