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私の宝物


今年の春

最愛の愛犬、れんを亡くしました。


れんは亡くなる何日か前から

体調を崩していたけれど順調に回復し

元気な姿を見せてくれました。


だけど、その姿を見て私は素直に喜べず

れんが一生懸命明るく振る舞うような

素振りを感じ、直感的に最期が近いことを

察しました。


実家にいるれんを後にして

自宅に帰るため電車に乗っているとき

この気持ちを、今を忘れないようにと

泣きながら書いていた文章があります。



目が見えなくてもいいよ

耳が聞こえなくてもいいよ

上手く歩けなくてもいいよ

寝てばっかりでもいいよ

失敗ばかりでもいいよ

何も出来なくてもいいよ

生きていてくれるだけでいいよ

今日も生きて ここに居る

それだけで涙が出るほど嬉しい


日常は幸せの宝物だらけ

いつもいつも瞬間を大事にしてきたけど

もっと味わうよ 今を


存在自体が愛のかたまりだって

いつも教えてくれたね


まだいかないで お願い

もう少し 一緒に居て

涙がとまらない 私に

もう少しだけ



帰り道に溢れてしまった

寂しくて、切なくて、愛おしい気持ちを

残しておきたくて書いたのですが

今、読み返しても涙がでます。



神様、お願いです時間をとめてください。

そんな風に本気で祈っていました。

もう少しだけ そんな儚い願いは

こんなに虚しく響くのかと痛感しました。



この2日後にれんは亡くなりました。



もう秋になるというのに

わたしは今もれんの写真を見ると

泣いてしまいます。

大切な愛する家族であり、妹でした。



れんと15年半過ごした日々の思い出や

れんの目線で見ていた世界や気持ち

今れんはどんな風にどこにいるのかと想像し

この"私の宝物"というマガジンの中で

漫画やイラストとして

のせていきたいと思っています。



同じように愛犬を亡くされた方や

愛犬あるあるに共感してもらえたり

またはほっこりするような気分になれたり

そんな風に受け取って頂けると嬉しいです。



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