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『新しい学校のリーダーズ』が31歳男子に突き刺さった理由

「新しい学校のリーダーズ」について知らない人へ

まずは概要をちゃんと書こう、ファンとして。下記は公式サイトより引用。

自称"青春日本代表” パワフルなダンスを武器に、全曲メンバー振り付けで構成されたライブが、おでんの中の大根より熱いと支持され、アジアのカルチャーを世界に発信するレーベル88risingより2021年世界デビュー。

新しい学校のリーダーズ OFFICIAL WEBSITE

メンバーはMIZYU・RIN・SUZUKA・KANON(みぢゅ・りん・すずか・かのん)セーラー服が印象的な女性4人ユニット。TikTokを中心に首振りダンスが特徴の「オトナブルー」が流行り人気急上昇、Youtubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にも「オトナブルー」で出演し話題に、2023年末には紅白歌合戦にも出場した。海外レーベルなこともあり”ATARASHII GAKKO!”として世界各国で人気を博している。2024年1月に新ファンクラブ「新しい学校の青春部」を発表、全国5か所を巡るファンクラブツアー実施予定など目が離せない。

【キーワード】青春日本代表・個性や自由ではみ出していく・セーラー服・昭和歌謡・ダンスがスゴイ・4人組・首振りダンス・オトナブルー

※左から「RIN」「SUZUKA」「KANON」「MIZYU」動画は「THE FIRST TAKE」より「オトナブルー」

 ここからは、私がなぜ「新しい学校のリーダーズ」にハマったのかを、私の人生をザックリ振り返りながら見ていきましょう。

31才既婚男性「まとまった人間」が感じていた人生への違和感

 通信簿には「まじめな子」と書いてあった気がします。子供の頃から大人や学校やコーチの声を「ちゃんと」聞いてきて、大きく外れないように「正しい行動」を積み重ねていて、私自身も自分を悪い人間とは思いません、勉強もある程度して内申点はALL4くらい、目立たないそこそこ優等生みたいな感じですね。

 髪も黒で染めたこともなく、バイトや約束を放りだしたり、規則やルールを破ったり、他人に迷惑をかけたり衝突するのが嫌でした。友達はいるけどSNSは苦手、コミュ力は多少あるけど陰キャのネガティブ思考、ゲーム漫画アニメは好きだけど熱狂的なオタクにはなりきれず、突飛なアイデアや意見はしまい込みんで、心の中で「うーんそうなのかなあ」と疑問に思っても口に出さずに、授業中も手を挙げずに発現なんてしないタイプでした。

 就活では「自分は何がしたいんだろう」と悩んで詰んでいましたし、周りは個性や才能を発揮していてすごいなあと自信を失うこともありました。高校生くらいから、それまで芯になっていた「まじめ」であることに、ぼんやりとした違和感を抱いて生きてきました。(それがあって今の仕事があるのですが)

 幸いなことに、現在は考え直すきっかけをたくさん得たおかげで、ずいぶんと自分らしく「はみ出して生きる」ということが出来ています。ですが、それもあくまで「矯正」だと思っています。大人になった今でも、子供の頃から大事にしてきた「まじめさ」から抜け出せず、一歩踏み出す勇気が出ず、自分らしさを貫くことに恐れがあります。

 そんな私は「新しい学校のリーダーズ」に出会うことができました。ライブや楽曲から、たくさんの勇気や希望を与えてくれました。自分らしく生きていいんだ、はみ出して生きていいんだ、怖いことだってあるけどそれでもいいんだ、いくつになっても「青春」しよう!と強く力のこもったメッセージ達は、私の人生を後押ししてくれています。

 せっかくなので「新しい学校のリーダーズ」との出会いの経緯やファンとしてハマっていくまでの過程を振り返ってみます。

出会いは奥さんの紹介

 ある日。昨年のいつだったか、奥さんから『ねえ「オトナブルー」って知ってる?今流行っているんだよ~』と言われ、動画を見ました。TikTokで流行っていた曲を、私に横流しするというのが一つの流行りだったような気がします。

 「首振り」が特徴的に見えたけど、基本的なダンスが上手い、振りも面白い、曲もキャッチーで、メインボーカルのインパクトがすごいなあ、みたいな第一印象だった気がします。「面白い子達が出てきたなあ」と思ったのを覚えています、その時はまだ距離があった気がしますね、その場でドはまり一目ぼれって感じではなかったんです。その時はライブの切り抜きみたいな動画を見た記憶があります。(たぶんこれかな)

「実力派」そして「苦労人」であることを知る

 そのあと、何かの記事で見たのか、奥さんから聞いたのか知りませんが「コレオを自分たちでやっている」というのを知りました「え?振り付け自分達でやってんの?それってスゴイじゃないか」と。ここでDance Practice動画を見たわけです、実際の振りをしっかり見てみようじゃないかと。はいココ!ここですね、これが大きなターニングポイントだったと思います。1つ見て「ほえ~」もう1つ見て「おお~おもろい」3つ見て「カッコいいな!」そこからはもう止まらなかったと思います。「表情がいい」「仲良しだなこいつら」「はっちゃけててイイね」「ダンスマジでいい」「いやてか、これ自分達でコレオやってんのすごくない?」など、もうのめり込むように色々なダンス動画を見ました。「すごい奴らを見つけた」という感覚だったかと思います、奥さんにも「これ見た?」って詰め寄っていた気がします。

