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2023年PMP®の試験対策

上司に取りなさいと言われ続けているにも関わらず、ダラダラと3年が経ちました。最終的に半年間ぐらい勉強し、1回目の受験で合格しました。
受験結果は以下のとおり、People/Process/Business Environmentの3分野中、Process/Business EnvironmentでAbove Target。
色々教材も買ったりしましたが、最終的にこれだけでよいのでは?と思う教材や注意点を振り返ります。

2023年1月受験 PMP試験結果

スケジュール

実際の受験スケジュールを振り返ってみました。私はPMIや受験会場とのトラブルが様々発生したので、併せて記載しておきます。同様のトラブルがあったときは、こんなこともあるんだなーと参考にしていただけると幸いです。

PMI登録と受験申込

PMBOKを監修したりPMPを認証したりするPMI(非営利会員組織)に登録し、受験申込をします。35時間の公式研修(Professional Education)情報や、PM実務経験(Experience)を英語で登録する必要があるので、少し大変です。こちらに関しては、ググると英語のテンプレートが公開されているブログなどがあるので活用しましょう。

なお、英語のテンプレートに関してはコピペOKと書かれているものもありますが、調査対象になるとその対応が大変になるかと思い、結構変えました。

PUDを稼ぐためにUdemyのPMI認定コースを活用しました。私は以下の“PMP Exam Prep Seminar - Complete Exam Coverage with 35 PDUs”というのを選びましたが、もう一つコースがあるみたいです。内容としては、動画を流し見しただけで、特に勉強したと言えれるレベルではありませんでした…。しかし、PMI認定の研修コースだとPMIからの調査確認対象(英語で電話とかかかってくるという噂。ほんとか?)になりにくいようなので、こちらを選択。セール時には1,500~2,000円ぐらいで購入できるのでお得です。

受験料支払いと受験予約

受験申込をした後振込のメールが送られてきて受験予約ができるはずなのですが、なぜか受験予約画面へ遷移できず。担当者へ問い合わせ(英語)、マニュアル対応で予約できるようにしてもらいました。

何かおかしいな?と思ったら5~6万近い金額をぼったくられる可能性があるので、早めに確認することをお勧めします。

なお、受験日1カ月前に更なる事件が起こります。なんと、試験会場の都合でテスト予定がキャンセルされるという事態発生。仕事やプライベートの予定で、所定の期間内(確か1カ月以内ぐらいだったような…)に再度予約できる予定がなく、しかも予約できそうな日程だと受験資格のある期間を過ぎてしまうという状況。ドキドキしながら事情をヘルプデスクへ伝えました。

すると、担当者の方が気をきかせてなんと4カ月先まで受験資格期限を延ばしてくれたのです!(感謝しかない)ということで、無事2023年1月に受験することになりました。

受験勉強

ここからは、どんな受験勉強法が効果的だったかという話をします。基本的には、①模試受験→(①の復習)→②練習問題を解く→③模試受験→(③の復習)がよいとされているようです。

ちなみに私はこの動画を受験1週間前に見たため、かなり急いで③模擬試験→復習をしたことで命拾いしました。ちなみに、①はやっとけばよかったと思います。

ウォーターフォール/アジャイルの出題比率

私が数年間ダラダラとしていた間、PMP試験が2021年1月2日に改訂されていたらしく、以前の出題形式から大幅に変更が入っています。その中でも重要なのがウォーターフォール型とアジャイル型の問題の出題比率。先ほどのYoutuberの方のチャンネルで、PMP合格者に出題比率をインタビューしている動画がいくつかあるのですが、受験時期によって比率が変わってくるようです。私が受験した2023年1月はウォーターフォール:アジャイル=5:5ぐらいの感覚でした。

そんな事情をふまえて、おすすめの勉強パターンをご紹介します。

あなたにおすすめの勉強パターン

PMPを受けてみて、受験者のバックグラウンドによって勉強の仕方が変わってくるのかなと思うところが多かったので備忘として記載します。
ポイントは、ウォーターフォール型開発に慣れているか、アジャイル型開発に慣れているかという点です。私はどちらも半々ぐらいの経験だったので、どっちも勉強しましたが、まったくの未経験という訳ではなかったので開発現場でのシチュエーションはイメージしやすかったです。一方で、現場感覚とは異なるPMP特有の回答パターンもあるので、経験があるといって全く勉強しないのは危険だなという感じました。

注力すべき学習分野の順番

お勧めの教材

オンライン形式の問題集で、回答も詳しく書かれています。ウォーターフォール型・アジャイル型両方に関する問題が含まれており、電車の中での学習がメインの私にとっては持ち運び不要な心強い教材でした。基礎編・合格編、それぞれ月額 550円 (税抜き 500円)のサブスクリプションなので、基礎編2カ月、合格編2カ月で計2,000円ちょっとのリーズナブルさです。

プチまなの問題はインテュイット合同会社というところが作成しているそうなのですが、同じ会社が出している模擬試験もよかったです。プチまなよりもアジャイル型が中心に出ているような気もしたのですが、あまりにも解けない問題がアジャイルに偏っていただけかもしれません。
インテュイットさんも、時期によって配分変えたりしている可能性もありですので、一度受けてみてください。

受験料:9,860円(消費税込み価格 10,846円)と記載されていますが、30%割引チケットが配布されています。私も割引チケットで受けたので、約7,000円程度で受験することができました。

なお、こちらの模擬試験は受験後に試験結果の分析シートももらえます。ECOと呼ばれる出題範囲に沿って分析結果が見れますので、その分析結果を参考に学習戦略を練り直すのも効果的かと思います。

最後に

今回は長い間塩漬けにしていたPMPの受験体験記を記録しました。あまり好きではない分野の勉強だったので、かなりの忍耐力が養われたと思います。長き戦いの思い出として、ここに記録させていただきます。

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