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東大の女子率について、改めて考えてみる

こんばんは!
めいです。

今日は大学の図書館で勉強していたのですが、
夕方ものすごい雨が降ってきて、
図書館にいた人たちの視線がいっきに窓に向いて、
なぞに一体感を覚えていました笑。

(そのあと、無事、雨のやみ間に帰ってこれた…!)

今までは、けっこう、
じぶんの進路とか、将来のことを多く書いてきたと思うのですが、
今回は、「東大女子」について考えてみようと思います。

01. 女子率は驚異の2割

ご存知の方も多いかもしれませんが、
東京大学の学生のうち、女子は2割しかいません。
理系に限っては、1割しかいません…!

私は共学出身で、そこでの男女比は
男子:女子=5.5:4.5
くらいだったので、
高校生のときは女子率1割の状況が想像できませんでした。

今は学校に行く機会も少なくて、
それを実感するときは少ないですが、
たまに登校するともうびっくりです。

男子男子男子男子…あ、女子。みたいな感じ。ほんとに。

02. biscUiTという存在

私のクラス(30人ちょいくらい)には女子が3人いて(!?)、
すごく仲良くできたのですが、でもやっぱりもう少し女子の友達がほしくて
「東大女子が贈るフリーペーパー biscUiT」
というサークルに入りました。
メンバーは東大女子で、
毎年二回、フリーペーパー(無料の雑誌)を作っています。

biscUiTのホームページはこちら

もともとは、東大女子「のための」フリーペーパーbiscUiT
という名前だったのですが、
読者層を女子だけじゃなく男子にも、
大学生だけでなく中高生にも広げたい!
ということで、東大女子「が贈る」フリーペーパーとして、
私たちの視点から、OGさんの紹介や時事問題を扱う記事、
恋愛系の記事まで、いろんな記事を書いています。

今年10月には、22号が発行予定で、今はその準備をしているところ。
今号では、女子率2割の問題について、
大きく取り上げようとしています。
先日のミーティングでは、
東大生を対象に行ったアンケートの結果分析をしていました。

そこでいろいろ思ったことがあって、
今回noteにまとめてみることにしました。

ネタバレしない程度で笑、書いていきます。

03. 東大女子率の低さは、氷山の一角

どうして、東大には女子が少ないのでしょうか。
順番に考えていくと、
東大に女子が少ない、のは、
東大を受験する女子が少ない、のは、
東大を目指す女子高生が少ない、のは、…
という形で続いていきます。

この先は、いくつか理由があると言われていて、
「女の子はそんなに学歴いらない」
という社会的な考えがあったり、
「女の子は(親などの意向で)地方から上京できない」
という現実があったり。

だから、東大が「女子学生、ぜひ入学してくださいー!」
って宣伝しても、じゃあ目指してみよう、ってなりづらいんです。
現に、東大は女子学生の支援をいくつかしていますし、
女子にたくさん入学してほしいと思っています。

(こういった女子支援が逆差別だという批判もあり、
それに関してもいろいろ議論はできますが、
内容が盛り盛りになってしまうので今回は割愛します。)

東大の女子率が低いのは、数ある社会問題の氷山の一角にすぎなくて、
その背景にはもっと大きな問題があるわけなんです。

結婚して、子供を産んだら、仕事が続けられなくなる女性がいること。
国会に、女性議員が少ないこと。
管理職に就く女性が少ないこと。
男性の育休取得率が低いこと。

あげだしたらキリがありません。

でも、だからといって、ここで声をあげないのもおかしい。
でも、声をあげても背景が大きすぎて効果がない…

鶏が先か、卵が先か、、、、。

こんなジレンマに陥ってしまいます。

04. 手段はいろいろある。目標は…

こういった、大きな問題を解決の方向に向かわせるには、
いろんな要素が歯車となって、噛み合って、
同じ目標に向かって回っていかないといけないと思います。

その歯車となる手段は、たくさんあります。
biscUiTで女子率に関する記事を書くこともその一つです。

ですが、これが手段にすぎないということは
忘れてはいけないと思います。

最終的には、誰もが生きづらさを感じることなく
生きられる社会を作っていくことを、
皆が目指していくべきだと思うんです。

その目標を共有できたとき、いろんな歯車が噛み合ってきて、
社会の流れも変わっていくと思います。

だから、私はbiscUiTの活動に意義を感じていますし、
活動を続けていきたいと思います。

05. マイノリティは「東大女子」だけじゃない

今まで、「東大女子」のことを取り上げてきましたが、
マイノリティになるのは東大女子だけではありません。

そして、生きづらさを感じているマイノリティの人々が、
たくさんいるのが現実です。

そんな人々の生きづらさを少しでも解消できる手段は、
きっとたくさんあるはず。
多くの人がそれに意識を持って、
自分ができることに少しずつ取り組んで、歯車を動かしていけばきっと、
大きな流れを作っていけると思います。

だから私は、そういうことに対するアンテナを、
しっかり立てていられる人間でありたいです。

06. 必ず居場所はある

ここで一つ、声を上げるとするならば、
誰しもマイノリティになってしまう可能性あるわけだけど、
その人にとって、マイノリティになる場が全てじゃないということ。
必ず、居場所はあるということ。

また東大の話になってしまいますが、
私の身近な例なのでいうと、
私のクラスには女子が3人しかいません。

私の場合、彼女たちと仲良くできたので
そこに過ごしづらさはあまり感じませんでしたが、
性格が合わなくて、うまくやっていけなかったら…
と思うとゾッとします。

また、実際それに苦しんでいる人もいるようなんです。

マイノリティで、かつ、孤立してしまうと、
情報が入ってきにくくなります。
すると、さらに孤立していってしまう。

もしそこに、「女子がたくさんいるサークルあるよ」とか、
「ここのバイト先、雰囲気いいみたいだよ」とか
声をかけられる人が一人でもいたら。

その人は別の場所に、自分の居場所を見つけられるかもしれません。

最終的には、東大がもっと多様な人たちが集まる空間になって、
マイノリティでも過ごしやすい場になってほしいのですが、
今、クラスに女子が少なくて過ごしにくかったら、
女子がたくさんいるサークルを探してみたり、
大学外のコミュニティを見つけてみてほしいです。

それができたら苦労しないよという声も聞こえてきそうですが、
biscUiTはそんな東大女子の居場所になりうると思います。
だから、biscUiTの発信を、もっと多くの人に届けたいです。

東大を目指すことを、
女子が少ないから…といって諦めないでほしいなって思います。
biscUiTみたいな存在があるし、
biscUiT以外にも、東大にはステキな女の子たちがたくさんいます!

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最後はなんだか宣伝みたいになってしまいました。
が、活動を多くの人に知ってもらいたいです。

男性の方も、東大生じゃなくても…!

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と、いうことで、今回はこんなところで。
おやすみなさい!

めい

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