 そうすると、今度は「各メンバーについてもっと知りたい」となるわけです。奥さんは「スズカ」という子が好きなんだと、歌がめっちゃ上手くて変な子なんだよ~って言っていた気がします、当初は私は何も知らなかったんです。とりあえず、Wikiとかネットのまとめ情報を見に行ったんだと思います、そこで気が付いたのが「あれ、この人たちってもしかして苦労人か?」ということでした、最初の「毒花」って曲はずいぶん前に出ている、結成8年くらいか?それなのになんで無名なんだ?と思った気がします。そこから彼女たちの「人間性」に興味が湧いたんだと思います、色々バラエティっぽい動画も見て、その時に見た「50の質問」の動画もよかったんでしょう。

「次のライブに行かないとダメだ」と思ったあの日

 ほぼ全ての曲を聞き、メンバーの名前も分かるようになった頃、海外での『Pineapple Kryptonite (Yohji Igarashi Remix)』のパフォーマンスと熱狂に感動して、ライブもすごいじゃんか、海外でも人気なんなら間違いないと思った気がします。実際のライブ配信の動画を見て「ああこれは、次のライブには行かないとダメだ」と思ったのを覚えています、それだけの衝撃だったんです。早くライブを見たい、新曲とかアルバムとか、とにかく次がチャンスだと。

 そして、こんなグッドタイミングで来ました、新曲『じゃないんだよ』もうね、この曲は本当に「心にズカズカとメッセージを響き散らかしてくるロックで最高な曲」です、「当たり前じゃないんだよ」と「引き金をひけ」と自分の人生において一歩踏み出せずに震えていた心を強く突き動かしてきました、仕事を辞めて独立しようと決心する後押しになりましたね、この前の武道館ライブで聞いたときには涙が止まりませんでした。そしてアルバム『一時帰国』です、いい曲ばかり粒ぞろい、中でもロックな曲調とFPSゲーマーな自分にぶち刺さった『青春を切り裂く波動』最高ですね、こうして好きな曲がどんどん増えていきます。このアルバムが出たということで、合わせてライブ『日本にいるけど一時帰国ツアー2023』が発表されまして「近くはどこだ、チケットはどこでとれるのか」奥さんと一緒にすぐに動いた気がします。

ライブでの感動と成長への期待

 チケットも無事に手に入り、迎えた4月30日、奥さんと2人で臨むライブ『日本にいるけど一時帰国』ファンの証でもあるTシャツなど当時は持っておらず、別のアーティストのシャツで挑んだ気がします。ライブの楽しみが半分、やった旅行だ!たこ焼き食べ放題だ!という楽しさが半分だった気がします。いざライブ本番、もう記憶は定かではないですが、とにかく興奮と感動に当てられたことを覚えています。帰りの道でもテンション高めで、何の曲が良かったとか、次のライブも絶対に行くんだとか言っていた気がします、ファンクラブにも即加入してチケット先行販売に備えました。

 Zeppの次はアリーナと着実に成長を遂げる彼女たちに「期待」しかなかったです。次はより大きな舞台で何を見せてくれるのだろうか、彼女たちの「青春」そして「自分らしさ」は何だろうか、Zeppがあまりにも良かったので「もっといいものが見れる」という期待しかなかったですね。そして迎えた『初アリーナワンマン2023「HAMIDASHITEIKU」』これも奥さんと2人で臨みました、この時にはもうファングッズも手に入り、一時帰国の水色Tを着ていきましたね。ライブは期待をはるかに上回り、度肝抜きまくり、個性も自由もはみ出しまくり、そして「ロックでアツい」最高のライブでした。「応援団の皆さん」の魂の叫びがまだ私の中で反響しています、4人だけでなく、あのライブを作ってくれたすべての方に感謝したいです。ただ歌って踊るのではなく、どうやって楽しんでもらおうか、どうやったら驚いてくれるのか、緩急も交えて、メッセージもまっすぐ伝えてくれて、そんなライブを頑張って作ってくれたことに、このnoteで感謝を伝えたいです。ありがとう、そしてこれからも応援しています。ちなみにアンコールの「オトナブルーRemix」は、ふぇえぇぇえっぇぇぇ!!!!!!!!ってなりました、スゲエよ、こんな引き出しもあるのかよ、ヤバすぎる、この曲はまた一つ深みに連れ込んでくれましたね。

 先の武道館公演『青春襲来』も更に進化したパフォーマンスやライブ演出を見せてくれました。多くは語りません、最高でした。最後にスズカが語った言葉は、本当にキレイでアツくてカッコよくて、大変なこともあったろうけど、これからもファンとして推していきたい、頑張れ!リーダーズ!と思わせてくれました。

 彼女たちがくれるメッセージはとても真っ直ぐで、エネルギーをもらいます、背中を押してくれます。これからも彼女たちの「青春」に勇気をもらって、負けじと自分らしく「はみ出していく」ことを恐れずに、かっこよく生きていこう。

終わりに

 ここまで読んでくださってありがとうございます。お風呂上りに目が冴えちゃったし、せっかくだし何か書こうと思ってnoteと向き合っていたら、2時間ノンストップでこんなところまで書き進めてしまいました。

 最初は自分の仕事のことに絡めて、キャリアコンサルタントだからこそリーダーズのメッセージが刺さったんやとか、人生に迷ったときに聞くべき曲とか、Perfumeファンだから近い部分もあってリーダーズ刺さったんやとか、現代社会にとってリーダーズがどれほど重要なメッセージを送ってくれてるのか考えよう!みたいな感じの文章書こうと思っていたんですが、なんか野暮なのと、ここまで書いていたらなんか涙腺が緩くなってきたので…この辺りで終わりにします。

 総括。私と同じような「まじめに生きてきた人」「自分の人生これで良いんだろうかと悩んでいる人」「自分らしさに自信がない人」「一歩踏み出す勇気が欲しい人」には「新しい学校のリーダーズ」は強く突き刺さると思います、ふかーーーく刺さって抜けないくらいでしょう。武道館ライブ最高でしたよ、気になった方は是非とも動画とかで見てみて下さいね。

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