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私にとっての月は貴方だった。


貴方は私にとって月みたいな存在。



私にとって月は寂しい夜に独りにしないでいてくれる存在。
私の孤独をそっと包み込んでくれる。私の中にある不安もいつの間にか何処かへ連れて行ってくれる。
街灯もなく街明かりもない、真っ暗な地上に差し込んでくれる月光。


地球から見える月の裏側はより一層クレーターがあるそう。
月は私たち人類に綺麗な一面を見せてくれようとしているのだと考えたらとても素敵だと感じた。

一ヶ月に一度訪れる、月が見えない夜空。静かな夜。
そんな日も私にとって月のような貴方がいたから乗り越えられた。


最愛の人の怪我の知らせがあった時、私の中は真っ暗になった。
私の中の半分以上を締めていたのは貴方だった。
貴方をステージやコンテンツで見れていた日々はとても幸せで、一ヶ月に一度訪れる闇夜でも強く輝いていた。
今、貴方のいない活動を見る日々は薄暗く、時に真っ暗闇だ。
たまに月が輝く夜。それは貴方からの通知があった時。
闇夜は永遠ではないけれど、月夜も永遠ではない。今はただ闇夜を歩く毎日。

綺麗な“アイドル”の部分を見せ続けてくれた貴方がいつかの配信で、少し弱音を吐いてくれた。きっともっと沢山思うことも感じることも、もちろん不安もあるだろうけど、あまり見せないで今まできてくれたから少しでも弱音を吐いてくれたことにほんの少しだけ安心もした。

貴方は月のよう。

月は色々なことに耐えてきた。沢山の傷跡がある。
それを感じさせないほど綺麗に輝いてくれて、人々の心を癒してくれる。
完璧じゃないからこそ、私はそこに救われていたのかもしれない。

その傷跡さえも綺麗だと、愛しいと、伝えたい。
いつかのボロボロだった私を包み込んでくれたように。

今度は私が月を包み込めるように。

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