わたしが写真集『瑠璃の風』を制作した理由

わたしは今年4月に写真集『瑠璃の風』を制作・出版しました。ここではその経緯や理由をお話したいと思います。

なぜ写真集を出したのか

その理由は、「私がアイドルでも芸能人でもないから」です。

「写真集=芸能人が出すもの、限られた人だけに認められた特権」のようなイメージがあると思います。私はそれを打ち破りたかった。既存のイメージをぶっ壊す、新しい写真集を作りたかったのです。

私はセブに行き、現地の方が男女問わずSNSに自撮りをあげて褒め合っている文化を目の当たりにし、衝撃を受けました。日本だと、「あの子自撮りアップしてるよ…」「自分のことかわいい/かっこいいと思ってるのかな?」など、否定的な反応が多いように感じます。

けれど実際、大部分の人は自分の写真を撮ってもらえると嬉しいし、褒めてもらえるとさらに嬉しい。

そこでアイドルでも芸能人でもない私が写真集を出すことで、この写真集やこの取り組みを知った誰かが一歩を踏み出すきっかけになればいい。そんな意味を込めてこの写真集を作りました。

なぜ1000部という販売目標設定をしたのか

わたしは『瑠璃の風』の目標販売冊数を1000部と掲げました。この数字はわたしにとってかなり高いハードルです。けれど「『常に周りの目を気にして生きねばならない社会』へのアンチテーゼとして、写真集を作った」という事実では、それは単なる事実に過ぎません。

この『瑠璃の風』が作品として評価された、誰にでも分かりやすい基準は「『瑠璃の風』が何冊売れたか」という数字だと考えます。この写真集が1000冊売れるということは私たちの想いに賛同してくれたり、魅力を感じてくれた方が紛れもなく1000人いるということ。芸能人でもアイドルでもない一般人の写真集が1000冊も売れるとなると、社会に対してインパクトを与えられると考えました。

なぜこの価格設定なのか

『瑠璃の風』は4000円(+税)と市場に出ている写真集と比べても決して安い値段ではありません。それはこの価格に込めたストーリーとクオリティーで満足させる、という自負があるからです。
また、あえて高めに設定することでわたし自身が背負うリスクを軽減し、保護するという目的もあります。
そして売上から出版費を引いたお金は、購入者の方に直接お渡しするための交通費に充てています。2019年5月14日現在、大阪から東京・名古屋・金沢の購入者の方の元にお届けしました。(実は交通費が赤字なので黒字にしたい…!笑)

お読みいただきありがとうございました。
ここまで綴ってきましたが、この写真集が出来たのは言うまでもなく撮影費を支援してくださった方、写真集を作る過程を応援してくださった方、購入してくださった方々、そしてカメラマンのえんどぅのおかけです。ほんとうにありがとうございます。謹んで御礼申し上げます。
写真集はこちらよりご覧頂けます。ぜひ覗いてみてください♩¨̮

みちるん

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

いっぱい本読みたい!!です!!!