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デザイナー。ほしい物をつくって売ってます。D2Cの会社をつくって活動しておりプロダクト…

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デザイナー。ほしい物をつくって売ってます。D2Cの会社をつくって活動しておりプロダクト(工業)/コミュニケーション/サービス等クリエイティブ全般を担当しています。あらゆる状況下での人の行動や思考に興味があります。

マガジン

  • 思考の本棚

    本を読んで考えたこと

  • X DESIGN

最近の記事

無思考でいることは気持ちいい。その危うさと対策。

無思考というとネガティブな印象がある。 それはなぜか。端的にいうとラクな行為であるからだ。ラクでいることは社会的にはあまり歓迎されない傾向にある。汗水垂らして働くことを美徳とする社会の風潮はいまだ一般論として占有している。 そこの是非はいったん置いといて。 「無思考でいる」というのは、自分の頭で考えないことだ。他人の考えを自分に憑依させあたかも自分の考えのように振る舞い行動することもあるし、毎日決まった時間に出勤をするような日々のルーティンというのも、余計な脳汁を使わず

    • 幸福のために内面の富を築こう

      幸福でいたいという命題は人類に通底する欲であると思う。今回はこのテーマについて少し。どうしたら幸福でいられるか?というちょっと怪しいテーマ。でもショーペンハウアーが言ってたんだから間違いない。 幸福の状態と享楽の種類幸福であることをここでは「享楽」がしきりに繰り返されること、と定義してみる。その享楽を人はどうやって得るのか。 享楽には2つある。刹那的享楽と精神的享楽だ。 たとえばお金を稼ぐこと。これは刹那的享楽。一時的な享楽のために人は富を積むほうに千万倍の努力を捧げて

      • みんなアーティストになれる

        幼いころはみんなアーティストだった。 持ち手が汚くなったクレヨンを使って白い画用紙に無心で描写してみる。 そこに意図はない。 純粋に、目の前にあるクレヨンと対峙し、ひたすら手を動かしていた。 クレヨンの塊が画用紙に擦り合い鮮やかな色合いと粉っぽさを描き出す。 そういう本能的な実験に夢中になっていた。 自分で手を動かして、反応をみる。そうして次のアクションを起こす。 きっと誰もがそうやって身の回りのおもちゃを使って遊んでいた。 自分の感覚を使って目の前のものごとに対峙していた。

        • 仮説を立てるクセはついていますか?

          どういう文体でnoteと向き合うのが自分にとって心地よいか、日々実験しながらアウトプットしています。 今日はひろゆき氏の著書『無敵の思考』を読み、今まで考えてきたことに似ていること、自分にも適用したらよさそうな考え方を少し紹介します。 (本当は最近の著書『1%の努力』を読むつもりが、誤ってkindleでこちらを買ってしまったのはここだけの話…) 仮説を立て世界を観てみよう 自分の「無意識」の能力、すなわち直感を信じて判断することが、結果的に正しかったりする。 それは自分の今

        無思考でいることは気持ちいい。その危うさと対策。

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        • 思考の本棚
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        • X DESIGN
          8本

        記事

          自分のペースで言葉を飲み込むこと

          情報の洪水に流されないよう気を付けようと、最近思う。 何か手持ち無沙汰になるとFacebookやTwitterを開いてしまう。そこでは喋ったこともないおじさんたちが何かを主張している。話したことのある人は少数だ。 そのときのタイムラインに乗っかった情報にリアクションをし、拡散する。ぼくらはプラットフォーマーが決めたアルゴリズムによって触れる情報を決められ、感情が左右される。自分が見たい情報だけを見て、他人の主張に触発され、再利用するかのようにまた発信する。 ある種の化学反

          自分のペースで言葉を飲み込むこと

          X DESIGN final

          ついに1年間のXデザイン大阪分校を修了。 すっと言葉が出ないが、思うところ振り返ってみたい。 最終発表を終えて第3回あたりから固定チームを組んで、クライアントへむけて”ゲームチェンジ”となる3年後の新しいサービスを考えていった。毎回講義で教えてもらうことをすぐにチームで試してみるサイクルを繰り返しながらかたちにしていく。当然、最初からうまくいくことはなくて、毎回みんなでモヤモヤしてその回を終えるのが常だった。でも、モヤモヤこそ考えている証だと。この感覚はもどかしいが大切なこ

