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日々生きていく中で出会う不便や問題。既存の常識や枠組みに思考停止せず、何がベストか考えてできることから行動しよう。Hills Breakfast Vol.98レポート

本日9月25日の朝は、
Hills Cafe/Spaceでの
Hills Breakfast Vol.98でした。



このHills Breakfastとは、
多様なテーマのゲストスピーカーが、
ご自身のアイディアや活動を
1枚20秒のスライド20枚、
6分40秒の持ち時間で発信

参加者やスピーカー同士の知的好奇心を
刺激するトークイベント。

私も毎回多くの刺激や気づきを
得ながら参加しており、
ここでの出会いやご縁をきっかけに
知ったことや興味を持ったことは
多々ありました。

各スピーカーさんのところの埋め込みツイートは
スピーチ時の実況です。
脇坂 真吏さん(株式会社AgriInnovationDesign代表取締役/農業プロデューサー)

「小学生のなりたい職業1位を農家にする」
この想いを持ち、活動する脇坂さん。

ただ現状の農業には問題点も多いため、
その産業健全化を目指し、
都市と地方をつなぐ活動を行っています。
マルシェもその1つ。

マルシェって、地方の魅力が集まる場。
つまり、その地域の魅力を知るきっかけであり、
それによって支援したり地域を盛り上げていく
きっかけにもなること。
これって、小さなようで実は大きなことです。

大村 雪乃さん(現代アーティスト)

ご自身が制作されている丸シールを用いた作品。
この作品を通じて「高いから疑いなく良い」など
金銭価値における矛盾など、社会への問題提起を
されている大村さん。

作品を見たり、スピーチを聴いて、
アートとは素材や手段が全てではなくて、
そこに表現する想い、思想があるかどうか。
そんなことを思いました。

たとえば、Jリーグのクラブや選手などを
応援するためのゲートフラッグなんかは
そのフラッグを示すことで
クラブや選手に応援メッセージであり、
応援するという思いを届けようとしています。

そう考えると、アートって
堅苦しく考えることではなく、
伝えたい自分の想い、思想があって、
それを自由に表現していくこと。
そう考えると、実はものすごく自由であり
可能性があるものですよね。

菱木 豊さん(inaho株式会社 代表取締役 CEO)

人工知能を使った自動野菜収穫ロボットを
展開する菱木さんのinaho。

近年、というか何十年も農業の担い手が
減り続けているのはその過酷さと
それに対する生産量などの問題。

本来であれば、よりよい品種づくりのための
研究だったり、自信の農作物の良さを
知ってもらうための発信の活動など、
もっと大切なことに時間を取りたい。

ですが、従来の農業では
そういったことに資源である
時間を割くことができない問題。

ロボットがやる部分と人がやる部分。
これをきっちりと棲み分け、
本当に必要なところに必要な資源を割く。

そうすることでしあわせな農業の
実現につなげようとしています。

西木戸 秀和さん(ワンダートランスポートテクノロジーズ株式会社代表取締役 CEO)

実働率が低く、そして儲からない。
そんなバス業界の現状。
その裏にある旅行業協会のしがらみ。

私もサッカーや野球の遠征に行き、
試合会場へ向かったり観光の手段として
バスを利用することが多々あります。

そのときによく感じるのが
1台1台のバスはものすごく混んでいる。
にもかかわらず運行本数はとても少ない。

私が素人目線で見る限りでは
運行間隔短くして本数を増やせばと思うけど、
バスの車体のやりくりが追い付かないなど、
採算に見合わない現状もあるのでしょう。
結局のところ、みんなで不幸に
なってしまっているのです。

西木戸さんが展開する
「busket」や「busmarket」は
そうしたバス業界の現状に一石を投じ、
移動の自由度、そして移動による
世界の自由度を高めようとしています。

小向 国靖さん(株式会社J-WAVE i 代表取締役社長)

テクノロジーと音楽のフェス
「INNOVATION WORLD FESTA」通称イノフェス。

2016年に初開催され、今年で4年目になる
このイベントが今週末、六本木ヒルズで開催。

個人的には、上原浩治さんが
登壇されるトークセッションが
気になるところでしたが、調べてみたら
15:50~時間帯でした。

これは終了後神宮球場で
慎之助選手のラスト、小川監督や宮本ヘッドの
ラストを見届ける算段ですね。笑

以上5名のスピーカーさんが登壇し、
それぞれの活動や想いなどを
20枚のスライドに凝縮して
お話しされました。

話されている内容は皆さん異なりますし、
一見自分とは交わりがなさそうに
感じることもあるのですが、
その中でも、自分に関係ありそうなことを
切り取り、自分の中で咀嚼して
取り込んでいくかということが、
私がこのイベントに参加、お手伝いを
続けていくなかで考えていることです。

今回、受付で来場される皆さんへの
対応をしながらスピーチを聞いていたため、
全部はちゃんと聴き取れませんでしたが、

「既存の常識や枠組みに対して思考停止しない」
「何がベストなのかを考え、行動しよう」
「現状の問題に対して、少し敏感になってみる」

というメッセージが
発せられていたように思います。

私たちは日々生きていく中で、
実はさまざまな不便や問題に出会っています。
それらに対して「そういう決まりだから」とか
「それが常識だから」と思考停止して
従うことも簡単ですが、
それでは「みんなで不幸になろう」と
言っているのと同じでより良い世の中を
つくることにはつながりません。

どうしたらこの問題を解決し、
良い世の中にしていけるのか。
それを考え、自分なりのやり方で
行動し続けていくこと。

その基点となる現状の問題について、
スルーしても生きていくことはできますが、
少しだけ敏感になって、認識して知ることの
大切さを改めて感じさせてもらいました。

日々生きていく中で出会う
ちょっとした不便や問題。
少しずつでも目を向け、
どうしたらよくなるかを考えて
できることから行動を積み上げてみましょう。

こうしてこの場で出会ったせっかくのご縁、
スピーカーの皆さんの活動はこのブログでも
シェアさせて頂き、引き続き応援致します。
それがご縁に対する感謝の気持ちでもあり、
私が書くことで、それまで隠されていた
人の「可能性」を知ってもらえる
きっかけになれば微力でも力になれるわけです。

また、このHills Breakfastで
スピーチを聴いてエネルギーをもらい、
次回までの間でどう行動するかと
いうのも1つの活用法だと思っています。

次回のHills Breakfastは10月17日。
2010年の9月からスタートして10年目。
積み重ねた開催も次回で99回目。
100回目ももうすぐですね。

毎回、どんな刺激があるのか楽しみですし、
私も当日のお手伝いやここで書くことを通じ、
この場を引き続き、支えていきます。

皆さん、ありがとうございました!

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