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風で揺らめく光を導く、音の魔術師

いま個人的に“頑張らないといけない期間”に入っているものの、このnoteを書き終えないと次に進めないような気がしているので書かせてください。

タイトルを読んで「!」ときた方、直接握手したいくらいの気持ちです。
…そう、何を隠そう我らがSlow Rabbitにむ(ここではスロラビニムと表記しますね)についての記事になります。以前GBGBのWeverse magazineでスロラビニムがとぅばちゃんたちについて語ってくださったときに衝撃を受け、そのmagazineを元にnoteを投稿しました。
それがこちら。

ここでも書いているのですが、スロラビニムは5人それぞれの声の特性や力量を掴みながら、楽曲や歌割り・コーラスを作り上げてくれている印象でした。ただそれだけでなく、彼らの可能性を信じて技術面での課題も与え、より良い楽曲にしようと高みを目指す姿勢、彼らから提案される表現を受け入れてブラッシュアップする演出家のような人だと感じていました。



ではスロラビニムってどんな人なんだろう…?
そんな風に思った私は考えました。


Wikipediaみたいなの無いかな…?



…無かったんですよ……
悔しすぎたのでNAVERで調べました(韓国語未履修、頑張ったほんと)そしたら私みたいにスロラビニムを拗らせたオタクさん(その人はARMY)が似たように拗らせ記事投稿していたのでそこから情報を得ました。簡単に紹介。


(顔わからんて…)
(ただBEOMGYU載せたかっただけ)

本名:권도형(クォン ドヒョン)さん
生年月日:1988年6月8日(1991年説もある)(だから本当かどうかはわからない)(おい)
年齢とバンタン先輩たちとの関係性から考察すると、大学入学前もしくは在学中に兵役を終え、大学卒業と同時にBighitに入社したような感じする…

その記事を投稿していた拗らせARMYさん(勝手に命名)「これ名曲!と思って作曲家を確認すると、いつもスローラビットだったので驚きました」と語っておられました…まじか、、ってことは、



スロラビニムを知るなら手がけた楽曲をまとめてみると、どんな感性をもった人かわかるかも…???と。

そこからはひたすら調べました…ほんと…
正直なところ、私は興味のあるグループや作品の楽曲をひたすら聴きまくるタイプの人間なのでKPOP自体もとぅばちゃん以外の楽曲って最後まで聴くことはあまりないんです(おいこら)
なのでスロラビニムが他のグループにどのくらい関わっているのか調べるのに試行錯誤…最終的には韓国音楽著作権協会のHPで検索するレベルまで頑張りましたよもう…

ということで、とりあえず一覧表です。

私の努力の結晶…
(韓国音楽著作権協会/英語版Wikipediaの情報から引用)
作詞/作曲main…pink
作詞/作曲共に参加…purple
作詞のみ…yellow green
作曲のみ…light blue

…長くね?
それだけ共に手がけてきた歴史があるんだな、と素直に尊敬。
クレジット順でまとめてみたものの、若干間違っている部分もあると思うので、もし「違うよ!」「これもあるよ!」って部分をお知らせ頂けるのならぜひXのDMまでお願いします…

こうして表にするとわかってくるのが、バンタン先輩たちの楽曲は“作詞作曲どちらか”や“作詞作曲は参加してるけどメインではない”ということが多い。ただ、これに関しては単純にパンPDやピドックPDさんたちが参加していることと、バンタン先輩たちが自分たちで制作しているのもあると思います。
とぅばちゃんたちの楽曲に関しては歴代のタイトル曲はもちろん、作詞作曲どちらも手がけている楽曲も多い印象(メインじゃないのも含めて)。共に歩んできたことが目に見えてわかりますね…ありがたい。

先ほどの一覧表を元にプレイリストも作ってみました。
一覧表は基本的に韓国のALBUMをメインで構成しているのですが、プレイリストには日本語楽曲も一部入れています。
…あと韓国著作権協会のスロラビニムの番号で検索したら出てきた謎の曲も入れときました(なんだそれ)…でも聴くとめちゃくちゃスロラビニムっぽいので聴いてみて欲しいです!!!(違ってたらどうするんだ)

https://open.spotify.com/playlist/0Q3ZaOD67i8zcxCw9VrEJv?si=IdYYU_XrSUWi3phZOtpSJg




…さぁ、いよいよ本題です。
プレイリストを聴き込み(特にとぅばちゃん以外の楽曲)1番最初に感じたこと。それは“美しい旋律に美しい音(声)を乗せるのが上手い”ということ。
基本的にスロラビニムってバンタン先輩の楽曲でも叙情的な楽曲に参加していることが多いような気がしていて。
本人が意識的にそういう楽曲を作っているのか、それとも感覚的に惹かれやすくて作りやすいのかは分からないので何とも言えませんが…楽曲の中の人物?対象のもの?に対して伝えたい“何か”を思考よりも感情の部分で出てくる表現を多めに伝えているような気がします。

