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信頼していた人が不祥事を起こした

 端的に言うと不倫が世に露呈した。

 「好き」ではなく、「信頼していた」人である。その人が出るからという理由でイベントに参加するということはほぼなかった。しかし、好きな作品にその人が出演すると嬉しいと思うくらい実力のある人だった。

 だから、その人に対する気持ちの置き所がない。その人のことが好きな人はそれでも応援するか、嫌いになって離れるかの2択になると思う。でも私は好きではなく、信頼していた。今、クレジットでその人の名前を見るたびに心が揺らぐ。この人はやらかしたのに、まだいるのかと。
 そして、受け入れ始めている世の中に馴染めていない己の醜さを感じて泣きたくなる。

 芸事とプライベートは別だと考える人はそんな私の気持ちを真っ向から否定してくる。でも、私は別だとは考えられない。降板やイベント不参加という対応は私と同じような考えを持つ人達がいるからだと思う。昨今、SNSは特定の人物に対する否定に対して消極的だし、私自身もその影響力の大きさを考慮しアンチのような発信はしない。だからこそ、好意的な考えばかり目につき、その度に私が悪であるように感じる。


 「イベントで腫れ物みたいに扱われてた」じゃないんだよ、もう腫れ物なんだよ、彼は。


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