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早春先生

サムネは調子に乗って盛り付けて半分残したパンケーキ パンケーキ一人前だけ焼くって全く出来ない


春来たね〜。

春ってマジで不思議な季節で、他の季節に居る時は全ての春のことをぼんやりとしか思い出せないのに、いつの間にか日差しが柔らかくなって、青いような黄色いような独特の風の匂いを嗅いだとたん、「あっ」ってなる。気がする。
分かんない春来たらもう冬のこととか忘れたから単純に僕のメモリがないのかもしれない。

「4年くらい前は川っぺりの菜の花見つめながらアリと弁当食ってたな」とか、「昔住んでた家、大きな黒い蝶が毎年遊びに来てくれてたな」とか。
明確にどこからが季節の分かれ目なのか1番わかりにくいのが春(個人の体感)だけど、そういうことを頻繁に思い出す空気になってきたら、ああ春だ、また会えたね、って思うことにしてる。

なんか春が巡ってくるのって大昔お世話になった先生に会うみたいだな。こっちの感動のわりにあちらは自然体で砕けた感じで接してくるところとか、たくさんの辛かった記憶すら、ひたすらおおらかな雰囲気で包まれてしまうところとか。いや分かんないけど。普通に覚えてることもあるけど。色々ぐたぐた言ったり緊張しながら立ち尽くす我々と違って春側は何も構えていない。

こうやって書いてみると、自分も一応生物の端くれなんだなと思う。春が嬉しいっぽい。
厨二病だから闇とか冬とか夜とか好きだけど、気持ちは別として、朝が来れば体は光を欲するし、気温が上がれば動きが自然と大きくなる。
それに気持ちだって今年はわりと余裕があるから、春が来て、花とかが咲いて、明るくなって……それを少しだけ、ちゃんと嬉しく思う。


コレガ、『スキ』……?
ウハハハ! スキ、スキ!
オデ、ハル、スキー! ウガー!
(花冠をぎゅっと大きな胸に抱きしめる怪物)
(心を得た怪物のものまねの個人的ブーム一向に過ぎないのやばい まだ全然味するもん このまま一生擦り続けたらどうしよう)


でもこれは綺麗に晴れた日の朝に書いてるから良いけど「三寒四温」だの「春に三日の晴れなし」だのってすごく的確な言葉で3月結構曇ってるし、気圧はジェットコースターだし花粉はすごいし環境の変化も多少襲いくるし、正直メンタルがいまいち整わないなって日の方が多い。
みんなは大丈夫か。もう少し暖かくなるまでは生活がしっちゃかめっちゃかでも自分を許してあげてね。なるべく心穏やかにいられてますように。誰かにワッと叫びたい時は連絡してきてね。そのくせこの草の上でじっとしていたい〜って時はじっとしておけ。粉末タイプのキャラメルマキアートを買ってきて飲め。
でもあの手のラテってほんと絶対舌全部やけどするから気をつけろ。

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