見出し画像

抱える生きづらさは人それぞれ。正しく知り、自分の人生を生きよう。読書メモ『世界が変わる!アダルトチルドレンの自己観測』

なつのしんさんの
『世界が変わる!アダルトチルドレンの自己観測』を読みました。

著者のなつのしんさんとは、
Twitterでも仲良くさせていただいており、
今回が記念すべき初の著書。

ライターさんやメディア運営などに活躍し、
日々の発信からもたくさんの学びを
いただいております。

現在多くの人が多かれ少なかれ
抱えているといわれる「生きづらさ」。

この生きづらさの根源にあると考えられる
アダルトチルドレンであること。

著者ご自身もアダルトチルドレンになり、
長年にわたって自分の心の問題と
向き合ってきました。

本書では
「望遠鏡で観測するように見つめてみる」
ことによって家庭などの環境を見つめ、
生きづらさの問題を紐解くためのヒントを
まとめた1冊です。

以下、章構成です。
アダルトチルドレンについて正しく知っていますか?
虫眼鏡での観察から、望遠鏡での観測に切り替えよう
ヒント1 カウンセリングに壁を感じてない?
ヒント2 自分でできるカウンセリングのすすめ
ヒント3 親から離れて本当の自分を見つけよう
ヒント4 心に住み着いた「親」
ヒント5 親から離れて本当の自分を見つけよう
ヒント6 心に住み着いた「親」
望遠鏡での観測を通してわかる世界とは?

家庭だったり、学校だったり、会社だったり。
私たちは、人間が集まる場所の中で生きています。
しかし同時に、こうした人間が集まる場所には
誰かがつらい思いを、「生きづらさ」を
感じる環境が同居しているのも事実です。

読了時にツイートしたとおり、
私は学校がその生きづらい場所でした。

人って本来、ひとりひとり違う生き物ですし、
物事に対する感じ方も人それぞれで良く
何かをすることも自分の感覚に従うって
決めて良いものです。

ですが、ついつい人目を気にしてしまったり、
他の人はこうだからと躊躇してしまうことも。
そしてそれに伴い自分の心に正直になれず
自分がつらい目にあってしまうことに。

私も幼少期から「みんな同じ」を良しとする
周囲の圧力から生きづらさを感じ、
それを大人になるまで引きずり続けました。

ただ、自分の思うままに決めることも、
他人に合わせることも、
どちらも他人は責任を取ってくれるわけではなく、
どちらを選んでもそれは自分の人生なのですから、
自分のことは自分のために選択し、
自分の人生を生きるので良いのですよね。

また、生きづらさを感じているとき。
特に自分のエネルギーが低下しているときって
「つらい」という感情だけにとらわれて
余裕がなくなり、本書の言葉でいうと
「虫眼鏡で見ている状態」になります。

この生きづらさを正しく知って手放す、
もしくは受け入れて共存して生きる。
そのために自分の状態を整えていくことも大切。
整えていくためにも、自分の心や身体に
正直になって自分で決めていくことを大切に。
そんなことを考えました。

私の場合であれば、書いて記録していき、
それを余裕のある時に読み返すことも
「望遠鏡で観察していくこと」かな。

生きていく中で抱えていく
「生きづらさ」に正しく向き合い、
自分の人生を生きていく。
そのヒントを教えてくれる1冊だと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?