特にJIN先輩のsolo曲を聴くともの凄くよくわかる…

Love Yourself 結 ‘Answer’ に収録されている楽曲「Epiphany」
楽曲自体の旋律は本当に必要最低限。楽曲の盛り上げ方も普段からよく聴きなれている感じ。それなのに、JIN先輩の柔らかな音色に合わせて無理に盛り上がりをつけている訳ではなく、自分自身を見つめ直すような感覚になりました。

続いてはこちら

Map of the Soul:7に収録されている「Moon」
先ほどの楽曲と比べると少しテンポも速い楽曲。最初は柔らかだけれど芯のある音色で始まるJIN先輩、最後のChorusに向かうにつれて音圧も強くなる。でも楽曲自体の旋律はほぼ一定。最後の最後で音は増えるものの、JIN先輩の音色を大切にしている印象。

…少し話は脱線しますが、JIN先輩のように高音域が美しい声に惹かれがちなのかな?スロラビニム。だからTAEHYUNの声を色々と使いがちなのかな??そんな風にも思ってます(勝手に)

さ、話は戻り。私の拗らせ仲間(勝手に言うな)の拗らせARMYさんが絶賛していた楽曲は

花樣年華 YOUNG FOREVERに収録されている「Epilogue:Young Forever」
私自身がバンタン先輩たちの楽曲世界観をよく知らないので、上手く語ることはできないのですが…もの凄く幻想的ですよね、この楽曲自体の音色…
Chorusまでほぼ楽曲の旋律が恐ろしいくらい少なくて…これはRAPチームの伝えたい思いを最大限に伝えるための手法だったのかな?と思いつつ「思い切ったなぁ…」と。
Chorusで一気に旋律の音色を出したかと思えば、最後のChorusは音を減らして構成されているのも面白い。歌に自信がないと歌えないやつ…

ちなみに拗らせARMYさんは、この時のスロラビニムの感性の延長線上がとぅばちゃんたちの音楽になっているのでは…?と語っておりました(なんかわかる)。


他にも語りたい楽曲は沢山あるのですが、上記の3曲だけでも感じられるスロラビニムの感性…
これを踏まえて出てきた言葉。それがこの記事のタイトルである“風で揺らめく光を導く、音の魔術師”なんですよね…
それぞれの声質を把握しながら、上手く楽曲に溶け込ませる。アーティストそれぞれの個性で光り輝く音色が粒だったとして…風を受けて離ればなれになりそうな光の粒たち(魔法の元素みたいな感覚かな?)。そんな粒を優しく引き寄せ包み込むことで得られる魔法の相乗効果が、より楽曲の世界観を鮮明にして綺麗な景色を見せてくれているような感覚になりました。(伝わる…?)
とぅばちゃんたちの音色分析でも話したように、スロラビニムも使う魔法属性は古代魔法な気がする…めちゃくちゃ想像力が必要なやつ。

幻想的で叙情的な感性を持ち合わせていたからこそ、とぅばちゃんたちの世界観に合っていたんだな…もの凄く腑に落ちています。いま。
スロラビニムならとぅばちゃんたちの物語を形に出来ると信じてメインPDにしてくれたパンPDにも感謝(実際はどういう意図があったかは分からないし、この考えは勝手な妄想です…悪しからず)



出会うべくして出会ったとぅばちゃんとスロラビニム…
このnoteを書いている間に発売された正規ALBUM「THE NAME CHAPTER : FREEFALL」では、ここにきて初めてタイトル曲にスロラビニムの名前が載っていませんでした。その情報を知った瞬間の私…まぁ、見事に荒れましたよ…えぇ。絶対的な信頼を置いていただけにちょっとした絶望感も感じていました…(仕方ない何故なら拗らせてるから)

結果として新たな楽曲に挑戦し続けるとぅばちゃんたちのスタイルも、楽曲を通して綴られていく物語はしっかりとあったわけで。
今回のALBUMにあるTHANKS TO.のTAEHYUNの文章の中で

これまでが常にアルバムコンセプトを細部的に決め、それに合わせて曲の作業をする順番だったとすると、今回はタイトルをはじめとする数曲がアルバムより先に作られたのでアメリカツアーの期間に録音をしたり、外国のプロデューサーとZOOMで一緒に作業するなど、また別の挑戦だったと思います。

THE NAME CHAPTER : FREEFALL THANKS TO. TAEHYUNより抜粋

とぅばちゃんたちが綴っていく物語は遂に現実へと踏み出したからこそ、同じように新たな試みを取り入れられる絶好のタイミングだったのかな?と解釈しています。スロラビニムが現実的な楽曲を作るのが難しいとかそういう訳ではなく、ただ純粋にとぅばちゃんたち自身が更に成長できる環境を提供し、音楽市場的に見ても欧米の重要性を認識しているからこその選択だったのかな?なんてフワッとした感覚でしかありませんが、そう捉えています。

