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X DESIGN 01


日々の業務の中や世の中の流れをみていて、ぼんやりと、今のままではだめで未来にも通用する新しい学びを得る必要があると感じXデザインに参加しました。どんな課題でも適切な概念化をし本質的な判断ができ、良質なアウトプット(成果物)ができるようになりたい。
以下は主な気づきと省察。

デザイナーとして発達する


単に知識を習うことだけではなく、それをいかに判断しアクションをするか。
即効性はないと聞いて安心。それは長い道のりになるけど、身になることで時代の変化に対応して判断できるようになるのだから。とても本質的だと思った。つい即効性のあるものを求めがちだがそういうことではない。発達はデザイナーに必要な普遍的な職能なんでしょうね。
出来るようになるには講義の20倍?くらい学びに費やす必要があるそうなので、講義後の省察はしっかり時間をかけて行う所存。

未知の出会いに積極的になる


もっと知らない場所で知らない人と話そう。旅というのは変化を起こすし、思いもよらないアイデアに繋がることがあるらしい。意識しないと実行できないので、まずはこのコース全員の方と話せるよう次の懇親会は参加する。(お酒はとても好きです)

チームで成せる大きなチャレンジ


これからの時代はチームで大きな成果を出すことが求められる。
このメッセージはコースの進め方に反映されていると感じました。すべての回においてチームワークが組み込まれ、実践を要求される。いかに組織し成果を出すかの能力は、小さなプロジェクトから会社を興すまで、共通して必要なマインドになるのでしょう。

ひとの利用文脈を考えよう


オーディオの世界で、数世代前の方が言う「いい音」と、今の若者が言う「いい音」は違う。
これは趣向性の話にもなるからどちらが正しいかではなく、この差異を理解し現代人の生活文脈を把握できていることが、狙う層に適切にアプローチができることの大前提だということ。

マシュマロチャレンジの学び

https://www.ted.com/talks/tom_wujec_build_a_tower/up-next?language=ja#t-385201

詳細はTEDを。
1回目はそこそこ、2回目は失敗。1回目の後の問題点の洗い出しと対策の時間をあまり取れず2回目の戦略を立てられなかったことが原因。それだけでなく、その時の気づきの視点が足りなかった。自分たちに理系の人がいなくても、周りから気づきを得て転用することはできたはず。
途中で他の班を見る余裕はつくれたか?タイムマネジメントはできていたか?リーダーなど適切な役割分担はあったか?省察の観点は多様にあり、それぞれを満たすことで高い目標(マシュマロを高く積む)の圧倒的達成は生まれるのですね。

反復プロセスの本質


実践後のいま、マシュマロチャレンジのTEDを見てみると身にしみて学びがあります。
幼稚園児がマシュマロから始めるように、つくるたびにフィードバックを得て、上手くいく点、いかない点をすぐ理解すること。試作品をつくる能力は大事だということ。
「どのようなプロジェクトにも固有のマシュマロがある」
考えてわかることと、手を動かさないとわからないことの判断はブレずに即座にできるようになりたい。
反復プロセスとファシリテーションの重要性を教えてくれるいいワークショップでした。

どんな世の中にしたい?


他の班が考えた「最悪トラベル(体験)」に対して、新しい解決策を考え「最高」にしてあげる、というテーマ。
私たちの班に与えられた体験は、ざっくり言うと「ビジネスの商談先で商材となるデモ機が動かなくなり上手くいかず、夜の懇親会が気まずくなった&上司に怒られる」というもの。
私たちが提案したのは「デモ機が動かなくなったときに時間稼ぎ(言い訳、例えばフェイクニュース)をしてその場を凌ぐ」ことだった。
もう、端的に言葉にすると突っ込みどころ満載…当然BAD IDEAのお墨付き。

新しいサービスやモノを考えるとき、そこで生活している人をリアルに描いて想像できているか


私たちの提案内容は、どこかの悪徳商材と本質的に同じでした。
言い訳をし人を騙すんですからね…
人が起業するとき、世の中をもっとこうしたい!とか、こんな問題を解決したい!という信念がはじまりかと思います。(稼ぎたい、とかもあるけどそれ自体は悪いことではない)
サービスにも同じことは言えます。それがあることで問題が解決すること。でもそれは決して誰かを欺いたり傷つけるものであってはならない。
言葉にしてみると当たり前のことですが、盲目的で想像力に欠けると見落としてしまうんですね。

じゃあどうしたらよかったか


他のうまくいっている班は何が良かったか。まず、初めに与えられた5W1Hを一旦概念化(抽象化)しその人物における「最高」の仮説を立て、そこから新しい提案(転用)を考えていた点。
概念化の精度やビジネスとしての成立度は今回度外視していたと思うけど、この流れを行えたチームは良い評価になっていたと思います。

おわりに


失敗は学びの宝庫です。最高ですね、どんどん失敗しましょう。(学生時代思い出す)
今読むといい本があればこっそり教えてください。概念化がイマイチできてないことを改めて認識したので、前から気になってた『具体と抽象』あたり読んでみようかな。

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