          X DESIGN final

          X DESIGN 09 Experience Prototyping

          講義も残すところ2回となり、1回ずつ学んできたことを包括的にまとめながら、チームとして最終成果物を練っていく。 今回までにチームでは幾度か話し合い、内容について議論してきた。ペルソナの反省から振り返り、シナリオの粒度を意識しながら立ち返ってみる。 常にクライアントのビジョンとアセットを確認しながら、サービスの確度を見極める。 全体が見えてきて、チェックポイントの引き出しが少しずつ増えてきた。 段階におけるレビューのやり方も見えてくる。評価者は誰で、何を見るのか。 ようやく、や

          X DESIGN 09 Experience Prototyping

          X DESIGN 07 Paper Prototyping

          台風の影響で先月は延期になり、2か月ぶりとなる今回の講義、第7回ペーパープロトタイピング。今までは頭で考えることがメインだったが、ここから実際に手を動かしながらのプロセスに移行していく。 台湾電動スクーターGocoroの衝撃と気づきはじめに先生のほうから台湾ワークショップでのお話があった。台湾の電動スクーターを開発しているGogoro社のCEOを招いて話を伺ったそう。 Gogoro社 睿能創意股份有限公司, 略称として睿能創意またはGogoroは電動バイクの開発と販売及び

          X DESIGN 07 Paper Prototyping

          X DESIGN 06 Storytelling

          第5回、今回は前々から山場だと言われていた、ストーリーテリングの回。 ここ数回手法の軸となっているのが、「ビジョン提案型デザイン手法」というもの。 「ビジョン提案型デザイン手法」は、日本人間工学会アーゴデザイン部会の提唱しているビジョン提案手法。 ユーザー情報とビジネス情報を同時に整理しながら統合しサービスへと昇華させるものだ。 調べると先生のブログに紹介記事があった。 http://asanoken.jugem.jp/?eid=2349&imageviewer&image

          X DESIGN 06 Storytelling

          X DESIGN 05 Persona/Scenario

          今日は第五回、ペルソナ/シナリオ法。 第五回の前にAチームではMTGを何回か行い、行動シナリオを仕上げたり再インタビューをしていた。少しずつ実践時間を積み重ね、講義で考え方をリフレームしていきたい。 その行動シナリオの準備もあって、上位下位で事象の量を増やすことは15分くらいででき、その後の分析で時間をとって「これって適温ビジネスには繋がらない?」など視覚化する中での気づきもいくつか出てきたのは良かった。大切なのはインタビューの質と、上位下位分析から導き出す上位ニーズ。

          X DESIGN 05 Persona/Scenario

          X DESIGN 03 business interview

          最近、メタ思考について思うことが仕事の中である。周りのマネージャー職の人たちはプレイヤーと視点が違っていて判断も早い。視座が高く見逃しているポイントをよく指摘される。自分にはないこの違いは何なのか。今回のワークショップの提案を通じて似たような体験をした。抽象化すると共通していることが見えそうだ。 第3回目はビジネスインタビュー。今回からクライアント様を招き継続チームで取り組んでいく。 日本企業に足りない力、ダブルダイアモンドでいう発見フェーズに焦点を当て訓練する回だ。 イン

          X DESIGN 03 business interview

          X DESIGN 02 observation

          今回はUXのアプローチで観察、分析、そしてイノベーティブな提案をしようというワーク。いよいよ自分が知りたくもあり、学びたいことが始まった。 観察する お題は「新しい体験を与えるゼリーのパッケージを考える」。 1人の行動者に対し記録して観察シートにまとめるのだけど、分析せずありのままを記録するという、一見単純に見えることが実は普段できていないことがわかった。観察しながら分析することをつい行ってしまうが、そうではなく、まずありのままの事実を見ること。 また、見るときに「問いを

          X DESIGN 02 observation

          X DESIGN 01

          日々の業務の中や世の中の流れをみていて、ぼんやりと、今のままではだめで未来にも通用する新しい学びを得る必要があると感じXデザインに参加しました。どんな課題でも適切な概念化をし本質的な判断ができ、良質なアウトプット(成果物)ができるようになりたい。 以下は主な気づきと省察。 デザイナーとして発達する 単に知識を習うことだけではなく、それをいかに判断しアクションをするか。 即効性はないと聞いて安心。それは長い道のりになるけど、身になることで時代の変化に対応して判断できるようにな

          X DESIGN 01