そして恐らくですが…スロラビニムにとっても今回はひとつの挑戦だったと思っています。
各楽曲のCREDITを細かく見ていくとメイン側で楽曲制作に関わった「BACK FOR MORE」「BLUE SPRING」「Dreamer」だけではなく「Chasing That Feeling」「Deep Down」「물수제비」「Do It Like That」にも何かしらで関わっているんです…CREDIT見て私は泣いたよ(ガチで)
…多分、アルバムの世界観をより明確にするため、細かなディレクションが必要な部分にスロラビニム投入させられた感。海外のPDさんとの兼ね合いとかも担っていたのでは…?と勝手に解釈しています。魔術師は居なくなっちゃだめ。楽曲という魔力の調整って(知らんけど)難しいんだよ。

…ただ正直な気持ちを話すのであれば、やっぱりタイトル曲制作してほしかったな。と…
でもこうして詳しく見ることで、単純に制作に関わらない!という感じではないようなので、私は既に次作のALBUMに期待感を持っています。(そうじゃないとモチベーション保てない)(おいこら)



ここまでかなり語って?きましたが、最後は「公式で見れる?聞ける?スロラビニム」を載せていこうと思います。
これはただ単に私が見返す用…みたいなところもあるので、興味沸いた方はぜひどうぞ!

①スロラビニム嬉し泣き(ピドックPD ig)

これはただの“可愛いでしかない”やつ

②お顔もちゃんと映ってる、とぅばちゃんたちとのRecording Behind

英語字幕を日本語に変えて見てます。途中からRecording Behindになってて、ちゃんとスロラビニム用のカメラもある…なぜ最近のBehindには無いのだろうと考えている…(そしてとぅばちゃんたちの歌唱力がものすごく上がっていることに驚きを隠せなくなる…)

③ADORAさんを応援する先輩スロラビニム

慣れてないスロラビニム…絶対mbtiだとIだと思ってる…

④このRecordingしてるのスロラビニムだよね?って考えながら見るやつ

期待していたのに映らないし声も聴こえないし…けど壁の向こう側にはスロラビニムが居ると信じてやまないので投下。ここら辺からTAEHYUNとは楽曲について語りたくなり始めました(急)

⑤ゼロバイを語る

スロラビニム自身の話も聞けるよ…イヒョン先輩の前で後輩感丸だしなスロラビニム見れるの良いよね…

⑥ルザラバを語る

時系列的にはルザラバの方が後のはずなのに、ゼロバイの時より若返って見えるのは何故…

⑦顔隠さなくてもいいのに…

このBehindからスロラビニムやPDたちとのやりとりを詳しく見れるようになったので裏側大好き人間としては土下座レベルで歓喜。TAEHYUNとスロラビニムのやり取りが良すぎてスロラビニム単体でのヨントンもしくはTAEHYUN交えてのインタビューしたくなったのはこの頃から。(夢は大きく!)

⑧最初から声で出演スロラビニム

TAEHYUNが悩んでるニュアンスをサラッと歌っちゃう我らがスロラビ…そういうところだよ、語りたいの…

⑨スロラビニムと他PDのディレクションの違い

PDによってここまでRecordingの関わり方が違うの面白いな~って見れるやつ。どちらのRecordingも申し分ないから楽しく見れちゃうね?



…とまぁ拗らせ感Maxで書き上げた今回のnoteです。
スロラビニム自身が話をしている様子から感じるのは、とても繊細で、柔らかだけど根底にはしっかりとした意志のある人。そんな印象を受けています。プロだからこそという部分もあると思いますが、妥協は一切許さない感じもひしひし伝わってくる。凄いよとぅばちゃんたちの師匠…
誰よりもとぅばちゃんたちの成長を楽曲制作という場面で支えてくれている人。成長を見守るだけじゃなくて、ちゃんとその先も見つめてくれている人でもあるな、と。だからこそ、様々なジャンルの楽曲に挑戦して昇華できた経験を元に、新たなジャンルでも果敢に挑戦できるスキルを養えているんだと思います。

叶うならいつかはスロラビニムとヨントン(もしくはTAEHYUN or マンネズと一緒に朝まで生テレビ?だっけ?そういうの)(よくわかってない)してみたいな…
とぅばちゃん結成前からの話も含め、彼らそれぞれの声について聞いてみたいし、これからの展望とかも聞きたい。
質問は随時受付中です!

こんな長々と語りましたが、1番言いたいこと。

“とぅばちゃんたちの次作が楽しみです”(スロラビニム参加必須)


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